2024.02.14 M&A業界事情

M&A仲介の営業担当者はなぜモラル崩壊するのか?2,000万円着服事件と高インセンティブ構造を解剖する売り手向け見極めガイド

M&A仲介の営業担当者を取り巻くモラルリスクとは、(1)案件発掘ノルマ起点のテレアポ営業のストレス、(2)業界平均15〜20%を上回るインセンティブ率による成約至上主義化、(3)入社時の年収訴求と実態のギャップ、(4)体面営業中心ゆえの出張経費悪用、の4要素が複合的に作用する構造的問題です。担当者個人ではなく報酬制度と案件獲得モデルの設計が、売り手・買い手のリスクを増幅させます。

【この記事の結論】業種特化型M&A仲介で約2,000万円の旅費交通費着服事件が発覚しました。背景にあるのは大量採用×高インセンティブ提示と入社後実態のギャップ、迷惑電話ノルマのストレスです。M&A仲介選びは年収訴求型より教育・倫理体制重視で。被害時はM&A支援機関協会が運営するM&A支援機関登録事務局へ通報してください。株式会社日本財務戦略センター 代表取締役の五十嵐悠一が、売り手が担当者を見極める実務観点を整理します。

📊 関連検証記事高インセンティブ構造の数字的裏付け——有報・IRから検証(営業のモラル崩壊メカニズムの根拠)

M&A仲介の営業担当者にモラルリスクが集中するのはなぜか?

業種特化型のM&A仲介を行う上場企業から、社員を懲戒解雇した旨のIRが発表されました。同社の開示資料によると、コンサルティング事業部所属の元従業員3名が在職時に不正な旅費交通費の申請を行い、総額約2,000万円を着服していたとされます。社内規程に反する不適切な旅費交通費の申請を行っていた他の従業員も、調査の過程で複数判明しました。

体面営業が主流の業界(会社売却の話をオンラインで進めることに抵抗を持つ経営者は依然として多い)のため、営業活動と出張は密接に結び付きます。出張経費の申請プロセスがブラックボックス化しやすく、不正の温床になりやすい構造的特性は、売り手・買い手にとっても無視できないリスク要因です。

M&A仲介の営業担当者は具体的にどんな働き方をしているのか?

M&A仲介社員の業務は、売上計上までの工程に分解できます。

  1. 案件の発掘(ソーシング)税理士経由の紹介、DM、テレアポ電話
  2. 売り手とのアドバイザリー契約締結中小M&Aガイドライン第3版注意喚起されているテール条項の説明はこの段階
  3. インフォメーションメモランダム(IM)等の資料作成:分業化された会社では理解の浅い資料が出てくる場合あり
  4. 買い手探索:ニーズ寄せ済みの会社もあるが、一から電話・メールでアプローチするケース多数
  5. 面談実施:条件すり合わせ、相性確認
  6. 基本合意:初期条件で進行合意
  7. 買収監査(デューデリジェンス(DD)):感情的になって決裂しやすい局面
  8. 最終契約:最終契約日に来なくなる売り手もおり、気が抜けない
  9. 請求書発行・売上入金確認:契約締結だけでなく入金まで完遂

この9工程を見ると、すべては「①案件発掘」が起点となっていることが分かります。日本M&Aセンターのように税理士・銀行紹介がスムーズな会社は、最大ハードルである①の負荷が低く、案件にタッチしやすい構造を持っています。一方で、売り手側からは「税理士・銀行が何でも日本M&Aセンターに誘導する」と感じる層もおり、相談先の多様化を求める動きも出ています。

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紹介ルートを持たない仲介会社は何で食べているのか?

紹介ルートを持たない仲介会社の主戦場は、ひたすらの電話営業です。DM費用は上昇傾向にあり、最近は「手書き風」をロボットが代筆するサービスも登場し、1通数百円が相場となっています。大量に営業マンを抱える会社ではDM予算にも限度があり、固定費の観点から「空き時間は電話を掛けろ」が当然の指示となります。こうして案件が取れるまで迷惑電話が量産される構造が生まれます。

電話を受ける側は迷惑以外の何物でもありませんが、電話をする側もほぼ迷惑電話と理解しているため、ストレスが蓄積していきます。「出張に行けば電話をしなくていい」という心理から、逃避的に出張を入れるパターンも考えられます。とはいえ刹那的な現実逃避ではなく、一人当たり数百万円規模の組織的着服が起きている事実は、別の構造的要因の存在を示唆します。

M&A仲介の高年収モデルは本当に持続可能なのか?

M&A仲介業界は、上場各社の平均年収が1,000万円台〜3,000万円台と、非常に高いイメージで語られます。大量採用を進める会社では、インセンティブによる高年収を採用訴求軸としているケースもあります。

ただし入社後、想定通りの年収水準に届かない可能性もあります。事前説明と入社後実態の乖離は、被害者意識を生み、モラルハザードの引き金となります。たとえば前掲の業種特化型仲介会社のケースでは、同社のインタビューで「入社後1年経過したM&Aアドバイザーの平均年収は1,300万円程度」と説明される一方、別の採用資料では入社時500〜800万円、年収事例として1年目560万円・2年目950万円・3年目1,330万円と記載されており、2年目と3年目を平均しても1,300万円には届きにくい数値となっています。

さらに同社のIR資料から逆算すると、M&A売上高17.7億円に対し営業マン49名(うち前年39名)であることから、約40名×1,300万円+560万円×10名で約5.8億円が人件費と推計されます。これは売上の30%超に相当し、業界平均(15〜20%)と比較しても高水準のインセンティブ率となります。同業他社の公開情報や中小M&Aガイドラインで示される業界の一般的な収益構造と照らしても、人件費率の水準感には議論の余地があります。

同業他社の手数料水準はどうなっているのか?

株式会社日本財務戦略センターと連携しているクレジオ・パートナーズがまとめたM&A仲介手数料の比較資料(2024年5月時点の公開情報ベース、許可を得て引用)によれば、前掲の業種特化型仲介会社の手数料は、最低手数料100万円と安価な一方、レーマン方式の料率は他社が5%から開始するところを10%から開始するなど、料率カーブが大きい構造です。単純にどちらが高いか安いかは比較できませんが、小規模案件で扱いやすい手数料体系といえます。

裏を返せば、大手と同等の規模感に到達するには小規模案件を大量にこなす必要があり、その業務負荷が採用した担当者になじむかは別の論点です。単価の低い(インセンティブ額も低い)案件を量産する負荷を嫌い、経費でちょろまかすインセンティブが働く可能性は、組織設計上の死角として認識すべきでしょう。

売り手はM&A仲介の営業担当者をどう見極めればよいか?

売り手が営業担当者を見極める実務的なチェックポイントを整理します。

株式会社日本財務戦略センターでは、たとえば「来月で資金ショートする」会社の救済先面談を1週間でアレンジしたり、「3か月後に資金ショートする」会社の案件を60日で譲渡した実績があります。担当者を見極める際は、こうした逆境対応の実体験を質問することで、自社が売り手になったときにどこまで対応してくれるかの見当を付ける材料となります。

中小企業庁M&A支援機関登録事務局の追加対応とは?

2024年4月8日、中小企業庁が所管するM&A支援機関協会が運営するM&A支援機関登録事務局から、登録M&A仲介会社各社へ迷惑営業の注意喚起が一斉通達されました。同事務局は、契約締結を断った相手への営業継続が多数報告されているとし、営業に係る情報提供が寄せられた場合には登録M&A支援機関へ通知・注意喚起を行うことを明示。組織的に許容されていると疑われる場合には追加的対応を検討するとしています。

迷惑コールに頼った会社は当局からの排除リスク(信用低下、補助金対象外化)を抱えることとなり、人を抱えて固定費が高い会社ほど経営に影響が出る構造です。逆に税理士などとの紹介ルートを持つ日本M&Aセンター等にとっては、相対的に追い風となります。営業電話を迷惑に感じている方は、上記事務局の情報提供窓口に相談する選択肢があります。

※M&A実務の判断弁護士・税理士など各分野の専門家にご確認ください。日本財務戦略センター(JFSC)ではM&Aセカンドオピニオン無料相談を承っております

よくあるご質問

M&A仲介の営業担当者にモラル違反が起こりやすい構造的要因は何ですか?

案件発掘ノルマを起点としたテレアポ営業のストレス、業界平均15〜20%を上回るインセンティブ率、入社時の年収訴求と実態とのギャップ、体面営業中心で出張経費が悪用されやすい点が複合的に作用します。担当者個人ではなく報酬制度と案件獲得モデルの設計が背景です。

売り手が信頼できるM&A仲介担当者を見極めるには何を聞けばよいですか?

会社のインセンティブ率(年収体系)、Googleや社員口コミサイトの評価、担当者個人の修羅場対応経験の3点を確認してください。特に資金ショート目前の救済案件など、難易度の高い実務経験を聞くと担当者の力量が見えやすくなります。

迷惑営業を受けた場合、どこに通報できますか?

中小企業庁が所管するM&A支援機関協会が運営する「M&A支援機関登録事務局」に情報提供窓口があります。2024年4月以降は寄せられた情報を基に登録M&A支援機関への通知・注意喚起、組織的許容が疑われる場合の追加対応も実施されます。

関連:M&A仲介コンサルタントの「年収2,000万超」と「高い手数料」——有報・IRデータで2つの疑惑を検証する

【付録】M&A 支援機関協会 正会員一覧と苦情・通報窓口(2026年5月13日現在|クリックで展開)

本付録は、M&A 業界の自主規制機関である M&A 支援機関協会(旧 M&A 仲介協会)の正会員 231 社、および苦情・通報窓口の一覧です。
出典:M&A 支援機関協会公式サイト(2026年5月13日現在)。

特定事業者リスト閲覧資格保有 118 社

業界の自浄作用に積極参加し、不適切な譲り受け側事業者情報を協会内で共有する「特定事業者リスト」の閲覧資格を持つ M&A 支援機関協会 会員 118 社です(弊社・株式会社日本財務戦略センターも本リストに含まれます)。

ABNアドバイザーズ株式会社AIdeaM&AAdvisory株式会社Byside株式会社CTF株式会社
DANコンサルティング株式会社Enimprovement栄合同会社LINK株式会社M&ALead株式会社
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社M&Aロイヤルアドバイザリー株式会社NBR合同会社NKGRコンサルティング株式会社
NOBUNAGAサクセション株式会社S&G株式会社SBI辻・本郷M&A株式会社TSUNAGU株式会社
あがたグローバルコンサルティング株式会社かえでファイナンシャルアドバイザリー株式会社かがやきM&A株式会社ひまわりパートナーズ株式会社
みさわ財産コンサルティング株式会社みつきコンサルティング株式会社みらいアーク株式会社アイアールアイM&Aコンサルティング株式会社
アカツキパートナーズ株式会社アクタスコンサルティング株式会社インクグロウ株式会社インテグループ株式会社
エムレイス株式会社オリックス株式会社クレジオ・パートナーズ株式会社グローウィン・パートナーズ株式会社
グローバリューパートナーズ株式会社ジャパンM&Aソリューション株式会社セレンディップ・フィナンシャルサービス株式会社ビジネスサクセション株式会社
ビズキューブ・コンサルティング株式会社ファイブ・アンド・ミライアソシエイツ株式会社ブティックス株式会社ブルーバード合同会社
三菱地所リアルエステートサービス株式会社中之島キャピタル株式会社九州M&Aアドバイザーズ株式会社合同会社アジュール総合研究所
名南M&A株式会社有限会社インレット有限会社長野県M&Aセンター株式会社ACN経営研究所
株式会社AGSコンサルティング株式会社CBヘルスケア株式会社CCイノベーション株式会社CINCCapital
株式会社LifeHack株式会社M&AProperties株式会社M&Aエグゼクティブパートナーズ株式会社M&Aクラウド
株式会社M&Aグローバルキャピタル株式会社M&Aコンサルティング株式会社M&Aフォース株式会社M&Aプライムグループ
株式会社M&Aベストパートナーズ株式会社M&A会計ファイナンス株式会社M&A承継機構株式会社M&A総合研究所
株式会社MJSM&Aパートナーズ株式会社NEWOLDCAPITAL株式会社OAGコンサルティング株式会社SECURITYBRIDGE
株式会社Ssimaキャピタル株式会社TBC株式会社WealthLead株式会社fundbook
株式会社さかい経営センター株式会社たすきコンサルティング株式会社みどり未来パートナーズ株式会社みらい共創アドバイザリー
株式会社アシブネ株式会社ウィット株式会社ウィルゲート株式会社エグゼブリッジ
株式会社オンデック株式会社サスガキャピタルパートナー株式会社シードアドバイザリー株式会社ストライク
株式会社スリーエスコンサルティング株式会社ネクストM&Aパートナーズ株式会社ハレバレ株式会社バトンズ
株式会社ヒルストン株式会社フォーバル株式会社プレックス株式会社マネジメント・スタッフ
株式会社メディカル・アドバイザーズ株式会社ユニコン株式会社ユーザーサービス株式会社レコフ
株式会社三井住友銀行株式会社三菱UFJ銀行株式会社事業承継パートナーズ株式会社事業承継通信社
株式会社佐賀銀行株式会社倉富佐原M&A事務所株式会社北海道総合経営研究所株式会社大垣共立銀行
株式会社日光コンサルティング株式会社日本M&Aセンター株式会社日本提携支援株式会社日本経営
株式会社日本財務戦略センター株式会社日税経営情報センター株式会社矢橋コンサルティング株式会社経営承継支援
株式会社船井総研あがたFAS株式会社諸井会計株式会社青山財産ネットワークス株式会社HCフィナンシャル・アドバイザー
瀬戸内FAS株式会社総合メディカル株式会社

M&A 支援機関協会 正会員 113 社

正会員として M&A 支援機関協会に加盟する 113 社です。

AggregatorJapan株式会社FrontierM&APartners株式会社Kingsmancapitalpartners株式会社RSM汐留パートナーズ株式会社
あおもり創生パートナーズ株式会社いわぎんリサーチ&コンサルティング株式会社さくら経営支援株式会社しんせい事業承継株式会社
まごころM&Aパートナーズ株式会社アアクスグループ株式会社エリアコンサルティング株式会社アドバンスト・ビジネス・ダイレクションズ株式会社
アナタの財務部長合同会社ウーファ合同会社エヌ・シー・アドバイザリー合同会社エベレディア株式会社
クレアスト株式会社シンプルフォーム株式会社タツノコ資産形成株式会社ニューアイランド株式会社
バリューフォース合同会社ビズリンク・アドバイザリー株式会社フジマキ・マネジメントサポート株式会社丈安株式会社
三井住友海上火災保険株式会社不動産M&Aパートナーズ株式会社合同会社ACE合同会社FPCAccounting
合同会社SGコンサルティング合同会社はやせ合同会社アシストプラス大光キャピタル&コンサルティング株式会社
山田事業承継・M&A株式会社有限会社マリーンビジネスサポート有限会社後藤会計事務所東京海上日動火災保険株式会社
東急リバブル株式会社株式会社BOOTHSwin株式会社DEPS株式会社EMA
株式会社ESPERANZA株式会社GAINC株式会社GH株式会社INTRANCE
株式会社ISTコンサルティング株式会社LeapalTechnologies株式会社M&ACrosstie株式会社M&Aクオリティ
株式会社M&Aディレクションズ株式会社M&Aパートナーズ株式会社MAS株式会社NSSマネジメントサービス
株式会社PMGMAPartners株式会社TKC株式会社TSKプランニング株式会社VentureForward
株式会社YMFGグロースパートナーズ株式会社おかやま創研コンサルティング株式会社おきぎんサクセスパートナーズ株式会社おきなわアセットブリッジ
株式会社さくら優和コンサルタント株式会社さくら総合M&Aセンター株式会社せいのFP事務所株式会社みどり財産コンサルタンツ
株式会社ウナ株式会社エムステージマネジメントソリューションズ株式会社エンマンサポート株式会社ジーケーパートナーズ
株式会社ステラ株式会社タス株式会社タスクフォース株式会社トマック
株式会社トレスボ株式会社ノジマ株式会社ビズハブ株式会社フォーナレッジ
株式会社プレアス株式会社マイナビM&A株式会社ミッドランド経営株式会社ライトライト
株式会社リガーレ株式会社レコフデータ株式会社三十三銀行株式会社三友システムアプレイザル
株式会社三菱UFJ銀行株式会社企業経営支援機構株式会社企業評価総合研究所株式会社北日本銀行
株式会社南日本銀行株式会社大澤都市開発株式会社山田エスクロー信託株式会社岡山M&Aセンター
株式会社常陽銀行株式会社新潟事業承継パートナー株式会社日本PMIコンサルティング株式会社日本投資ファンド
株式会社日本資産総研株式会社朝日信託株式会社未来を創る株式会社東京アライアンスアドバイザリー
株式会社沖縄銀行株式会社社長の専門学校株式会社総研コンサル株式会社肥後銀行
株式会社青山財産ネットワークス金沢株式会社鹿児島銀行株式会社Amvision株式会社SECURITYBRIDGE
横浜経営企画サービス株式会社見える化株式会社阿波銀コンサルティング株式会社DatasiteJapan合同会社
NKGRコンサルティング株式会社

営業電話・契約等で困った場合の相談窓口

※本リストは 2026年5月13日現在の情報です。最新は M&A 支援機関協会 会員一覧 および 特定事業者リスト をご参照ください。

公開日: 2024年2月14日 / 最終更新日: 2026年5月22日
五十嵐 悠一

執筆者

五十嵐 悠一(いがらし ゆういち)

株式会社日本財務戦略センター 代表取締役

京都大学経済学部経営学科卒業。株式会社損害保険ジャパン本店営業部、東証上場M&A仲介会社を経て、2020年5月に日本財務戦略センターを設立。中小企業のM&A仲介・事業承継支援を専門とし、医療・介護・食品製造・流通卸・機械製造分野の成約実績を持つ。

資格:プロフェッショナルCFO(日本CFO協会)/M&Aエキスパート(金融業務2級 事業承継・M&Aコース)

公的登録:中小企業庁 M&A支援機関 登録事業者/一般社団法人 M&A支援機関協会 正会員

メディア登壇:株式会社サイゾー Business Journal ウェブセミナー講師「【売り手向け】M&Aを成功させるための具体的な行動・プロセス・知識」(2022年6月)[公式告知]

専門家コラム寄稿:BATONZ(国内最大級M&A プラットフォーム)に M&A・事業承継 74本(2021年〜継続)[コラム一覧]

|LinkedIn|X (@jfsc2020)|BATONZ

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の案件における法務・税務・会計判断を提供するものではありません。法務・税務・会計の個別判断は、弁護士・税理士・公認会計士等の専門家にご相談ください。M&Aのスキーム設計・タイミング・買い手探し等のアドバイザリーは、株式会社日本財務戦略センターにご相談ください。記載内容は公開時点の情報に基づき、法令改正や市場変動により最新の状況と異なる場合があります。

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よくあるご質問(FAQ)

この章のポイント
日本財務戦略センターへのご相談に関する共通の10問と、本記事に関する0問の計10問。
共通Q1. 日本財務戦略センターはどのような会社ですか?
A. 株式会社日本財務戦略センター(JFSC)は、中小企業オーナーの M&A・事業承継を「自分事として最後まで完結する」ためのご相談先です。仲介の独断ではなく、売り手の判断材料を整える立場を貫いています。会社概要もご覧ください。
共通Q2. 相談したら、必ず M&A しなければいけませんか?
A. いいえ、ご相談のみで結構です。相談後に「今回は見送ります」と判断いただいても問題ありません。M&A 以外の選択肢(廃業・親族承継・事業再生)も含めてご一緒に整理します。まずは無料相談からお気軽にどうぞ。
共通Q3. 相談料・着手金は発生しますか?
A. 初回相談・簡易査定・進行中の段階まで、すべて無料です。日本財務戦略センターは完全成功報酬制を採用しており、M&A 成約時のみご報酬が発生します。着手金・中間金・月額顧問料は一切いただきません。なお、案件特性により外部専門家への依頼や登記等の実費(例:司法書士の登記費用、外部監査法人による資産査定、譲受企業側からの弁護士・公認会計士による DD 費用 等)が発生する場合は、必ず事前にご相談・ご同意のうえ進めますので、不意の費用負担は生じません。詳細は弊社の報酬体系をご確認ください。
共通Q4. 一般的な M&A 仲介会社と、どこが違いますか?利益相反はどう開示されますか?
A. M&A 仲介は売主・買主の双方から報酬を得る「両手仲介」が業界慣行で、構造的な利益相反のリスクがあります。そのうえで、業界には「誘い込む仲介」と「公開する仲介」の二類型があると当社は考えています。日本財務戦略センターは後者の立場で、契約締結時に重要事項説明書を交付し、両手仲介の構造を含めて文書でご説明したうえで、売り手の判断材料となる情報を整え、買い手の都合で交渉を急がせない姿勢を貫きます。これは経済産業省・中小企業庁中小 M&A ガイドライン第 3 版・2024 年 8 月改訂、手数料算定基準の開示・買い手信用調査等を留意事項として明示)に則った対応です。二類型化の根拠は弊社独自の業界 20 社研究レポート、構造論の詳細は仲介契約 vs FA 契約の構造分析もご参照ください。
共通Q5. どれくらいの規模から相談できますか?
A. 年商数千万円規模の小規模事業から、数億円規模まで対応します。業界の多くの仲介会社では最低手数料を 2,000 万円以上に設定している傾向で、各社の最低手数料は中小企業庁M&A 支援機関登録制度・登録情報で確認いただけます。日本財務戦略センターの最低手数料は 700 万円で、小規模案件もお引き受けしています。具体的な報酬構造は弊社の報酬体系をご確認ください。
共通Q6. 税金・法律のことを詳しく教えてもらえますか?
A. 税務・法務は税理士法・弁護士法により、具体的な提案は弁護士・税理士等の専門家のみが行えます。当社は業界慣行の一般論をご説明した上で、顧問の先生方にご確認いただく形でご案内します。必要に応じて専門家ネットワークのご紹介も無料で行っています。
共通Q7. 家族や従業員に知られたくないのですが、可能ですか?
A. ご相談段階から NDA(秘密保持契約)を締結し、徹底管理します。社名を公開せずに買い手候補へ打診する「ノンネーム打診」の進め方も可能です。守秘義務体制については情報管理ポリシーでご確認いただけます。
共通Q8. 成約までどれくらいの期間がかかりますか?
A. 標準的には 3〜6 ヶ月程度を目安としてお考えください。買い手候補と事前に綿密な調整を行い、売主オーナー様のペースで進行します。スピード優先で売主の利益を損なう進め方は致しませんが、売主オーナー様のご事情・ご要望に応じて、最短 60 日での成約実績もございます。
共通Q9. デューデリジェンス(DD)では、どのような立場をとりますか?
A. 日本財務戦略センターは、売主オーナー様の利益を最優先に検討する立場を貫きます。仲介業の構造的な利益相反論点については仲介契約 vs FA 契約の構造分析で詳述しており、DD 費用負担の判例実務は東京地裁 DD 費用判決の射程でご確認いただけます。必要に応じて第三者の公認会計士・弁護士・税理士等の専門家をご紹介し、買い手寄りに偏らない査定体制を整えます。中小企業庁中小 M&A ガイドラインの遵守事項に則り、適切な情報開示を行います。
共通Q10. 対応エリアは限られますか?
A. 全国対応可能です。首都圏はもちろん、各地方都市でもご相談実績があります。オンライン面談と現地訪問を組み合わせ、所在地を問わず売主様のペースで進行します。まずは所在地を問わない無料相談をご利用ください。
M&A仲介は信用できないという方こそ。
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📅 本記事の情報基準日

本記事は 2024年2月14日 公開時点の情報に基づきます。税制・法令等は改正される場合があるため、最新の制度・税制は公的機関の公式情報をご確認ください。

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