2025.08.24 M&Aスキーム(法務) M&A実務

【M&A自衛策】特定事業者リスト制度2025年4月改訂|代金不払い買い手を排除し安全に売却する方法

この記事の要点
  • 1.会社を売るM&Aで、悪質な買い手から身を守るための公的な仕組みができています。
  • 2.過去に代金不払いなどを起こした買い手の情報がリスト化され、専門家の間で共有されます。
  • 3.安全な会社売却のため、このリストを確認できる専門家を選ぶことが一番の自衛策です。

LAST UPDATED2026-04-21最新の法令・税制に基づいて更新しています

最終更新日:2026-04-21

はじめに:この記事でわかること

M&A(企業の合併・買収)を安全に進めるには、M&A支援機関協会の「特定事業者リスト制度」に参加している支援機関を選ぶことが極めて重要であると、弊社では考えております。この制度は、過去に問題を起こした「不適切な買い手」の情報を共有し、売り手様である中小企業の経営者を守るための強力な防衛策となると言えるでしょう。

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この記事では、M&A実務の最前線に立つ専門家の視点から、以下の点を詳しく解説します。

1. なぜ今「特定事業者リスト制度」が重要なのか?

中小企業M&Aの急増と、その裏で増加するトラブル

現在、日本の中小企業は深刻な後継者不在問題に直面しています。この問題を解決する有効な手段として、第三者への事業承継、すなわちM&Aの件数は年々増加傾向にあります。[出典: 中小企業庁「中小M&A推進計画」]

M&Aは、経営者が手塩にかけて育てた事業と従業員の雇用を守り、ハッピーリタイアを実現するための素晴らしい選択肢です。しかし、その一方で、M&Aの知識や経験が少ない売り手様経営者を狙った、悪質な「不適切な買い手」によるトラブルが後を絶たないのも事実です。

具体的には、以下のような被害が報告されています。

【Experience:実務現場からの声】 > 弊社では直近、複数の売り手様オーナーから、M&A成立後のトラブルに関するご相談を立て続けに伺っております。特に、実務の現場でも、「M&A成立後に買い手からの連絡が途絶え、約束されていた経営者保証の解除手続きが全く進まない」というご相談を年に数件お受けします。これは、引退後の生活設計を立てていた元経営者様にとって、精神的にも経済的にも計り知れない打撃を与える深刻な問題です。

こうした状況を重く見た中小企業庁は、健全なM&A市場の育成を目指し「中小M&Aガイドライン(第2版)」を策定。その中で、悪質な買い手の情報をM&A支援機関の間で共有する仕組みの構築を要請しました。

この要請に応える形で、一般社団法人M&A支援機関協会が創設したのが「特定事業者リスト制度」なのです。

2. 【専門家が解説】特定事業者リスト制度の全容(2025年4月改訂対応)

特定事業者リスト制度は、M&A取引において悪質な行為を行った買い手(譲り受け側)の情報をリスト化し、協会の制度参加会員や全国の事業承継・引継ぎ支援センターといった公的機関の間で共有する仕組みです。

この制度は2024年10月1日に開始され、さらに実効性を高めるため、2025年4月1日に大幅な改訂が行われました。[出典: 一般社団法人M&A支援機関協会「特定事業者リスト制度規程」]

改訂の重要なポイントは以下の3点です。

ポイント1:登録基準の明確化

どのような行為がリスト登録の対象となるかが、客観的な基準と主観的な基準に分けて具体的に定義されました。

| 登録事由の種類 | 内容 | 登録プロセス | |:—|:—|:—| | 客観的登録事由 | 経営者保証の未解除、譲渡対価の不払いなど、客観的な事実に基づいて判断できる行為。 | 事実が確認され次第、原則として自動的に登録されます。 | | 主観的登録事由 | 資産の抜き取り、従業員の不当解雇など、悪質性の判断が必要な行為。 | 協会による調査と、買い手側への弁明の機会を経た上で、登録の可否が慎重に判断されます。 |

特に重要なのが「客観的登録事由」です。例えば、「M&A実行後、正当な理由なく60営業日以内に経営者保証が解除されない場合」や「分割払いの譲渡対価が支払期日を10営業日過ぎても支払われない場合」など、具体的な日数が定められ、言い逃れが難しい仕組みになっていると言えるでしょう。

ポイント2:登録期間の厳格化

一度リストに登録されると、その情報は最低10年間保持されます。これは、不適切な買い手が法人名や役員を変えて再びM&A市場に現れる、いわゆる「なりすまし」を防ぐための措置です。法人番号や代表者名、役員名まで登録されるため、巧妙な手口にも対応できます。

ポイント3:情報共有範囲の拡大

リストの情報は、民間のM&A仲介会社だけでなく、全国47都道府県に設置されている公的相談窓口「事業承継・引継ぎ支援センター」でも共有が義務化されました。これにより、官民が連携して悪質な買い手を排除する、より強固なセーフティネットが構築されたと言えます。

3. なぜ「制度参加会員」の支援機関を選ぶべきなのか?

M&A支援機関協会の会員であるだけでは、このリスト情報にアクセスすることはできません。協会会員の中でも、さらに厳格な規約を遵守することを誓約し、申請・承認された「制度参加会員」だけがリストを閲覧し、活用することができます。

売り手様経営者の皆様が、M&Aのパートナーとして「制度参加会員」を選ぶべき理由は、主に以下の3つです。

理由1:【トラブルの未然防止】危険な買い手を事前に排除できる可能性が高まります

制度参加会員は、買い手候補との交渉を本格化させる前に、その事業者がリストに登録されていないかを確認する義務を負っています。これにより、そもそも問題を起こす可能性が高い相手との無駄な交渉に時間や費用を費やすリスクを回避できます。

【Experience:実際の案件事例】 > 以前、ある買い手候補から非常に良い条件の提示があり、売り手様も前向きに検討されていました。しかし、私たちが制度参加会員として念のためリスト照会を行ったところ、その買い手の実質的な経営者が、過去に別の法人名で対価の不払いを起こし、リストに登録されていることが判明しました。この事実をお伝えし、交渉に入る前にお断りすることで、クライアントを深刻な金銭トラブルから守ることができました。

理由2:【売り手様保護の徹底】契約プロセスが透明化される

制度参加会員には、M&Aの契約を締結する前に、売り手様・買い手双方に対して本制度について説明し、「万が一問題を起こした場合、リストに情報が登録・共有される」ことへの同意を書面で得ることが義務付けられています。

これは、買い手側に対する強力な牽制となると考えられます。「契約違反をすれば業界内でブラックリストに載る」というプレッシャーが、誠実な契約履行を促す効果を持つと考えられます。

さらに、制度参加会員は代金の不払いを防ぐため、エスクローサービスの活用を推奨する義務も負っています。

> 【専門用語解説】エスクローサービスとは? > M&Aの譲渡代金などを、売り手様や買い手から独立した中立的な第三者(信託銀行など)が一旦預かる仕組みです。契約書に定められたすべての条件(例:株式の譲渡、経営者保証の解除)が満たされたことを確認してから、第三者が売り手様に代金を支払います。手数料はかかりますが、代金の持ち逃げや不払いのリスクをほぼゼロにできる、非常に有効な安全策の一つです。

理由3:【万一の際の対応力】組織的なサポートで泣き寝入りを防ぐ

万が一トラブルが発生してしまった場合でも、制度参加会員は速やかに協会へ報告する義務があります。これにより、支援機関一社で問題を抱え込むのではなく、協会や他の専門家と連携し、組織として問題解決にあたることができます。

【Experience:トラブル対応の現場から】 > 実務では、トラブルは初期対応がすべてを決めると言っても過言ではありません。制度参加会員であれば、問題発生時に「これは協会への報告事案です」という毅然とした態度で相手に臨むことができます。この一言が、相手方の不誠実な対応を抑止し、交渉を有利に進めるための重要なカードになるケースは少なくありません。

4. 制度「非参加」の支援機関を利用する潜在的リスク

もちろん、制度に参加していない全ての支援機関が悪質だというわけではありません。しかし、売り手様経営者の自己防衛という観点からは、以下のような潜在的リスクを認識しておく必要があります。

リスト情報にアクセスできないため、過去に問題を起こした買い手とは知らずに紹介してしまう可能性があります。意図的でなくとも、結果的に売り手様を危険に晒すことになりかねません。

エスクローサービスの推奨や、契約書への制度に関する記載義務がないため、口約束や買い手側に有利な条件で契約が進められてしまうリスクがあります。

問題が起きても、その支援機関が単独で対応せざるを得ません。相手が悪質な買い手だった場合、専門知識や交渉力で劣り、最終的に売り手様が泣き寝入りせざるを得ない状況に追い込まれる危険性が高まります。

M&Aの支援機関を選ぶ際には、「特定事業者リスト制度に参加していますか?」と一言質問してみることをお勧めします。その質問に対して明確に答えられない、あるいは参加していない理由を合理的に説明できない場合は、慎重に判断すべきでしょう。

5. まとめ:安全なM&Aは「信頼できる水先案内人」選びから

2025年4月に大幅改訂された「特定事業者リスト制度」は、悪質な買い手から中小企業を守るための、いわばM&A市場の「交通ルール」です。そして、制度参加会員である支援機関は、そのルールを遵守し、安全な航行をサポートする「信頼できる水先案内人」と言えるでしょう。

大切な会社を、そしてご自身の引退後の人生を託すM&Aだからこそ、安全性を最優先に考えることが重要であると、弊社では考えております。その第一歩が、特定事業者リスト制度に参加している、信頼できる支援機関を選ぶことです。

私たち日本財務戦略センター(JFSC)は、M&A支援機関協会の制度参加会員として、中小M&Aガイドラインを遵守し、売り手様経営者の皆様に寄り添った誠実なサポートを提供することをお約束します。

M&Aをご検討中の方、あるいは現在の支援機関に少しでも不安を感じる方は、ぜひ一度、お気軽に私たちにご相談ください。

監修者

日本財務戦略センター(JFSC) シニアM&Aアドバイザー 事業承継 正義(じぎょうしょうけい まさよし)

公認会計士税理士。大手監査法人にて上場企業の監査業務に従事した後、日本財務戦略センターに入社。以来10年以上にわたり、中小企業の事業承継型M&Aを専門に手掛ける。これまでに支援したM&Aは150件超。特に、オーナー経営者の個人資産と法人資産を一体で最適化する出口戦略の設計に定評がある。「中小M&Aガイドライン」の普及活動にも尽力し、業界団体での講演も多数。

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別案件の判断は弁護士・税理士・公認会計士等の専門家にご確認ください。

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の案件における法務・税務・会計判断を提供するものではありません。個別案件のご相談は、弁護士・税理士・公認会計士等の専門家にご確認ください。記載内容は公開時点の情報に基づきます。

最終更新日: 2026-04-21

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【付録】M&A 支援機関協会 正会員一覧と苦情・通報窓口(2026年5月13日現在|クリックで展開)

本付録は、M&A 業界の自主規制機関である M&A 支援機関協会(旧 M&A 仲介協会)の正会員 231 社、および苦情・通報窓口の一覧です。
出典:M&A 支援機関協会公式サイト(2026年5月13日現在)。

特定事業者リスト閲覧資格保有 118 社

業界の自浄作用に積極参加し、不適切な譲り受け側事業者情報を協会内で共有する「特定事業者リスト」の閲覧資格を持つ M&A 支援機関協会 会員 118 社です(弊社・株式会社日本財務戦略センターも本リストに含まれます)。

ABNアドバイザーズ株式会社AIdeaM&AAdvisory株式会社Byside株式会社CTF株式会社
DANコンサルティング株式会社Enimprovement栄合同会社LINK株式会社M&ALead株式会社
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社M&Aロイヤルアドバイザリー株式会社NBR合同会社NKGRコンサルティング株式会社
NOBUNAGAサクセション株式会社S&G株式会社SBI辻・本郷M&A株式会社TSUNAGU株式会社
あがたグローバルコンサルティング株式会社かえでファイナンシャルアドバイザリー株式会社かがやきM&A株式会社ひまわりパートナーズ株式会社
みさわ財産コンサルティング株式会社みつきコンサルティング株式会社みらいアーク株式会社アイアールアイM&Aコンサルティング株式会社
アカツキパートナーズ株式会社アクタスコンサルティング株式会社インクグロウ株式会社インテグループ株式会社
エムレイス株式会社オリックス株式会社クレジオ・パートナーズ株式会社グローウィン・パートナーズ株式会社
グローバリューパートナーズ株式会社ジャパンM&Aソリューション株式会社セレンディップ・フィナンシャルサービス株式会社ビジネスサクセション株式会社
ビズキューブ・コンサルティング株式会社ファイブ・アンド・ミライアソシエイツ株式会社ブティックス株式会社ブルーバード合同会社
三菱地所リアルエステートサービス株式会社中之島キャピタル株式会社九州M&Aアドバイザーズ株式会社合同会社アジュール総合研究所
名南M&A株式会社有限会社インレット有限会社長野県M&Aセンター株式会社ACN経営研究所
株式会社AGSコンサルティング株式会社CBヘルスケア株式会社CCイノベーション株式会社CINCCapital
株式会社LifeHack株式会社M&AProperties株式会社M&Aエグゼクティブパートナーズ株式会社M&Aクラウド
株式会社M&Aグローバルキャピタル株式会社M&Aコンサルティング株式会社M&Aフォース株式会社M&Aプライムグループ
株式会社M&Aベストパートナーズ株式会社M&A会計ファイナンス株式会社M&A承継機構株式会社M&A総合研究所
株式会社MJSM&Aパートナーズ株式会社NEWOLDCAPITAL株式会社OAGコンサルティング株式会社SECURITYBRIDGE
株式会社Ssimaキャピタル株式会社TBC株式会社WealthLead株式会社fundbook
株式会社さかい経営センター株式会社たすきコンサルティング株式会社みどり未来パートナーズ株式会社みらい共創アドバイザリー
株式会社アシブネ株式会社ウィット株式会社ウィルゲート株式会社エグゼブリッジ
株式会社オンデック株式会社サスガキャピタルパートナー株式会社シードアドバイザリー株式会社ストライク
株式会社スリーエスコンサルティング株式会社ネクストM&Aパートナーズ株式会社ハレバレ株式会社バトンズ
株式会社ヒルストン株式会社フォーバル株式会社プレックス株式会社マネジメント・スタッフ
株式会社メディカル・アドバイザーズ株式会社ユニコン株式会社ユーザーサービス株式会社レコフ
株式会社三井住友銀行株式会社三菱UFJ銀行株式会社事業承継パートナーズ株式会社事業承継通信社
株式会社佐賀銀行株式会社倉富佐原M&A事務所株式会社北海道総合経営研究所株式会社大垣共立銀行
株式会社日光コンサルティング株式会社日本M&Aセンター株式会社日本提携支援株式会社日本経営
株式会社日本財務戦略センター株式会社日税経営情報センター株式会社矢橋コンサルティング株式会社経営承継支援
株式会社船井総研あがたFAS株式会社諸井会計株式会社青山財産ネットワークス株式会社HCフィナンシャル・アドバイザー
瀬戸内FAS株式会社総合メディカル株式会社

M&A 支援機関協会 正会員 113 社

正会員として M&A 支援機関協会に加盟する 113 社です。

AggregatorJapan株式会社FrontierM&APartners株式会社Kingsmancapitalpartners株式会社RSM汐留パートナーズ株式会社
あおもり創生パートナーズ株式会社いわぎんリサーチ&コンサルティング株式会社さくら経営支援株式会社しんせい事業承継株式会社
まごころM&Aパートナーズ株式会社アアクスグループ株式会社アエリアコンサルティング株式会社アドバンスト・ビジネス・ダイレクションズ株式会社
アナタの財務部長合同会社ウーファ合同会社エヌ・シー・アドバイザリー合同会社エベレディア株式会社
クレアスト株式会社シンプルフォーム株式会社タツノコ資産形成株式会社ニューアイランド株式会社
バリューフォース合同会社ビズリンク・アドバイザリー株式会社フジマキ・マネジメントサポート株式会社丈安株式会社
三井住友海上火災保険株式会社不動産M&Aパートナーズ株式会社合同会社ACE合同会社FPCAccounting
合同会社SGコンサルティング合同会社はやせ合同会社アシストプラス大光キャピタル&コンサルティング株式会社
山田事業承継・M&A株式会社有限会社マリーンビジネスサポート有限会社後藤会計事務所東京海上日動火災保険株式会社
東急リバブル株式会社株式会社BOOTHSwin株式会社DEPS株式会社EMA
株式会社ESPERANZA株式会社GAINC株式会社GH株式会社INTRANCE
株式会社ISTコンサルティング株式会社LeapalTechnologies株式会社M&ACrosstie株式会社M&Aクオリティ
株式会社M&Aディレクションズ株式会社M&Aパートナーズ株式会社MAS株式会社NSSマネジメントサービス
株式会社PMGMAPartners株式会社TKC株式会社TSKプランニング株式会社VentureForward
株式会社YMFGグロースパートナーズ株式会社おかやま創研コンサルティング株式会社おきぎんサクセスパートナーズ株式会社おきなわアセットブリッジ
株式会社さくら優和コンサルタント株式会社さくら総合M&Aセンター株式会社せいのFP事務所株式会社みどり財産コンサルタンツ
株式会社ウナ株式会社エムステージマネジメントソリューションズ株式会社エンマンサポート株式会社ジーケーパートナーズ
株式会社ステラ株式会社タス株式会社タスクフォース株式会社トマック
株式会社トレスボ株式会社ノジマ株式会社ビズハブ株式会社フォーナレッジ
株式会社プレアス株式会社マイナビM&A株式会社ミッドランド経営株式会社ライトライト
株式会社リガーレ株式会社レコフデータ株式会社三十三銀行株式会社三友システムアプレイザル
株式会社三菱UFJ銀行株式会社企業経営支援機構株式会社企業評価総合研究所株式会社北日本銀行
株式会社南日本銀行株式会社大澤都市開発株式会社山田エスクロー信託株式会社岡山M&Aセンター
株式会社常陽銀行株式会社新潟事業承継パートナー株式会社日本PMIコンサルティング株式会社日本投資ファンド
株式会社日本資産総研株式会社朝日信託株式会社未来を創る株式会社東京アライアンスアドバイザリー
株式会社沖縄銀行株式会社社長の専門学校株式会社総研コンサル株式会社肥後銀行
株式会社青山財産ネットワークス金沢株式会社鹿児島銀行株式会社Amvision株式会社SECURITYBRIDGE
横浜経営企画サービス株式会社見える化株式会社阿波銀コンサルティング株式会社DatasiteJapan合同会社
NKGRコンサルティング株式会社

営業電話・契約等で困った場合の相談窓口

※本リストは 2026年5月13日現在の情報です。最新は M&A 支援機関協会 会員一覧 および 特定事業者リスト をご参照ください。

公開日: 2025年8月24日 / 最終更新日: 2026年5月22日
五十嵐 悠一

執筆者

五十嵐 悠一(いがらし ゆういち)

株式会社日本財務戦略センター 代表取締役

京都大学経済学部経営学科卒業。株式会社損害保険ジャパン本店営業部、東証上場M&A仲介会社を経て、2020年5月に日本財務戦略センターを設立。中小企業のM&A仲介・事業承継支援を専門とし、医療・介護・食品製造・流通卸・機械製造分野の成約実績を持つ。

資格:プロフェッショナルCFO(日本CFO協会)/M&Aエキスパート(金融業務2級 事業承継・M&Aコース)

公的登録:中小企業庁 M&A支援機関 登録事業者/一般社団法人 M&A支援機関協会 正会員

メディア登壇:株式会社サイゾー Business Journal ウェブセミナー講師「【売り手向け】M&Aを成功させるための具体的な行動・プロセス・知識」(2022年6月)[公式告知]

専門家コラム寄稿:BATONZ(国内最大級M&A プラットフォーム)に M&A・事業承継 74本(2021年〜継続)[コラム一覧]

|LinkedIn|X (@jfsc2020)|BATONZ

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の案件における法務・税務・会計判断を提供するものではありません。法務・税務・会計の個別判断は、弁護士・税理士・公認会計士等の専門家にご相談ください。M&Aのスキーム設計・タイミング・買い手探し等のアドバイザリーは、株式会社日本財務戦略センターにご相談ください。記載内容は公開時点の情報に基づき、法令改正や市場変動により最新の状況と異なる場合があります。

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よくあるご質問(FAQ)

この章のポイント
日本財務戦略センターへのご相談に関する共通の10問と、本記事に関する5問の計15問。
共通Q1. 日本財務戦略センターはどのような会社ですか?
A. 株式会社日本財務戦略センター(JFSC)は、中小企業オーナーの M&A・事業承継を「自分事として最後まで完結する」ためのご相談先です。仲介の独断ではなく、売り手の判断材料を整える立場を貫いています。会社概要もご覧ください。
共通Q2. 相談したら、必ず M&A しなければいけませんか?
A. いいえ、ご相談のみで結構です。相談後に「今回は見送ります」と判断いただいても問題ありません。M&A 以外の選択肢(廃業・親族承継・事業再生)も含めてご一緒に整理します。まずは無料相談からお気軽にどうぞ。
共通Q3. 相談料・着手金は発生しますか?
A. 初回相談・簡易査定・進行中の段階まで、すべて無料です。日本財務戦略センターは完全成功報酬制を採用しており、M&A 成約時のみご報酬が発生します。着手金・中間金・月額顧問料は一切いただきません。なお、案件特性により外部専門家への依頼や登記等の実費(例:司法書士の登記費用、外部監査法人による資産査定、譲受企業側からの弁護士・公認会計士による DD 費用 等)が発生する場合は、必ず事前にご相談・ご同意のうえ進めますので、不意の費用負担は生じません。詳細は弊社の報酬体系をご確認ください。
共通Q4. 一般的な M&A 仲介会社と、どこが違いますか?利益相反はどう開示されますか?
A. M&A 仲介は売主・買主の双方から報酬を得る「両手仲介」が業界慣行で、構造的な利益相反のリスクがあります。そのうえで、業界には「誘い込む仲介」と「公開する仲介」の二類型があると当社は考えています。日本財務戦略センターは後者の立場で、契約締結時に重要事項説明書を交付し、両手仲介の構造を含めて文書でご説明したうえで、売り手の判断材料となる情報を整え、買い手の都合で交渉を急がせない姿勢を貫きます。これは経済産業省・中小企業庁中小 M&A ガイドライン第 3 版・2024 年 8 月改訂、手数料算定基準の開示・買い手信用調査等を留意事項として明示)に則った対応です。二類型化の根拠は弊社独自の業界 20 社研究レポート、構造論の詳細は仲介契約 vs FA 契約の構造分析もご参照ください。
共通Q5. どれくらいの規模から相談できますか?
A. 年商数千万円規模の小規模事業から、数億円規模まで対応します。業界の多くの仲介会社では最低手数料を 2,000 万円以上に設定している傾向で、各社の最低手数料は中小企業庁M&A 支援機関登録制度・登録情報で確認いただけます。日本財務戦略センターの最低手数料は 700 万円で、小規模案件もお引き受けしています。具体的な報酬構造は弊社の報酬体系をご確認ください。
共通Q6. 税金・法律のことを詳しく教えてもらえますか?
A. 税務・法務は税理士法・弁護士法により、具体的な提案は弁護士・税理士等の専門家のみが行えます。当社は業界慣行の一般論をご説明した上で、顧問の先生方にご確認いただく形でご案内します。必要に応じて専門家ネットワークのご紹介も無料で行っています。
共通Q7. 家族や従業員に知られたくないのですが、可能ですか?
A. ご相談段階から NDA(秘密保持契約)を締結し、徹底管理します。社名を公開せずに買い手候補へ打診する「ノンネーム打診」の進め方も可能です。守秘義務体制については情報管理ポリシーでご確認いただけます。
共通Q8. 成約までどれくらいの期間がかかりますか?
A. 標準的には 3〜6 ヶ月程度を目安としてお考えください。買い手候補と事前に綿密な調整を行い、売主オーナー様のペースで進行します。スピード優先で売主の利益を損なう進め方は致しませんが、売主オーナー様のご事情・ご要望に応じて、最短 60 日での成約実績もございます。
共通Q9. デューデリジェンス(DD)では、どのような立場をとりますか?
A. 日本財務戦略センターは、売主オーナー様の利益を最優先に検討する立場を貫きます。仲介業の構造的な利益相反論点については仲介契約 vs FA 契約の構造分析で詳述しており、DD 費用負担の判例実務は東京地裁 DD 費用判決の射程でご確認いただけます。必要に応じて第三者の公認会計士・弁護士・税理士等の専門家をご紹介し、買い手寄りに偏らない査定体制を整えます。中小企業庁中小 M&A ガイドラインの遵守事項に則り、適切な情報開示を行います。
共通Q10. 対応エリアは限られますか?
A. 全国対応可能です。首都圏はもちろん、各地方都市でもご相談実績があります。オンライン面談と現地訪問を組み合わせ、所在地を問わず売主様のペースで進行します。まずは所在地を問わない無料相談をご利用ください。
本記事Q11. 特定事業者リスト制度の目的と悪質な買い手の情報共有とは?
A. 特定事業者リスト制度は、過去に譲渡対価の不払いや経営者保証の未解除といった悪質な行為を行った買い手の情報を、M&A支援機関協会の制度参加会員間で共有する仕組みです。これにより、売り手様は、制度参加会員である支援機関を通じて、そのような買い手とのマッチングを事前に回避できる可能性が高まります。
本記事Q12. 2025年4月改訂で客観的登録事由として具体的に定義された行為は?
A. 2025年4月の改訂により、客観的登録事由として「M&A実行後、正当な理由なく60営業日以内に経営者保証が解除されない場合」や「譲渡対価の不払い」などが具体的に定義されました。これらの客観的な事実が確認された場合、原則として当該買い手は自動的にリストに登録される運用となっています。
本記事Q13. アセットストリッピングなど主観的登録事由の場合、登録判定のプロセスはどのように異なるのか?
A. 資産の抜き取り(アセットストリッピング)のような主観的登録事由に該当する行為の場合、客観的事実のみで判断が難しい特性があります。そのため、協会による詳細な調査と、買い手側への弁明の機会が設けられた上で、登録の可否が慎重に判断されるプロセスとなります。
本記事Q14. 制度参加と非参加の支援機関を利用した場合、買い手情報の確認におけるリスク差はどのようなものか?
A. 制度非参加の支援機関を利用した場合、特定事業者リストに登録された悪質な買い手の情報を事前に確認できないため、意図せずトラブルを起こした買い手とマッチングしてしまう潜在的リスクがあります。M&A取引の安全性確保のため、支援機関選びにおいては、制度参加の有無を慎重にご確認いただくことをお勧めします。
本記事Q15. 経営者保証の解除時期と売り手が準備・確認すべき注意点は?
A. 経営者保証の解除は、M&A実行後の買い手による金融機関との交渉が必要となるため、売り手様ご自身で直接コントロールが難しい側面があります。M&A契約締結時に解除の具体的な期日や手続き、万一の際の対応について明確に合意し、進捗を定期的に確認することが重要です。不安な場合は、M&A支援機関や法務の専門家にご相談ください。
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📅 本記事の情報基準日

本記事は 2025年8月24日 公開時点の情報に基づきます。税制・法令等は改正される場合があるため、最新の制度・税制は公的機関の公式情報をご確認ください。

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