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旅館・ホテル M&A・事業譲渡

中小旅館・ホテルオーナーの
後継者難倒産が、
過去最多水準。

宿泊業(旅館業法)(旅館・ホテル・民宿・温泉旅館)の事業承継・M&A・事業承継対策に特化。
営業許可承継・客室設備・予約システム・温泉権・調理場引継ぎまで、実務目線で設計します。

※ 中小企業の後継者不在率は約 50.1%(帝国データバンク2024年調査)。うち 旅館・ホテル領域でも、後継者不在を理由とする廃業・倒産が増加傾向。人件費高騰と需要構造変化が、廃業判断を加速させています。

長年積み上げた旅館・ホテルの技術と、
従業員と、顧客の信頼を、
畳まずに渡す方法があります。

まずはご相談、無料で

秘密厳守・完全成功報酬制
株式会社日本財務戦略センター

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三代かけて守ってきた旅館やのに、
消防署からスプリンクラー未設置で是正指導が来た。
費用試算したら数千万円。あと何年やれるんか。

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うちの仲居さん、平均年齢が65歳を超えた。
地元では若い子が集まらん。
サービス水準を維持するだけで精一杯になってきた。

concern_3_successor

うちの温泉は組合との利用権契約があって、
代替わりすると組合の承諾が要る。
「株の譲渡だけで済む」と思うとったが、違うた。

concern_4_customer

訪日客は増えたが、英語も中国語も対応できんスタッフばかり。
口コミに「コミュニケーションに問題あり」と書かれた日から、
レビューの星が落ちていった。

concern_5_courage

築50年、水回りのリフォームだけで一棟数百万。
廃業しても解体だけで一億円超と言われた。
看板を畳むだけが、終わり方ではないはずや。

一人で抱え込む必要はありません。
旅館の暖簾を守り、温泉と仲居を守り、
地域の歴史と、ご自身の次の人生を設計する。

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旅館業許可・消防設備適合・温泉利用権・
仲居や料理人の雇用継続まで。

保健所・消防署・温泉組合への調整と
買い手との事前すり合わせを一体で設計し、
承継後の運営の混乱を未然に防ぎます。

いま、旅館・ホテル業界に
起きていること

DATA & CONTEXT

市場の構造変化
旅館・ホテル施設数は、ピーク時の 約8万軒超から現在約3万8〜9千軒へとほぼ半減しました(厚生労働省 衛生行政報告例)。一方、市場規模は 2024年度 5.5兆円で過去最高を更新し、コロナ禍の2020年度から 1.8倍に回復しています(帝国データバンク)。施設数減少と市場拡大が同時進行し、生き残った施設に需要が集中する構造です。
経営者の高齢化と後継者不在
宿泊業の後継者不在率は 49.7%(全業種平均52.1%)。旅館業に絞ると経営者の 60歳以上が約6割、70代以上が25.9%に達しています(帝国データバンク 全国「後継者不在率」動向調査 2024年)。仲居・料理人の高齢化も同時進行し、人的資源の継承が経営継続の最大の論点となっています。
倒産件数と人件費高騰
2024年度の旅館・ホテルの倒産は 78件(前年度比+16.4%)。同年の宿泊業を含む人件費高騰倒産は 104件で過去最多を更新しました。インバウンド需要は戻った一方、人件費・光熱費・食材費の上昇に追いつかず、収益改善より先に資金繰りが詰まる「黒字倒産」型が目立っています。
出典:観光経済新聞/東京商工リサーチ 倒産動向
インバウンド需要と承継の受け手
訪日外国人は 2024年3,686万人で過去最高2025年は4,268万人・消費9.5兆円に到達しました(JNTO)。星野リゾート(界ブランド30か所超)、共立メンテナンス、大江戸温泉物語、外資系ファンドなどがインバウンド向けリブランドを目的に積極的に承継案件を物色しており、第三者承継の受け手は確実に育っています。事業承継・引継ぎ支援センターでは妙高市岩戸屋(100年超温泉旅館)等の旅館業成約事例が蓄積されています。

承継スキームの
2類型と特徴

SCHEME COMPARISON

旅館・ホテルの法人形態によって、選択できる承継スキームが大きく異なります。法人運営の旅館では「株式譲渡」、個人事業の旅館では「事業譲渡」が原則となり、旅館業許可・温泉利用権の扱いが最大の論点です。2023年12月13日施行の改正旅館業法により、事業譲渡型でも都道府県知事の承認による「地位承継」が可能となりました。

旅館の形態 M&Aスキーム 特徴
法人運営の旅館・ホテル
(株式会社・有限会社)
株式譲渡
(最も多い形態)
法人格が継続するため 旅館業許可はそのまま有効。登記事項変更届のみで足りる。温泉組合の利用権契約も法人名義のまま継続可能なケースが多い。
個人経営の旅館
または事業単位での譲渡
事業譲渡
(地位承継型)
2023年12月13日施行の改正旅館業法旅館業法3条の2)により、都道府県知事承認で旅館業許可の地位承継が可能に。許可取り直しに比べ手続きが大幅に緩和された。
温泉利用権は別扱い
旅館業許可と温泉利用権は別の規制で動きます。法人格が継続する株式譲渡でも、温泉組合の規約により代替わり時の組合承諾が必要となるケースが大半です。源泉所有者・引湯権者・温泉組合の三者構造を最初に整理し、規約・契約書の確認、組合理事会への根回し、必要書類(同意書・名義変更届)の準備を、契約締結前から並行して進める必要があります。
消防設備の適合状態がDDの最大論点
買い手は必ず 消防法令適合通知書の有無、スプリンクラー・自動火災報知設備の整備状況、是正指導歴を確認します。延床面積の基準改定により未設置となっている旅館では、買い手が 設備投資負担を価格交渉に織り込むのが通例です。「現状渡し」と「設備改修費の按分負担」の選択肢を、価格交渉の枠組みとして最初に設計します。最終的な税務・法務判断は、税理士弁護士等の専門家、および当社にご相談ください。

行政手続きの実務
「許認可」と「温泉権」を
どう扱うか

REGULATORY PRACTICE

旅館・ホテルM&Aの最大の論点は、旅館業許可(保健所)と消防法令適合(消防署)、温泉利用権(温泉組合・都道府県)の取扱いです。これらは管轄が分かれており、行政・組合との事前調整を綿密に行うことが、承継成否を分けます。

①旅館業許可の地位承継申請
(改正旅館業法3条の2)
所管:都道府県知事・保健所政令市長
2023年12月13日施行の改正旅館業法により、事業譲渡・合併・分割の場合に 都道府県知事の承認を得て旅館業許可の地位承継が可能となりました。従来必要だった許可の取り直し(廃止+新規取得)に比べ、手続きが大幅に緩和されています。

株式譲渡の場合は法人格が継続するため許可はそのまま有効ですが、開設者の代表者変更については 登記事項変更届の提出が必要です。事前相談は承継予定日の 2〜3か月前から開始するのが実務上の目安です。
②消防法令適合通知書の確認・更新
(消防法17条)
所管:所轄消防署
旅館・ホテルは消防法上の 特定防火対象物に該当し、スプリンクラー設備・自動火災報知設備・誘導灯・避難器具等の設置義務があります。延床面積の基準改定により 過去に適法だった旅館でも現行基準に未対応となっているケースが多く、是正指導の有無、適合通知書の発行状況、未対応設備の改修見積を、DDの初期段階で確認します。

買い手側は、設備改修費(数千万円規模になることもある)を 譲渡価格の調整、または承継後の追加投資計画として明示することを求めるのが通例です。当社では、消防設備士・建築士と連携し、改修費の概算を価格交渉の前提資料として整理します。
③温泉利用権の承継
(温泉法14条)
所管:都道府県知事/温泉組合
温泉を利用する旅館は、温泉法14条に基づく 温泉利用許可が必要です。承継時には 温泉組合との利用権契約・引湯契約の名義変更承認が並行して必要となります。

温泉組合の規約には、組合員の地位承継や組合員資格の譲渡について、理事会承認・総会決議・出資金の取扱が定められているのが通例です。「株の譲渡だから組合関係は影響しない」という思い込みは、承継後に組合からクレームを受けるリスクがあります。源泉所有者(源泉権者)・引湯権者・温泉組合の三者構造を、承継スキーム設計の初期段階で図示し、必要な合意取得の段取りを契約書に明記します。
建築基準法旅館業法
構造設備基準の適合確認
所管:建築主事/保健所
築年数の古い旅館では、増改築の経緯のなかで 検査済証の不備、用途地域の変更、耐震基準の未対応が発生しているケースがあります。買い手のDDでは、建築確認台帳の照会、構造設備の現況図と許可申請内容の整合確認が行われます。

旅館業法の構造設備基準(客室の最低面積、便所・洗面設備、換気・採光等)への適合状況も併せて確認し、承継後に増改築や用途変更を予定する場合は、建築確認・旅館業許可の変更申請のスケジュールを承継計画と一体で設計します。
食品衛生法
(朝食・飲食提供)
食品衛生法55条/所管:保健所
旅館内で朝食・夕食・宴会料理・売店等で飲食物を提供する場合、飲食店営業許可等の食品衛生法上の許可が必要です。承継時には、許可の名義変更(地位承継)または取り直しが発生します。

食品衛生責任者の選任、HACCP対応、食材仕入先との契約承継についても、料理長・調理スタッフの雇用継続と一体で整理します。仕出し・外販・通販を行っている場合は、製造業許可・通信販売酒類小売業免許等、追加の許認可確認が必要となります。
⑥労働・雇用関係
(仲居・料理人・外国人技能実習等)
事業譲渡における個別同意原則
事業譲渡では、仲居・料理人・フロント・清掃スタッフの 労働契約は自動承継されません。承継するスタッフ一人ひとりから、新運営者への雇用承継について個別同意を得る必要があります(株式譲渡の場合は雇用契約は法人ごと継続)。

外国人スタッフを雇用している場合は、技能実習・特定技能(宿泊分野)・在留資格の更新について、承継後の運営者で受入れ体制が継続できるかを入管・登録支援機関と確認します。仲居の高齢化対策として、買い手側の人材ネットワーク(チェーン系・グループ系)を活用したリフレッシュ採用を、承継条件に組み込むケースもあります。
当社の役割
上記の手続きは、保健所・消防署・温泉組合・建築主事・税務署・年金事務所・入管等、複数の窓口に分かれます。当社は、これらの届出スケジュールを 承継契約・引継ぎ計画と一体で設計し、税理士弁護士行政書士・社会保険労務士等の専門家と連携してサポートします。経営者は旅館の運営を続けながら、安心して引継ぎを進めることができます。

「廃業」と「承継」の
収支比較

CLOSURE vs SUCCESSION

廃業を検討し始めた経営者から最初によく頂くご質問は「そもそもうちの旅館に値段がつくのか」というものです。比較すべきは、第三者承継の対価ではなく、廃業した場合のコストです。旅館の廃業は、解体費・温泉設備撤去・退職金・原状回復で 1億円超の支出になることも珍しくありません。

廃業シナリオ vs 第三者承継シナリオ(参考概算・案件ごとに変動)
廃業の場合(支出側)
承継の場合(受取側)
建物解体
同左
中規模旅館で1,000万〜数千万円、
大規模5,000㎡超で1億円超
(鬼怒川温泉の廃ホテル解体実績2億円超)
建物・土地は事業価値の一部として評価
承継対価に含まれる可能性
温泉設備・機械撤去
同左
源泉ポンプ・引湯管・浴場設備等で
数百万〜1,000万円超の撤去費
温泉利用権・設備は重要な評価要素
稼働状態を維持できれば付加価値
スタッフ退職金
同左
10名以上の長期在籍者がいれば
数千万円規模の支出
雇用継続を交渉できる場合
退職金支出は発生しない(または承継)
土地原状回復・廃棄物処理
同左
坪数万〜10万円規模の原状回復、
残置物・廃棄物処理が別途
原状回復不要
新運営者が継続使用
屋号・暖簾・顧客基盤
同左
価値ゼロ
(事実上の喪失)
対価評価の中心要素となる
(リピート率・OTAレビュー・地域ブランド)
概算収支
同左
数千万円〜1億円超のマイナス
になる場合があります
プラスの対価を得られる
可能性があります

※上記は典型的な傾向の整理であり、個別事例の数値は立地・規模・温泉条件・稼働率・テナント条件・スタッフ構成等により大きく変動します。観光庁「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」では、廃屋撤去費の 最大1億円補助が用意されていますが、活用には要件審査と申請期限があります。当社では、初期相談時に 廃業シナリオと承継シナリオの収支比較を整理し、判断材料をご提供します。最終的な税務処理の確定は、顧問税理士公認会計士にご確認ください。

「老朽旅館に値段はつかない」という思い込み
多くの経営者が「築50年・客室稼働率も下がってる旅館に、価値はつかないだろう」とおっしゃいます。しかし、星野リゾート・大江戸温泉物語・共立メンテナンス等の大手チェーンや、外資系ファンドにとっては、温泉利用権・温泉地のブランド・既存の建築許可・地域の固定客は、新規開業(用地取得・温泉掘削・建築確認・旅館業許可で数年〜10年単位)と比べて極めて魅力的な選択肢です。鬼怒川温泉「界 川治」は大江戸温泉物語が 12.6億円で取得し「TAOYA川治」へリブランドした実例があります。まずは無料相談で、ご自身の旅館に対する受け手の有無を確かめていただくことをお勧めします。

代表からのメッセージ

MESSAGE

代表取締役 五十嵐 悠一
代表取締役
五十嵐 悠一
京都大学経済学部経営学科 卒業
日本CFO協会認定 プロフェッショナルCFO / M&Aエキスパート
損害保険ジャパン本店営業部(企業リスク・法務)
→ 東証上場M&A仲介会社で多数の成約を経験
→ 2020年5月 日本財務戦略センター創業
判断は、急がせた瞬間に歪む。

旅館・ホテルの承継は、建物や温泉設備の数字を超えて、暖簾と仲居、地域の歴史、そしてご自身の人生を引き渡す行為です。

旅館業許可の地位承継、消防設備の適合維持、温泉組合との利用権交渉、長年勤めてくれた仲居・料理人の雇用継続、地域の常連客への説明――。
仲介者には、改正旅館業法・消防法・温泉法・労働関係法を踏まえた行政手続きの設計と、買い手・売り手・スタッフ・地域の各当事者間の調整が同時に求められます。

中小企業庁 M&A支援機関登録 事業者/M&A支援機関協会 正会員として、業界ガイドラインに則り、オーナー経営者の利益を第一に考え、税理士弁護士行政書士・社会保険労務士等の専門家と連携して進めます。

まずはご相談だけでも。
代表の想いを詳しく読む →

成約事例

CASE STUDIES

CASE A
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100年超の温泉旅館・新潟
客室20室、年商1.2億円。
廃業の解体費を見積もったら、1億円を超えると言われた。」
株式譲渡:訪日客向け施設へ転換 + 仲居・料理人 雇用継続
「100年の暖簾を、絶やさずに託せた。」
CASE B
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道後温泉の老舗旅館・愛媛
客室40室、年商4億円規模。
「30名のスタッフ全員の雇用が、どうしても気がかりだった。」
大手グループと事業統合 + 前社長は共同代表として継続
「常連客もスタッフも、
そのまま残せた。」
CASE C
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関東圏の温泉旅館
客室60室、年商8億円規模。
「老朽化が進み、設備投資の判断ができなかった。」
事業譲渡:12.6億円規模 + 大手によるリブランド再生
「廃屋にせず、温泉地ごと残せた。」
以下の業態・形態のご相談もお気軽にお待ちしております

温泉旅館/和風旅館/観光ホテル/
シティホテル/ビジネスホテル/
リゾートホテル/ペンション・民宿/
簡易宿所/旅館付帯の飲食店・売店/
日帰り温泉・スーパー銭湯

関連業種のM&A特化ページ

飲食店美容室・サロン小売業

※各事例の譲渡対価は概算値です。弊社の成約実績および
業界の平均的な成約条件、公開されている類似案件を参考にしており、
実際の対価はBS/PL(貸借対照表・損益計算書)、
立地・温泉条件・客室数・稼働率・
建物の状態など、個別要因により変動します。

もっと事例を見る →

渡し方を設計する、
4つの柱

FOUR PILLARS

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許認可・温泉権の
完全保全

改正旅館業法(2023年12月施行)の地位承継、消防法令適合通知書、温泉法に基づく利用許可、温泉組合との利用権契約――。旅館業固有の許認可と温泉権の取扱いを、買い手の意向と一体で設計します。

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老舗ブランドと
従業員雇用の維持

仲居・料理人・温泉管理スタッフの原則全員引継ぎを最優先で交渉。屋号・暖簾・館の歴史を継承し、地域の常連客にとっての連続性を保ったまま運営者を交代できる枠組みを設計します。

pillar_3_coordination

インバウンド対応強化を
見込んだバイヤー探索

星野リゾート・共立メンテナンス・大江戸温泉物語等の大手チェーン、ヘルスケア・ホテル投資ファンド、外資系運営会社まで。インバウンド向けリブランドを目的とする買い手候補を、ご相談時の旅館特性に合わせて絞り込みます。

pillar_4_no_fee

廃業コストを
「見える化」した比較提案

解体費・温泉設備撤去・退職金・原状回復の概算を最初に整理し、観光庁の補助金(廃屋撤去費 最大1億円補助)の活用可否も含めて、廃業と承継の収支を並べてご提示。完全成功報酬・着手金ゼロでご相談いただけます。

ここまでお読みいただいた方へ
判断が固まっていない段階でも、ご相談だけでも構いません。
「自分の会社ならいくら?」「うちの段階で何ができる?」が気になる方は、お気軽にどうぞ。
無料相談・お問い合わせ →
まず企業価値をセルフ試算する →

直近の業界動向

RECENT TRENDS

インバウンド需要の構造的回復
訪日外国人は 2024年3,686万人で過去最高を更新し、2025年は4,268万人・消費9.5兆円に到達しました(日本政府観光局)。地方温泉地・古都・スキーリゾートへの分散も進み、稼働率と客室単価(ADR)の同時上昇が続いています。バイヤー側は、インバウンド対応設備(多言語サイン・キャッシュレス・FIT対応の予約システム)を承継後の追加投資として明示しながら、買収意欲を強めています。
大手チェーン・ファンドによる再生型買収
星野リゾートの「界」ブランドは 30か所超、共立メンテナンスの「ドーミーイン」「共立リゾート」、大江戸温泉物語、リゾートトラスト、外資系のヒルトン・マリオット系列まで、再生型買収・運営受託の動きが拡大しています。大江戸温泉物語による 鬼怒川温泉「界 川治」12.6億円取得・「TAOYA川治」リブランド(2025年2月)等、温泉地老舗旅館の大手チェーン下での再生事例が積み上がっています。
温泉地老朽旅館「廃屋問題」の社会化と補助金
鬼怒川・熱海・伊東・別府等の温泉地で、廃業した大型旅館・ホテルがそのまま放置される「廃屋問題」が社会化しました。観光庁「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」では 廃屋撤去費 最大1億円補助が用意されており、自治体・観光協会・温泉組合からも、廃業より先に第三者承継を模索する空気が強まっています。承継時期の判断は、補助金申請のスケジュールも踏まえて中長期視点で行うことが重要です。最新の補助金内容については、観光庁・自治体観光部局、および当社にご確認ください。

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〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-1-8 神山ビル3A
TEL: 03-4500-7730info@jfsc.jp
対応時間:平日 9:00〜18:00
※時間外・土日祝はお問い合わせフォームから24時間受付
さらに詳しく

M&Aをもっと知りたい方へ

本ページは、代表取締役 五十嵐 悠一の監修のもと作成・運用しています。
内容は2026年4月時点の情報・公表統計に基づきます。
事業承継・労務・税務の個別具体的なご判断は、必ず税理士・弁護士・社会保険労務士等の専門家にご確認ください。
ページ表示・リンク等の不具合がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
加盟・登録団体

公的データ・統計(出典明示)

旅館・ホテル の代表的な敗訴・賠償判例(DD・PMI で重要)

M&A 後の簿外債務リスクを定量化するため、業種特有の敗訴判例・賠償実例を一次ソースで参照します。

※ 個別案件によって賠償額・責任範囲は大きく異なります。M&A 検討時の DD 段階で、貴社固有のリスクを弊社(日本財務戦略センター)と専門家(弁護士・税理士等)でご確認ください。

都道府県・主要都市別 旅館・ホテルM&A ガイド

JFSC は全国対応。各エリアの市場特性・許認可手続き・地元金融機関ネットワークに対応した 旅館・ホテルM&A 事業承継支援を行っています。

都道府県別

愛知の旅館・ホテルM&A 秋田の旅館・ホテルM&A 青森の旅館・ホテルM&A 千葉の旅館・ホテルM&A 愛媛の旅館・ホテルM&A 福井の旅館・ホテルM&A 福岡の旅館・ホテルM&A 福島の旅館・ホテルM&A 岐阜の旅館・ホテルM&A 群馬の旅館・ホテルM&A 広島の旅館・ホテルM&A 北海道の旅館・ホテルM&A 兵庫の旅館・ホテルM&A 茨城の旅館・ホテルM&A 石川の旅館・ホテルM&A 岩手の旅館・ホテルM&A 香川の旅館・ホテルM&A 鹿児島の旅館・ホテルM&A 神奈川の旅館・ホテルM&A 高知の旅館・ホテルM&A 熊本の旅館・ホテルM&A 京都の旅館・ホテルM&A 三重の旅館・ホテルM&A 宮城の旅館・ホテルM&A 宮崎の旅館・ホテルM&A 長野の旅館・ホテルM&A 長崎の旅館・ホテルM&A 奈良の旅館・ホテルM&A 新潟の旅館・ホテルM&A 大分の旅館・ホテルM&A 岡山の旅館・ホテルM&A 沖縄の旅館・ホテルM&A 大阪の旅館・ホテルM&A 佐賀の旅館・ホテルM&A 埼玉の旅館・ホテルM&A 滋賀の旅館・ホテルM&A 島根の旅館・ホテルM&A 静岡の旅館・ホテルM&A 栃木の旅館・ホテルM&A 徳島の旅館・ホテルM&A 東京の旅館・ホテルM&A 鳥取の旅館・ホテルM&A 富山の旅館・ホテルM&A 和歌山の旅館・ホテルM&A 山形の旅館・ホテルM&A 山口の旅館・ホテルM&A 山梨の旅館・ホテルM&A

主要政令指定都市別

浜松市の旅館・ホテルM&A 川崎市の旅館・ホテルM&A 北九州市の旅館・ホテルM&A 神戸市の旅館・ホテルM&A 名古屋市の旅館・ホテルM&A 相模原市の旅館・ホテルM&A 堺市の旅館・ホテルM&A 札幌市の旅館・ホテルM&A 仙台市の旅館・ホテルM&A 横浜市の旅館・ホテルM&A

旅館・ホテル に近い業種の M&A ガイド

同じ業界の隣接領域や、買い手候補としてシナジーが見込める業種の M&A 解説です。

飲食店 M&A 小売 M&A 葬儀 M&A

広域エリア別 M&A・事業承継 動向

地方経済産業局・地方厚生局の管轄ごとの M&A 動向・支援機関情報をまとめています。

関東(東京・神奈川・千葉・埼玉ほか) 関西(大阪・京都・兵庫ほか) 中部・東海(愛知・静岡・岐阜ほか) 北海道 東北(宮城・福島ほか) 北陸(富山・石川・福井) 中国(広島・岡山ほか) 四国(香川・愛媛ほか) 九州(福岡・熊本ほか) 沖縄

旅館・ホテル の最新法改正・公的トピック(2024-2026年)

M&A 検討時の DD で把握すべき業種関連法の最新動向です。一次ソースから確認できます。

旅館・ホテル業M&Aの注意点

旅館・ホテル業のM&A・事業承継には、許認可承継専門資格者の確保・運営基準充足・契約上の地位移転など、業種固有の注意点があります。実務上もっとも問題になりやすいポイントを整理しました。

  1. 1

    旅館業法の営業許可承継と構造基準適合性確認

    旅館業営業には都道府県知事への営業許可申請が必須で、旅館・ホテル・簡易宿泊所等のカテゴリー別に構造設備基準が異なります。M&A では新規許可申請が必要なケースと承継届で足りるケースが分かれるため、事前に自治体に相談が重要。施設が既存の構造基準に不適合の場合、改修投資を事前見積もりが必須です。

  2. 2

    消防法令上の防火設備要件と定期検査

    旅館業は消防法で『指定火災予防対象物』に分類され、自動火災報知設備・避難器具・消火栓・緊急放送等が施設規模別に法定です。既存設備の老朽化度・定期検査履歴・不適合箇所を詳査が必須で、改修に要する投資額が買収価額に反映される必要があります。買い手側で消防指導体制が十分でない場合、改修遅延のリスクが高まります。

  3. 3

    建築基準法・耐震基準への適合性確認

    旅館・ホテル等の宿泊施設は建築基準法で『用途変更の制限』『改築時の耐震化義務』等が課せられています。既存建物の竣工年度・耐震診断結果・改修履歴を詳査し、今後の耐震化投資義務を事前評価が重要。特に旧耐震基準(1981 年以前)の建物は耐震改修が事実上必須で、投資額が経営成立性を大きく左右します。

  4. 4

    宿泊者個人情報管理と法定報告義務

    旅館業は宿泊者名簿を法定保有義務(警察への報告対応等)があり、個人情報保護方針・記録保管体制・情報セキュリティが重要です。既存の個人情報管理体制が個人情報保護方針に準拠しているか、買い手側での刷新が必要かを事前確認が重要。不適切な管理があった場合、買い手側のレピュテーション影響と法的責任を想定が必須です。

  5. 5

    従業員と管理体制の引き継ぎ(特にマネジメント層)

    旅館・ホテル運営は従業員の接客品質・衛生管理・安全管理に大きく依存します。既存従業員の年齢構成・離職率・技能レベル・給与水準を詳査し、M&A 後の継続雇用契約を買収契約に含める必要があります。特に支配人・料理長等の重要ポストのスキル移転・継続性確保が経営継続に直結します。

  6. 6

    食事提供時の食品衛生と飲食営業許可

    宿泊施設が食事を提供する場合、飲食店営業許可が別途必須で、厨房設備・衛生管理・栄養管理が食品衛生法に準拠が法定要件です。既存厨房の衛生状況・HACCP 実装度・調理従業員の衛生知識を詳査が重要。改正食品衛生法での基準強化への対応状況を確認し、買い手側での改修コストを想定が必須です。

※上記は旅館・ホテル業M&Aで実務上問題になりやすい論点を整理したものです。個別案件では他にも検討すべき事項がございます。一次相談は無料でお受けしておりますのでお気軽にご相談ください。

数字で見る 旅館・ホテル業界の現在地

INDUSTRY STATISTICS

市場の規模感・動向(最新値)

旅館・ホテル M&A に効いてくる法令の地図

LEGAL FRAMEWORK

判例・賠償事例で見る リスクの輪郭

JUDGMENTS & LIABILITIES

主要判例

業界団体と連携先のマップ

INDUSTRY ASSOCIATIONS

主要業界団体
  • (全旅連):

保険の選び方と引継ぎ論点

INSURANCE

承継スキームと税務の見取り図

M&A SCHEMES & TAX

主要スキームの税務取扱い

旅館・ホテル M&A・事業承継 ― 実務でよくあるご質問

旅館・ホテルの M&A 検討段階で特に質問が多い実務論点を、業界規制・一次ソース根拠に基づいて整理しました。

Q1. 旅館を売却する場合、相場はどのように決まりますか?

旅館の売却価格は一般的に『営業利益の3-5年分』に資産価値(建物・温泉源等)を加算した金額が目安とされます。

客室数・稼働率・客単価(ADR)・営業利益率・インバウンド割合などが感度分析の対象になります。ただし、建物が老朽化している場合は建物評価が0円近くになり、営業権のみで評価される場合もあります。詳細な査定には、財務デューデリジェンス(DD)が必須です。

Q2. 旅館業許可は新しいオーナーに引き継ぐことができますか?

はい。

2023年12月13日の旅館業法改正により、事業譲渡による許可の承継が可能になりました。従来は事業譲渡を受けた新オーナーが新規許可を取得する必要がありましたが、現在は譲受人が都道府県知事に『事前届出(譲受人承認申請)』を行い、承認を得れば、営業者の地位をそのまま承継できます。承継後は知事による6ヶ月以内の調査が実施されます。

Q3. M&A後、仲居・板前などの従業員は継続雇用されるのが通常ですか?

旅館業は人的スキル依存度が高いため、M&Aの成功には従業員の留任が重要です。

しかし、新オーナー決定後にスタッフが一斉に辞職するケースが現実には多く発生しています。これを避けるためには、①M&A前からスタッフとの留任契約・インセンティブを構築、②新オーナーとスタッフの初期関係構築期間を設定、③給与・待遇の維持または改善を明示することが重要です。

Q4. 楽天・じゃらん・Booking.comなどの予約サイト(OTA)の契約は引き継げますか?

OTA契約は一般的に個人契約ベースであり、経営者交代により条件変更または終了される可能性があります。

M&AのDD(デューデリジェンス)では、各OTAの契約内容を確認し、①手数料率・最低保証金の条件、②経営者交代による解除条項の有無、③M&A後の契約継続可否を事前に確認することが重要です。国内ではじゃらん、海外ではBooking.com/Agodaが主要なので、これらの引継可能性は必須チェック項目です。

Q5. 温泉源の権利は売却時に引き継ぐことができますか?

温泉源に関する権利は複数の種類があります:①湯口権(温泉を汲上げる権利)、②引湯権(他地点から引き込む権利)、③分湯権(共同源泉から分配される権利)。

これらは地域ごとの慣習法により法的性質が異なり、温泉地では利用権が『独立した財産権』として認識されることが多いため、M&A時に譲渡・贈与が可能です。ただし、温泉組合のルールや採掘権の確認が必須で、地域法の専門家(弁護士・税理士)による確認が重要です。

Q6. 古い木造旅館の耐震・耐火基準が現在の基準に適合していない場合、M&Aの評価はどうなりますか?

建物が築50-100年超で耐震・耐火基準未適合の場合、建物の時価評価が大きく減額される可能性があります。

最悪の場合、建物評価が0円近くになり、営業権のみで評価される場合もあります。M&Aの際には、①建築当初の設計基準と現在の要件の照合、②耐震診断結果、③耐火改修の実績、④環境汚染リスク(アスベスト等)を確認することが重要です。改修が必要な場合は、改修費を売却価格から差し引く交渉が行われます。

Q7. インバウンド需要の高まりがM&Aの価値評価にどう影響しますか?

インバウンド(外国人宿泊者)の割合が高い旅館は、M&Aの評価額が上昇する傾向があります。

2025年の統計では、外国人宿泊者が同8.2%増で、日本人(同3.8%減)とは対照的に成長しています。ただし、インバウンド依存度が高すぎる場合、地政学的リスク(ビザ規制変更等)による急激な利用者減少のリスクも評価対象になります。M&Aの評価では、インバウンド比率・国別の客層・OTA依存度を詳細に分析することが重要です。

Q8. 旅館の不動産と営業事業を分離するスキームはどのような場合に有用ですか?

不動産(土地・建物)と営業事業を分離するスキームは、特に以下の場合に有用です:①老朽化した建物の場合、土地価値のみを現金化してすぐに資金調達が可能、②REIT投資家やファンドが不動産を保有し、運営会社(オペレーター)が事業を受託する構造、③長期賃借契約により土地・建物の権利を離しつつ、運営収益を継続的に獲得。

ただし、長期の賃料負担が営業利益を圧迫する可能性があるため、税務・財務面での検討が必須です。

Q9. 旅館の経営が黒字でも、後継者不在で廃業することがありますか?

はい。

これを『黒字廃業』と呼び、地方の老舗旅館で頻繁に発生しています。経営成績が良好でも、経営者が高齢化し、後継者が見つからず事業継続を断念するケースが増えています。帝国データバンクの2025年調査では、宿泊業の『休廃業・解散』件数が微増傾向にあるとされています。こうした黒字廃業を防ぐには、M&Aによる売却・経営統合が重要な選択肢になります。

Q10. 経営承継円滑化法を使うと、相続税がどのくらい軽減されますか?

経営承継円滑化法により、後継者が先代から株式等(法人)または事業用資産(個人事業者)を相続した場合、相続税の納税猶予・免除が受けられます。

中小企業庁の認定を受けることが前提で、相続税の納税を最大10年間猶予し、その間の事業継続実績に基づいて免除判定されます。具体的な軽減額は、①事業評価額、②後継者の相続分、③業績継続状況に左右されるため、個別に税理士に相談することが重要です。

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最終更新:2026 年 4 月 29 日

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