2026.04.26 M&A実務

廃業 vs 譲渡 — 潰す前にまず「後世に託す」視点、事業再生プランも含めた選択肢提示

後継者不在の中小オーナーが「廃業しかない」と決断する事例が、依然として多くあります。中小 M&A ガイドライン第3版(経済産業省・中小企業庁、2024年8月改訂) も、後継者不在企業の事業承継を促進する政策の必要性を強調しています。しかし弊社の現場感覚は、業界の標準的な議論とは少し異なります。潰す前に、まず「後世に託す」ことを考えてみませんか——というのが、ご相談に来られる売り手の方への最初のメッセージです。弊社は譲渡だけを選択肢だと考えていません。事業再生プランも実績があります。譲渡が成立しない案件で、事業再生で立て直すルートを取った経験もあります。判断のボーダーラインを弊社が定義する立場にはなく、選択肢を並べる役割と、整理ツール(10 分シミュアプリ)の提供役 に徹します。本記事では、廃業 vs 譲渡の 4 つの誤解を論難しつつ、日本財務戦略センター(JFSC) の哲学(潰す前に後世に託す)をお伝えします。

1. 廃業 vs 譲渡 — 後継者不在の中小オーナーが直面する選択

後継者不在の中小オーナーが事業を畳む方法には、大きく次の選択肢があります。

選択肢概要
譲渡(M&A)第三者承継・マネジメントバイアウト(MBO)・親族外承継等で事業を引き継ぐ
事業再生経営改善・財務再構築で事業継続を図る
廃業(解散・清算)解散決議・清算結了で法人を消滅
公的支援活用事業承継・引継ぎ支援センター中小機構 運営)の無料相談を併用

これらの選択肢は 排他的ではなく、組み合わせて検討するのが現実的です。例えば「公的支援センターで無料相談しながら、ブティック仲介に譲渡可能性を見てもらい、並行して事業再生プランの可能性も検討する」という進め方があります。

弊社のスタンスは 選択肢を並べる役割と、整理ツールの提供役。判断のボーダーラインを弊社が定義する立場にはありません。最終判断は売り手ご自身 です。

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譲渡後の手取り、経営者保証残債、第二の人生の設計——これらを売り手ご自身で整理できる構造を作りました。事業承継 10 分診断 でご活用ください。

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2. 通説論難 — 廃業 vs 譲渡 4 つの誤解

誤解 1:「廃業はコストが少なく簡単」

業界の通説では「廃業は手続きを踏めば終わる」と扱われます。しかし実態は次のとおりです。

これらの実質負担は数百万 〜 数千万円規模になりうる、というのが実務感覚です。具体的な廃業コスト試算は 顧問税理士の領分 ですので、弊社の業務外として、お引き受けしておりません。

誤解 2:「うちは買い手がつかないから廃業しかない」

これが後継者不在オーナーの典型的な思い込みです。「うちみたいな小さい会社、引き取り手いないだろう」と廃業を選ぶ。しかし、弊社の スモール M&A 記事 でも書いたとおり、まずは価値を見出してくれる人を探す という発想を持っていただきたいのです。

さらに重要なのは、譲渡だけが選択肢ではない ということ。事業再生プラン も弊社の実績があります。譲渡が成立しない案件で、事業再生で立て直すルートを取った経験もあります。「買い手がつかない=廃業」と直結させる前に、事業再生も含めた選択肢を並べてご相談ください。

誤解 3:「廃業の方が手続きが早くて楽」

解散決議〜清算結了まで、最低でも 2 ヶ月超 の期間が必要です(会社法第492条以下、第499条の債権者保護期間 2 ヶ月)。中小 M&A の譲渡プロセスも、案件次第ですが 3 〜 6 ヶ月程度 で成約に至ります。「廃業の方が圧倒的に早い」という前提は、必ずしも正確ではありません。

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むしろ廃業手続き中に経営者保証の交渉、解雇手続き、税務清算で予期せぬトラブルが発生することもあります。譲渡なら買い手側がこれらを承継するため、売り手の手続き負担が軽減される側面もあります。

誤解 4:「仲介は譲渡を押し付けてくる」

弊社のスタンスは 「説得」ではありません。事業再生プラン・譲渡・廃業の選択肢を並べてお伝えします。判断は売り手ご自身 です。

事業承継の意思決定において、仲介が 「譲渡ありき」で説得する 構造は、売り手にとって望ましくありません。弊社は中立的に選択肢を提示し、売り手ご自身の判断を尊重します。仲介の役割は 選択肢を並べる役割と、整理ツール(10 分シミュアプリ)の提供役 に徹することだと考えています。

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譲渡を選択肢の一つとして検討する場合、譲渡額別の手取り試算が判断材料になります。弊社の 手数料 SIM ツール でご確認ください。

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3. 弊社のスタンス — 選択肢提示と整理ツールの提供役に徹する

(1) 廃業 vs 譲渡のご相談頻度:月 2 桁程度

弊社で廃業 vs 譲渡のご相談を受ける頻度は、月 2 桁程度 です(時期によりまちまち)。後継者不在の中小オーナー、事業の今後に悩む経営者の方からのご相談が中心です。

(2) 「廃業しかない」と思い込んでいる売り手への対応:説得ではなく事業再生プランも提示

売り手の方が「うちは廃業しかない」と思い込まれている場合、弊社は 「説得」ではなく、事業再生プランも伝えます。事業再生も 実績があります。譲渡だけを押すのではなく、事業の継続可能性を含めて選択肢を並べてお伝えします。

事業再生プランの判断には、財務状況・債権者構成・事業の将来性など多角的な検討が必要です。弊社の経験から、「廃業しかない」と思っていた案件でも、事業再生で立て直したケースがあります。

(3) 廃業コスト試算:弊社の業務外

具体的な廃業コスト試算は 弊社の業務外 ですので、お引き受けしておりません。顧問税理士の領分 として、税理士の方にご依頼いただきます。

弊社が行うのは、廃業 vs 譲渡 vs 事業再生の 選択肢提示と、譲渡の手取り試算手数料 SIM ツール 経由)です。廃業側のコスト計算は、税務専門の顧問税理士と連携いただくのが適切です。

(4) 「譲渡しても手取り少ないなら廃業」のボーダーライン:売り手の判断

「譲渡しても手取りが少ないなら廃業の方がいいか」というボーダーラインの判断は、売り手ご自身の判断 です。弊社から「ここがボーダー」と指定する話ではありません。

売り手の方の人生設計、家族の意向、経営者保証の残債、第二の人生の希望——これらは個別の事情です。弊社が一律にボーダーラインを引くのは、売り手の自己決定権を侵すことになります。10 分シミュアプリ で売り手ご自身に整理いただき、ご判断いただくのが弊社のアプローチです。

(5) 廃業すべきタイミング:弊社が定義する立場にない

「どういう時に廃業すべきか」という問いに対し、弊社は 定義する立場にありません。これも売り手ご自身のご判断です。

事業再生・譲渡・廃業のいずれを選ぶかは、財務状況・経営者の年齢・家族の意向・債権者との関係など、極めて個別性が高い判断です。仲介が一律基準で「廃業すべきタイミング」を定義することは、適切ではないと考えています。

(6) 公的支援センター活用:選択肢の一つとして自然に

事業承継・引継ぎ支援センター中小機構 運営)の無料相談を活用される売り手の方も多くいらっしゃいます。これは公的支援として誰でも利用できますので、選択肢の一つとして自然に併用 いただけます。弊社が積極的に案内する義務はありませんが、読者の方がご自身でこのような公的支援を活用される選択肢があることはお伝えしておきます。

(7) 廃業後の人生設計:10 分シミュで整理

廃業後の経営者保証残債、税務処理、第二の人生の設計について、それこそ 10 分シミュアプリ で考えてもらえるようにしています。譲渡 vs 廃業の手取り比較、経営者保証の残債リスク、第二の人生の選択肢——これらを売り手ご自身で整理できる構造です。

4. JFSC の本質的見解 — 潰す前にまず「後世に託す」視点を

本記事のクライマックスとして、JFSC の本質的見解をお伝えします。

「うちは廃業しかない」とご相談に来られる売り手の方には、まずこうお伝えします。

潰す前に、後世に託すことを考えてみませんか——と。

弊社は譲渡だけが選択肢だと考えていません。事業再生プランも実績があります。譲渡が成立しない案件で、事業再生で立て直すルートを取った経験があります。だから売り手の方に「廃業しかない」と思い込まれていても、私たちはまず 選択肢を並べる ことから始めます。事業再生プラン・譲渡・廃業——どれを選ぶかは 売り手ご自身の判断 です。仲介が「説得」する話ではありません。

判断材料として、弊社の 10 分シミュアプリ をご活用ください。譲渡後の手取り、廃業後の経営者保証残債、第二の人生の設計——これらを売り手ご自身で整理できる構造です。最終判断は売り手ご自身。私たちは 選択肢提示と整理ツールの提供役 です。

あと、廃業コスト試算は弊社の業務外(顧問税理士の領分)です。そこは正直にお伝えしておきます。

大手 M&A 仲介や事業承継メディアでは、「廃業 vs 譲渡」の意思決定フレームを画一的に示すコンテンツが多く見られます。「○○なら譲渡、○○なら廃業」という判断軸を提示する形です。確かに考える手がかりにはなりますが、実際の意思決定は売り手の方の人生設計・家族の意向・経営者保証残債等、極めて個別性が高い領域です。

弊社のアプローチは、判断のボーダーラインを定義しない選択肢を並べる役割と、整理ツールの提供役に徹する。これが大手の標準解説と一線を画す JFSC の現場感覚です。事業再生プランも含めた選択肢の中で、売り手の方が 「潰す前に、後世に託す」視点 を持っていただければ、弊社としての役割は果たせたと考えています。

廃業 vs 譲渡 でお悩みの売り手オーナー様へ

「うちは廃業しかない」とお考えの売り手の方も、まずはご相談ください。事業再生プラン・譲渡・廃業の選択肢を並べて、売り手の方が判断できる材料をご提供します。最低報酬 700 万円・固定費削減でスモール領域もフルサポート対応します。

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5. 数年後に振り返って気づくこと

「うちは買い手いない」と思い込んで廃業を選んだ売り手が、数年後に同業の譲渡成約事例を聞いて「もっと早く相談すれば良かった」と振り返るケース。事業再生プランの選択肢を知らずに廃業を選んだ売り手が「同業が事業再生で立て直していた」と気づくケース。廃業手続き中に経営者保証残債で個人破産も視野に入った売り手が「事前に 10 分シミュで整理しておけば回避策があった」と振り返るケース。「仲介は譲渡を押し付ける」と思って相談を避けた売り手が「実際は選択肢を並べて売り手判断を尊重してくれる仲介もあった」と気づくケース——これが廃業 vs 譲渡で後悔した売り手の典型的な声です。

事業承継の意思決定は、売り手の方の人生・家族・従業員・取引先・地域社会に大きな影響を与える、極めて個別性の高い判断です。仲介が一律のフレームで「ここがボーダー」と指定する話ではありません。潰す前に、後世に託す視点 をお持ちいただき、事業再生プランも含めた選択肢を並べて、売り手ご自身でご判断いただく。この構造を支えることが、弊社の役割定義です。10 分シミュアプリ で売り手ご自身に整理いただき、必要に応じて 事業承継・引継ぎ支援センター 等の公的支援も併用しながら、自分の事業に合った道をお選びください。これが大手 M&A 仲介の標準解説と一線を画す JFSC の現場感覚です。

公開日: 2026年4月26日 / 最終更新日: 2026年5月22日
五十嵐 悠一

執筆者

五十嵐 悠一(いがらし ゆういち)

株式会社日本財務戦略センター 代表取締役

京都大学経済学部経営学科卒業。株式会社損害保険ジャパン本店営業部、東証上場M&A仲介会社を経て、2020年5月に日本財務戦略センターを設立。中小企業のM&A仲介・事業承継支援を専門とし、医療・介護・食品製造・流通卸・機械製造分野の成約実績を持つ。

資格:プロフェッショナルCFO(日本CFO協会)/M&Aエキスパート(金融業務2級 事業承継・M&Aコース)

公的登録:中小企業庁 M&A支援機関 登録事業者/一般社団法人 M&A支援機関協会 正会員

メディア登壇:株式会社サイゾー Business Journal ウェブセミナー講師「【売り手向け】M&Aを成功させるための具体的な行動・プロセス・知識」(2022年6月)[公式告知]

専門家コラム寄稿:BATONZ(国内最大級M&A プラットフォーム)に M&A・事業承継 74本(2021年〜継続)[コラム一覧]

|LinkedIn|X (@jfsc2020)|BATONZ

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の案件における法務・税務・会計判断を提供するものではありません。法務・税務・会計の個別判断は、弁護士・税理士・公認会計士等の専門家にご相談ください。M&Aのスキーム設計・タイミング・買い手探し等のアドバイザリーは、株式会社日本財務戦略センターにご相談ください。記載内容は公開時点の情報に基づき、法令改正や市場変動により最新の状況と異なる場合があります。

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よくあるご質問(FAQ)

この章のポイント
日本財務戦略センターへのご相談に関する共通の10問と、本記事に関する5問の計15問。
共通Q1. 日本財務戦略センターはどのような会社ですか?
A. 株式会社日本財務戦略センター(JFSC)は、中小企業オーナーの M&A・事業承継を「自分事として最後まで完結する」ためのご相談先です。仲介の独断ではなく、売り手の判断材料を整える立場を貫いています。会社概要もご覧ください。
共通Q2. 相談したら、必ず M&A しなければいけませんか?
A. いいえ、ご相談のみで結構です。相談後に「今回は見送ります」と判断いただいても問題ありません。M&A 以外の選択肢(廃業・親族承継・事業再生)も含めてご一緒に整理します。まずは無料相談からお気軽にどうぞ。
共通Q3. 相談料・着手金は発生しますか?
A. 初回相談・簡易査定・進行中の段階まで、すべて無料です。日本財務戦略センターは完全成功報酬制を採用しており、M&A 成約時のみご報酬が発生します。着手金・中間金・月額顧問料は一切いただきません。なお、案件特性により外部専門家への依頼や登記等の実費(例:司法書士の登記費用、外部監査法人による資産査定、譲受企業側からの弁護士・公認会計士による DD 費用 等)が発生する場合は、必ず事前にご相談・ご同意のうえ進めますので、不意の費用負担は生じません。詳細は弊社の報酬体系をご確認ください。
共通Q4. 一般的な M&A 仲介会社と、どこが違いますか?利益相反はどう開示されますか?
A. M&A 仲介は売主・買主の双方から報酬を得る「両手仲介」が業界慣行で、構造的な利益相反のリスクがあります。そのうえで、業界には「誘い込む仲介」と「公開する仲介」の二類型があると当社は考えています。日本財務戦略センターは後者の立場で、契約締結時に重要事項説明書を交付し、両手仲介の構造を含めて文書でご説明したうえで、売り手の判断材料となる情報を整え、買い手の都合で交渉を急がせない姿勢を貫きます。これは経済産業省・中小企業庁中小 M&A ガイドライン第 3 版・2024 年 8 月改訂、手数料算定基準の開示・買い手信用調査等を留意事項として明示)に則った対応です。二類型化の根拠は弊社独自の業界 20 社研究レポート、構造論の詳細は仲介契約 vs FA 契約の構造分析もご参照ください。
共通Q5. どれくらいの規模から相談できますか?
A. 年商数千万円規模の小規模事業から、数億円規模まで対応します。業界の多くの仲介会社では最低手数料を 2,000 万円以上に設定している傾向で、各社の最低手数料は中小企業庁M&A 支援機関登録制度・登録情報で確認いただけます。日本財務戦略センターの最低手数料は 700 万円で、小規模案件もお引き受けしています。具体的な報酬構造は弊社の報酬体系をご確認ください。
共通Q6. 税金・法律のことを詳しく教えてもらえますか?
A. 税務・法務は税理士法・弁護士法により、具体的な提案は弁護士・税理士等の専門家のみが行えます。当社は業界慣行の一般論をご説明した上で、顧問の先生方にご確認いただく形でご案内します。必要に応じて専門家ネットワークのご紹介も無料で行っています。
共通Q7. 家族や従業員に知られたくないのですが、可能ですか?
A. ご相談段階から NDA(秘密保持契約)を締結し、徹底管理します。社名を公開せずに買い手候補へ打診する「ノンネーム打診」の進め方も可能です。守秘義務体制については情報管理ポリシーでご確認いただけます。
共通Q8. 成約までどれくらいの期間がかかりますか?
A. 標準的には 3〜6 ヶ月程度を目安としてお考えください。買い手候補と事前に綿密な調整を行い、売主オーナー様のペースで進行します。スピード優先で売主の利益を損なう進め方は致しませんが、売主オーナー様のご事情・ご要望に応じて、最短 60 日での成約実績もございます。
共通Q9. デューデリジェンス(DD)では、どのような立場をとりますか?
A. 日本財務戦略センターは、売主オーナー様の利益を最優先に検討する立場を貫きます。仲介業の構造的な利益相反論点については仲介契約 vs FA 契約の構造分析で詳述しており、DD 費用負担の判例実務は東京地裁 DD 費用判決の射程でご確認いただけます。必要に応じて第三者の公認会計士・弁護士・税理士等の専門家をご紹介し、買い手寄りに偏らない査定体制を整えます。中小企業庁中小 M&A ガイドラインの遵守事項に則り、適切な情報開示を行います。
共通Q10. 対応エリアは限られますか?
A. 全国対応可能です。首都圏はもちろん、各地方都市でもご相談実績があります。オンライン面談と現地訪問を組み合わせ、所在地を問わず売主様のペースで進行します。まずは所在地を問わない無料相談をご利用ください。
本記事Q11. 記事で廃業には数百万~数千万円のコストがかかる可能性があるとありましたが、具体的にどのような費用が含まれ、自社の場合の概算を知るにはどうすれば良いでしょうか?
A. 廃業コストには、在庫処分費用、オフィス・店舗の原状回復費用、労働基準法第20条に基づく解雇予告手当、国税庁が定める清算所得課税、登記関連費用、そして経営者保証の残債などが含まれます。これらの具体的な試算は、貴社の財務状況や契約内容によって大きく異なるため、顧問税理士にご相談いただくのが適切です。
本記事Q12. 譲渡が難しい場合でも事業再生プランの実績があるとのことですが、どのような場合に適用可能で、具体的にどのような支援を受けられるのでしょうか?
A. 事業再生プランは、財務状況の改善や経営戦略の見直しを通じて事業の継続を目指すものです。貴社の事業内容、財務状態、再生可能性などを総合的に評価し、最適な計画を策定します。まずは弊社の無料相談にて、貴社の状況をお聞かせいただければ、具体的な可能性についてご提案できます。
本記事Q13. 廃業手続きの方が譲渡よりも早いという誤解があると記事にありましたが、一般的な手続き期間はそれぞれどのくらいかかるのでしょうか?
A. 廃業手続きは、会社法第492条以下に定められる解散決議から清算結了まで、会社法第499条の債権者保護期間2ヶ月を含む最低でも2ヶ月超を要します。一方、中小M&Aの譲渡プロセスは、案件の特性にもよりますが、一般的に3ヶ月から6ヶ月程度で成約に至るケースが多いです。
本記事Q14. 廃業しても経営者保証が残る可能性があるとありましたが、これを解除したり軽減したりする方法はありますか?
A. 廃業後も個人保証が残る可能性はありますが、「経営者保証ガイドライン」の適用により、一定の条件を満たせば解除や軽減の交渉が可能です。ただし、これは金融機関との交渉次第となるため、専門家と連携し、慎重に進める必要があります。
本記事Q15. 譲渡、事業再生、廃業、公的支援など複数の選択肢があるとのことですが、これらをどのように検討し、進めていくのが最も効率的でしょうか?
A. これらの選択肢は排他的ではなく、並行して検討することが現実的です。例えば、公的支援センターで無料相談を受けつつ、弊社のようなブティック仲介に譲渡可能性を見てもらい、同時に事業再生プランの可能性も検討するといった進め方があります。まずは弊社の「事業承継10分診断」をご活用いただき、ご自身の状況を整理した上で、専門家にご相談ください。

📅 本記事の情報基準日

本記事は 2026年4月26日 公開時点の情報に基づきます。税制・法令等は改正される場合があるため、最新の制度・税制は公的機関の公式情報をご確認ください。

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