EVIDENCE — 124社全数調査

「日本初」表記の根拠調査
統合 M&A セルフ診断スイート(5機能統合・売り手視点ジャーニー UI)

JFSC が公開する「統合 M&A セルフ診断スイート」(/suite/)における「日本初」「国内初」表記の景表法上の根拠調査資料。一般社団法人 M&A支援機関協会(MAAA)の特定事業者リスト 124 社(自社除く)全数を対象とする調査結果を公開します。

調査実施日:2026 年 4 月 29 日(網羅調査)/予備調査:2026 年 4 月 25 日 / 調査主体:株式会社 日本財務戦略センター / 公開日:2026 年 4 月 29 日
調査結論(先頭で要約) MAAA 特定事業者リスト掲載 124 社(自社除く)の公開サイトを 2026 年 4 月時点で網羅的に調査した結果、本書の用語定義に該当する「ロープレ機能」「統合スイート形式」を公開する事業者は確認できませんでした。20 社が単独機能のセルフ診断ツール(主に企業価値算定)を公開していますが、いずれも本書定義の要件を満たしません。
124 調査対象(社)
20 単独診断ツールあり(社)
0 ロープレ 3 要件全該当(社)
0 5 機能統合・共通 UI ジャーニー(社)

本調査は合理的な範囲で実施されたものであり、将来同等または類似の機能・サービスが第三者の公開記録(公開日・URL・スクリーンショット等)と併せて確認された場合、本ページおよび関連表記を速やかに修正します。

1主張内容(対象表記)

本調査が根拠とする「日本初」「国内初」表記は、以下に限定されます。

個別機能(企業価値試算・経営診断・売却シミュレーション等)については「日本初」とは謳いません。これら個別機能は複数の他社(バトンズ V COMPASS、M&A 総合研究所カンタン会社査定等)にも存在することを本調査で確認しております。

本書の主張の核心は、「個別機能の有無」ではなく、「5 機能を共通 UI で段階別ジャーニーとして統合した構造」と「12 フェーズロープレ機能(① 売り手立場 + ② 対話ステップ進行 + ③ 段階別フィードバックの 3 要件全該当)」の同時提供でございます。

2調査範囲

母集団の選定理由(MAAA 加盟事業者に限定)

恣意的な選定を排除するため、一般社団法人 M&A支援機関協会(MAAA)の特定事業者リスト掲載企業を母集団として選定。同リストは MAAA 加盟事業者の中でも自主規制遵守と情報開示意識が高い事業者で構成されており、「公開ツールを積極展開する事業者を網羅した」と説明可能な範囲です。

出典:https://www.maa-a.or.jp/list/(一般社団法人 M&A支援機関協会/特定事業者リスト)

調査対象企業数

124 社(特定事業者リスト掲載 125 社のうち、自社(株式会社日本財務戦略センター)を除く全数)

母集団外の補完調査

MAAA 非加盟の主要 M&A プラットフォーム(トランビ等)および汎用キーワードによる横断検索による補完調査も実施しております(第 6 章 6.3 参照)。これにより「MAAA 加盟事業者に限定した調査の盲点」を可能な限り低減させております。

調査経緯

2026 年 4 月 25 日に予備的な競合確認を実施。2026 年 4 月 29 日に MAAA 特定事業者リスト掲載全 124 社(自社除く)を母集団とする網羅的な正式調査+ MAAA 外主要事業者および汎用キーワード横断検索を完了し、本書をその根拠資料として公開しました。

3調査方法

確認手順

調査キーワード(同義語網羅)

表記揺れ・別名公開を漏らさないため、以下キーワード群を Google 検索とサイト内検索で複数試行しました。

主軸 ロープレ/ロールプレイ/ロールプレイング/Role Play/RPG
シナリオ系 シナリオ/シナリオ進行/シナリオ分岐/ストーリー/ケーススタディ/ケース体験/事例体験/ウォークスルー
対話・進行系 対話型/インタラクティブ/ステップ別/段階別/フェーズ別/ジャーニー/カスタマージャーニー/ガイド型/ガイド機能
体験系 体験型/模擬体験/疑似体験/シミュレーション体験/売却体験/M&A 体験/売り手体験/売り手疑似体験
数値系 12 フェーズ/12 ステップ/12 段階/N フェーズ/プロセス体験/M&A プロセス/売却プロセス
意思決定系 意思決定/意思決定シミュレーション/意思決定支援/判断シミュレーション/戦略シミュレーション
視点系 売り手視点/売り手目線/Seller-side/売主視点/譲渡側視点
統合系 統合/スイート/統合ツール/トータル/ワンストップ/一気通貫

4用語定義

本調査における主要用語の定義は以下の通り。「日本初」と謳う対象範囲を明確にするため、定義を狭く設定しています。

「ロールプレイ機能」(本件における定義) 以下 3 要件を全て満たす機能:
売り手または買い手の立場を設定し、
② 対話・ステップ進行形式で意思決定シミュレーションを行い、
③ 分岐結果または評価フィードバックを段階別に提示する機能。
「12 フェーズ売り手疑似体験ツール」(本件における定義) M&A プロセスの主要 12 フェーズ(事前準備〜PMI まで)を売り手視点で順次体験し、各フェーズで意思決定が記録され最終結果が可視化されるツール。ランダムケースが反映され、繰返しシナリオ学習が可能なものに限定。
統合スイート」(本件における定義) 複数の M&A 関連自己診断・試算・予習機能を、共通 UI・段階別ジャーニーとして統合提供するツール群。単独機能の並列リストや別ドメインへの外部リンク集約は対象外。

5除外条件

以下に該当するものは「ロールプレイ機能」「統合スイート」とは判定せず、調査対象から除外しました。

・FAQ チャットボット(質問応答型 AI のみで意思決定分岐なし)
・テンプレート文書生成 AI(書類作成支援のみ)
・固定フォーム入力型シミュレータ(分岐シナリオなし)
・有料・登録必須・限定リリース・社内限定ツール(公開ツールに限定)
・別ドメインへの外部リンク集約(自社統合ジャーニー UI でないもの)
・API 提供のみ(エンドユーザー向け UI を持たないもの)

6調査結果

6.0 調査結果サマリー

区分該当社数備考
調査対象(MAAA 特定事業者) 124 社 掲載 125 社のうち自社除く全数
何らかの公開セルフ診断・試算ツールを提供 20 社(16%) 主に企業価値・株価算定(単一フォーム型)
公開ツール非提供(対人サービスのみ) 104 社(84%) 無料相談・問い合わせフォームのみ
本書定義の「ロープレ機能(3 要件全該当)」を公開 0 社
本書定義の「5 機能統合・共通 UI ジャーニー型 M&A スイート」を公開 0 社

6.1 主要 2 社(バトンズ・トランビ)の機能事実列挙と要件チェック

本書の主張「5 機能統合・ロープレ含む M&A スイートとして日本初」を客観的に検証するため、業界最大級のプラットフォーム 2 社(バトンズ・トランビ)の公開機能を事実列挙し、本書定義の要件チェックリストへの該当 / 非該当を判定します。

A. 株式会社バトンズ(MAAA 加盟)

公式:https://batonz.jp/ / 売り案件 13,000+、買い手 18 万社+ 規模の業界最大級プラットフォーム

公開機能(事実列挙):

本書定義要件への該当判定:

要件該当
ロープレ要件 ① 売り手 / 買い手の立場設定非該当
ロープレ要件 ② 対話・ステップ進行形式での意思決定シミュレーション非該当
ロープレ要件 ③ 段階別フィードバック・分岐結果提示非該当
5 機能統合・共通 UI ジャーニー要件非該当(複数機能あり、ただし各機能は独立した URL・サービスとして提供されており共通 UI ジャーニー統合ではない)

B. 株式会社トランビ(MAAA 非加盟・補完調査対象)

公式:https://www.tranbi.com/ / 国内最大級 M&A マッチングプラットフォーム

公開機能(事実列挙):

本書定義要件への該当判定:

要件該当
ロープレ要件 ① 売り手 / 買い手の立場設定非該当
ロープレ要件 ② 対話・ステップ進行形式での意思決定シミュレーション非該当
ロープレ要件 ③ 段階別フィードバック・分岐結果提示非該当
5 機能統合・共通 UI ジャーニー要件非該当(マッチング + 価値算定 + 学習コンテンツの 3 要素は提供、ただし各機能は独立した URL として提供されており共通 UI ジャーニー統合ではない)

6.2 その他 MAAA 122 社の調査結果サマリー

バトンズ以外の MAAA 加盟 122 社中、何らかの公開セルフ診断・試算ツールを提供している事業者は 19 社(うち多くは企業価値・株価算定の単一フォーム型)。残り 103 社は対人サービス(無料相談・問い合わせフォーム等)が中心で、公開セルフ診断ツール自体を提供していない。

主要事例(一部):

M&A 総合研究所
カンタン会社査定シミュレーター(1 分入力型・企業価値算定)https://masouken.com/valuations/
M&A キャピタルパートナーズ
簡易企業評価シミュレーター(BS/PL 6 項目入力)https://www.ma-cp.com/simulate/
M&A Properties
AI 株式価値診断(AI モデル・6 項目入力)https://www.maproperties.co.jp/...
日本 M&A センター
株価算定シミュレーション + M-Compass(売却先提案・3 項目入力)https://www.nihon-ma.co.jp/sell-off-simulation/
フォーバル
事業承継簡易診断チャート(分岐フロー型)+ 簡易株価無料診断https://forval-shoukei.jp/chart/
CINC Capital
匿名・1 分企業価値算定シミュレーターhttps://cinc-capital.co.jp/simulate/
オンデック
経営承継支援
企業価値算定シミュレーションhttps://jms-support.jp/simulation/
M&A ロイヤルアドバイザリー
簡易株価算定ツール(6 項目入力)https://ma-la.co.jp/...
他 10 社
みつきコンサルティング、ACN 経営研究所、AIdea M&A Advisory、アイアールアイ M&A、かがやき M&A、アシブネ、NEWOLD CAPITAL、Byside、ひまわりパートナーズ、fundbook 等。各社、企業価値算定ないしマッチング機能を単独で提供。

※ いずれの事業者も本書定義の「ロープレ機能(3 要件全該当)」「5 機能統合・共通 UI ジャーニー要件」のいずれにも該当しません。

※ 三菱 UFJ 銀行 Wealth Canvas(事業承継シミュレーション)はアカウント登録必須のため、本書「除外条件」(第 5 章)に該当し対象外としております。

6.3 汎用キーワード横断検索による補完調査

MAAA 加盟事業者に限定した母集団調査」の盲点を低減するため、社名指定なしの汎用キーワードによる Google 横断検索も並行して実施しました。

実施した検索クエリ:

結果:

これにより MAAA 加盟事業者外の領域も補完的に確認しております。

6.4 結論:日本初主張の 2 段論法

本調査結果から、JFSC「日本初」主張は以下の 2 段論法により成立します。

第 1 段:個別ロープレ機能の要件適合性 要件 ① 売り手立場設定 + ② 対話ステップ進行 + ③ 段階別フィードバック の 3 要件を全て満たすロープレ機能を提供する事業者は 0 社MAAA 124 社 + 補完調査対象) 第 2 段:5 機能統合スイート構造 5 機能(10 分診断 + 自社把握度 + 企業価値試算 + 手数料比較 + 12 フェーズロープレ)を共通 UI で段階別ジャーニーとして統合提供する事業者は 0 社。バトンズ・トランビ等の最大手プラットフォームも、複数機能を提供しているが各機能は独立した URL・サービスとして配置されており、共通 UI ジャーニー統合ではない。

→ JFSC は本書定義における日本初(当社調べ・2026 年 4 月時点)として主張可能

7調査対象 124 社(透明性確保のため全名公開)

調査範囲の透明性確保のため、母集団 124 社の全社名を以下に開示します。各社の機能評価詳細は省略しますが、結論は第 6 章記載の通り(ロープレ統合スイートは全社で確認できず)。

8修正運用ルール

本調査結果については、合理的な範囲で実施されたものであり、将来下記に該当する事実が確認された場合、本ページおよび関連表記を 速やかに修正します。

調査証跡の内部保管:本調査の対象企業 124 社の各公式サイト確認時のスクリーンショット・URL・確認時刻、および第三者アーカイブ(Wayback Machine 等)への保存記録は、社内で管理保管しております。消費者庁等からの資料提出要請(景表法第 7 条第 2 項)には 15 日以内に対応可能な状態です。

誤情報是正のお問い合わせ窓口:本調査の対象企業・他事業者様で「同等機能を当社の方が先に提供している」旨のご指摘がございましたら、お問い合わせフォームまたは info@jfsc.jp までご連絡ください。証跡(公開日・URL・スクリーンショット等)と併せてご教示いただいた場合、本ページの更新をもって対応いたします。

9監修・運用方針