M&A仲介の「闇」と呼ばれる2つの疑惑——年収2,000万超は本当か、手数料は売り手を泣かせているのか。業界現役・OBが口を閉ざすなか、有価証券報告書が答えを持っていた。
この記事のポイント(3分で読める要約)
M&A仲介大手2社の有価証券報告書とIR資料を用いて、「年収2,000万超は本当か」「手数料は売り手から吹っかけているのでは」の2つの疑惑を順に検証しました。いずれも数字の整合性は確認できます。ただし株式譲渡価格が5億円を下回ると、最低手数料(片側約2,500万円)の影響で実質手数料率が構造的に上昇します。M&A仲介を検討する前に、まず自社の株式価値の目線を持っておくことが重要です。
- 大手A社の平均年収2,277万円は、IRから逆算したインセンティブ試算値と誤差5%以内で一致。大手B社(在籍1年超1,631万円)もほぼ完全一致。数字は有報・IRで整合しています
- 実質手数料率は両社ともおおむね9〜10%前後。標準レーマン方式(5億円超で10%未満)が適用される案件規模を主体に引き受けている実態と整合しており、「吹っかけ」は確認されません
- 株式譲渡価格5億円未満では最低手数料(片側約2,500万円)が発動し、実質手数料率が急上昇します。3億円の案件では両取り合計で約16.7%になります。まず自社の企業価値概算を把握することが第一歩です
業界に向けられた2つの疑惑
「30代前半で年収1億ってやっぱM&A業界って夢ありますよね」
大手M&A仲介会社の元取締役がYouTubeでそう語った。最高年収を問われ、「ぶっちゃけ1億ジャスト」と明かした。しかもこの元取締役は、別の事実も告白している——在籍中、「決まってもない案件を前倒しで計上する」不正が「結構大規模に」行われていたと。
転職サイトには「2年目で年収1億」のコピーが躍る。SNSには「同期が3年目で億プレイヤーに」の体験談があふれる。一方、業界を少し調べれば別の声も出てくる。「平均年収1,500万超えは上位30%だけ」「初年度は成約ゼロで基本給のみ」「月80〜90時間残業でメンタル崩壊」——。夢の職場か、地獄の営業か。
業界経験者もYouTubeで赤裸々に語っている。「結論としては激務ですね。業界としてやっぱガツガツ働いてガツガツ稼ぎたい、そういう気持ちである方がたくさんいる業界。楽して稼ぎたいみたいなのはちょっと違う」(M&A仲介業界は激務なのか?)。「見えない暗闇の中でひたすらに走っていかないといけない。最初の半年〜1年は成果が出る気がしなくなる。2年半ぐらいは辛いよ、もう絶対すぐ稼げるようになりますという気持ちでは本当に入らない方がいい」(正直、M&A仲介入って辛かったこと、あります)。「年間売上で2億とか3億とかあげる人いるじゃないですか。それは無理じゃねって自分で思って辞めました」(M&A仲介を辞めたくなる瞬間)。
本当のところはどうなのか。
そしてもう一つ。もし年収数千万が実態なら、その原資はどこから来るのか。売り手・買い手から受け取る手数料が原資だとすれば——売り手に吹っかけているのではないか、という疑念は自然に生まれる。
この2つの疑惑を、今回は有価証券報告書(有報)とIR資料という一次データで正面から検証する。
疑惑①を検証——「年収2,000万超は本当か」
M&A仲介は高給のために、売り手を泣かせて高い金を得ている……。本当でしょうか。今日は公的な数字から検証してみたいと思います。
有報が示す数字を確認する
まず一次データを確認しましょう。上場するM&A仲介大手2社がEDINET経由で開示している有価証券報告書の「従業員の状況」欄から、以下のデータが読み取れます。
| 指標 | 大手A社 (東証プライム) | 大手B社 (東証プライム) |
|---|---|---|
| 有報開示の平均年収 | 2,277万円 | 1,631万円 (在籍1年超ベース) |
| 単体(提出会社)従業員数 | 244人 | 約330〜440人 (開示幅あり) |
| うちコンサルタント部門 | 187人 | — |
| 平均年齢 | 32.2歳 | — |
| 平均勤続年数 | 3.09年 | — |
| 連結売上(FY2024) | 191億円 | 約166億円 |
| 連結営業利益率 | 33.3% (単体37.6%) | — |
A社の平均年収2,277万円は、管理部門を含む全244人の加重平均です。B社の1,631万円は「在籍1年超」という条件が付いており、新入社員が多い分母を意図的に除外しています——この点については後述します。
IRからインセンティブを逆算する
有報の数字が「作られた数字」でないか確認するため、IRデータから年収をボトムアップで逆算してみます。
A社の逆算:
A社のコンサルタント部門人員は187人(有報開示)、連結売上は191億円です。売上の大半はコンサルタント部門が生み出すと仮定すると、1人当たり売上は約1.02億円(191億÷187人)になります。
M&A仲介業界でコンサルタントに支払われるインセンティブ率(売上に対する割合)は、公開されている決算説明資料や業界情報から15〜20%程度とみられています。これを適用すると:
- インセンティブ(推計):1.02億円 × 15〜20% = 1,530万〜2,040万円
- 基本給(推計):400〜600万円(業界水準)
- 合計(推計):1,930〜2,640万円(中央値:約2,290万円)
有報開示2,277万円との誤差は中央値で約0.6%。IRから積み上げた試算値と有報開示がほぼ完全に一致しています。
B社の逆算:
B社はIR開示資料で成約件数234件(FY2024年9月期)を公表しています。売上166億÷234件=件あたり両取り手数料約7,100万円。B社は有報上コンサルタント部門の人員を独立開示していません。A社のコンサルタント比率(244人中187人、約77%)をB社の開示従業員数(330〜440人)に準用すると約250〜340人(中央値約295人)と推定されます。中央値295人ベースの1人あたり売上は約5,600万円、インセンティブ20%+基本給500万円で試算すると約1,620万円——在籍1年超ベースの有報1,631万円と誤差1%未満で一致します。
検証結果——「年収2,000万超」は数字として整合する
IR逆算と有報開示の照合から、A社・B社ともに開示数字に大きな矛盾は見当たりません。「高年収は事実か」という問いに対する答えは、データの範囲では「はい」です。転職サイトが謳う「業界の高年収」は、少なくとも有報・IRの数字と整合しています。
なぜ転職口コミと有報で数字が違うのか
なお、転職口コミサイト(OpenWork)では、A社コンサルタントの年収として3,000万円超という集計値も流通しています。有報の2,277万円との乖離は、口コミバイアスで説明できます——口コミを書く動機が高いのは高年収を達成した層であり、成約ゼロで離職した層は投稿しません。また転職口コミは「コンサルタント職」限定の自己申告であり、有報は管理部門を含む全従業員の加重平均です。両者の乖離は構造的なもので、どちらが「正しい」というわけではありません。
見落とせない2つの補足
ただし、この「平均2,000万超」という数字には2つの重要な補足があります。
補足①:代表報酬による上方歪み
A社の代表取締役報酬は1人で12.64億円(FY2024)。これは従業員平均年収2,277万円の55倍に相当します。代表報酬は有報の「役員報酬」として開示され、「従業員の平均年収」には算入されませんが、会社全体の収益配分の偏りを示す数字として参照しておく価値があります。なお、転職口コミに見られる「基本給月70万円+賞与9,000万円=年収1億円」という事例も実在するとみられますが、これはインセンティブ青天井の構造が生み出す最上位層の実例であり、全体の1〜5%程度と推定されます。
補足②:生存バイアス——「在籍1年超」という条件の意味
B社が平均年収に「在籍1年超」という条件を付けていることは、見落とせないポイントです。M&A仲介業界では成約ゼロのまま1年以内に離職するコンサルタントが相当数存在するとみられています。B社自身が「在籍2年超」の平均年収として2,894万円(同社1年超ベース1,631万円の1.77倍)を別途開示していることからも、1〜2年で脱落する層を除外するほど数字が変わる構造がわかります。
業界内部から見た年収構造についても証言は一致している。「1年目はインセンティブがないので研修みたいな観点。2年半ぐらい経って、ある程度数字の組み立てができるようになるタイミング」(正直、M&A仲介入って辛かったこと)。「ベース年収が例えば300万台とか500万前半台ような形であれば残念ながらそこの年収にとまってしまう」(給与体系を実際に計算してみた)。逆に成果が出れば「2年目の中央値年収が3,000万とか4,000万という会社もある。もう全てインセンティブなので成果を出した対価として受けているので非常にフェア」(M&A仲介1年目の実態)という青天井の構造がある。
要するに、「2,000万超」は業界で生き残った人たちの平均年収です。入口の全員平均ではありません。
疑惑②を検証——「手数料は吹っかけているのか」
M&A手数料の仕組み——レーマン方式とは
M&A仲介の手数料は「レーマン方式」と呼ばれる累進逓減型の算式が業界標準です。株式譲渡価格が大きくなるほど適用される料率が下がる仕組みで、国内の中小M&Aでは以下の料率が主流です(中小企業M&Aガイドライン第3版参照)。
| 株式譲渡価格の段階 | 適用料率 | 累計手数料(片側) |
|---|---|---|
| 5億円以下の部分 | 5% | 最大2,500万円 |
| 5億円超〜10億円以下の部分 | 4% | 最大4,500万円 |
| 10億円超〜50億円以下の部分 | 3% | 最大16,500万円 |
| 50億円超〜100億円以下の部分 | 2% | 最大26,500万円 |
| 100億円超の部分 | 1% | 以降1%加算 |
M&A仲介は売り手・買い手の双方から手数料を受け取る「両手仲介」が主流のため、売り手から受け取る手数料と買い手から受け取る手数料を合算した「両取り手数料」が実際の収入になります。
実効手数料率をIRから計算する
「実効手数料率」とは、実際に受け取った手数料を案件規模で割った数字です。レーマン方式の料率表がそのまま適用されているかどうかをこの数字で確認します。
A社(大手A社):
IRBankの業績データと決算短信から、連結売上191.7億円(FY2024年9月期)。IR資料等から推定される年間成約件数は約220件(推計)で、件あたり両取り手数料は約8,700万円(191億÷220件)になります。片側4,350万円をレーマン方式で逆算すると対応案件規模は約9.6億円。主戦場は株式譲渡価格9〜11億円前後の中規模案件と推計されます。実効手数料率は約8.7〜9.3%(9.6億円で9.1%、10億円で8.7%)。
B社(大手B社):
売上約166億円(決算情報)÷IR資料記載の成約件数234件(FY2024年9月期、推計)=件あたり両取り手数料約7,100万円。片側3,550万円をレーマン逆算すると対応案件規模は約7.6億円。主戦場は7〜8億円前後と推定されます。実効手数料率は約9.1〜9.3%(7.6億円で9.3%、8億円で8.9%)。
※B社成約件数・売上はIR資料開示ベースの推計値。実効手数料率は「件あたり推計手数料÷推計案件規模」で算出。A社成約件数220件も推計。
検証結果——「吹っかけ」は確認されない
両社とも実効手数料率はおおむね9%前後(8.7〜9.3%)に収まっています。標準レーマン方式で試算すると、株式譲渡価格が5億円超の案件では手数料率が10%を下回るのが標準的な設計です。両社の実績値がこの水準と一致している事実は、「標準的な規模の案件にレーマン方式を適用している」という実態と整合的です。
「手数料を吹っかけている」という疑惑については、現時点で有報・IR数字から裏付けることはできません。むしろ標準レーマンの適用が確認されます。
ただし、ここに落とし穴があります。
ただし、5億円未満の案件では構造が変わる
最低手数料とは何か
M&A仲介の手数料体系には、レーマン方式に加えて「最低手数料」が設定されています。案件規模が小さく、レーマン計算値が最低手数料を下回った場合は、最低手数料が優先適用される仕組みです。
大手仲介2社の最低手数料は、一般的に片側2,500万円前後(両取りで5,000万円前後)と公表・推定されています。
では、どの案件規模からこの最低手数料が発動するか。レーマン方式の5億円以下5%の計算に当てはめると、5億円ちょうどでレーマン計算値(片側2,500万円)が最低手数料に一致します。つまり株式譲渡価格5億円未満の案件では最低手数料が発動し、レーマン計算値よりも高い手数料が請求されることになります。
計算例——3億円・5億円・7億円の案件
| 株式譲渡価格 | レーマン計算値 (片側) | 大手最低手数料 (片側) | 実際の請求 (両取り合計) | 実効手数料率 |
|---|---|---|---|---|
| 3億円 | 1,500万円 | 2,500万円 | 5,000万円 | 16.7% |
| 5億円 | 2,500万円 | 2,500万円 | 5,000万円 | 10.0% |
| 7億円 | 3,300万円 | (発動せず) | 6,600万円 | 9.4% |
| 10億円 | 4,500万円 | (発動せず) | 9,000万円 | 9.0% |
※大手最低手数料は一般的な水準として片側2,500万円を使用。実際の各社設定は契約前確認が必要です。7億円のレーマン計算:5億×5%+2億×4%=3,300万円。
この問題を解説するYouTube動画でも同様の指摘がある。「売却額が5,000万円の場合、5億円以下の部分なので5%なんですけれども、最低手数料2,000万円というところが採用されれば非常に負担が大きくなってしまう。事業承継を諦めざるを得ない経営者も出てきてしまうというのが現状」(不動産M&Aが急増中!仲介手数料の闇)。最低手数料の問題は、業界内部からも認識されている構造的な課題です。
この計算は絵空事ではありません。業界関係者の発言(参考:M&A手数料相場解説)でも「2億円の案件で手数料率25%」「3億円の案件で17%」という水準が実例として挙げられており、今回の試算と整合しています。
この表が示すことは明確です。株式譲渡価格が5億円を下回ると、最低手数料が発動して実効手数料率が上昇します。3億円の案件では手数料率が16.7%——これはレーマン方式本来の想定(5億以下5%)の3倍以上の水準です。
実例——大手との差額1,800万円
弊社が面談した大阪の介護事業者の方は、立ち上げた事業所が資金難に陥り、運転資金を確保するために大手仲介経由で売却を終えていました。現金が必要だった事情は理解できます。ただ、仮に弊社にご相談いただいていた場合、手数料の差額だけで1,800万円(税別)が手元に残った計算になります。その後の資金繰りも大分違ったのではないか——この種の「最低手数料の差が経営を左右するケース」は決して珍しくありません。
なぜ最低手数料が設定されているのか
最低手数料は合理的な根拠を持っています。M&Aの成約には担当者の時間、法務・財務調査の費用、契約書作成コストなど、案件規模に関わらず一定の固定費が発生します。案件規模が小さいほど、手数料率が固定費をカバーできなくなるため、業者側が採算ラインとして設けているのが最低手数料です。
問題は、売り手側がこの構造を理解せずに大手仲介に相談した場合です。「5億円以下の会社を売りたい」という方が大手の窓口を訪ねると、標準レーマンよりも高い実効手数料率での交渉になる可能性があります。「吹っかけられた」という感覚は、こうした最低手数料の構造に対する認識の齟齬から生まれることが多いと考えられます。
M&A仲介を検討する前に——「自社の株式価値」の目線を持つ
案件規模を知ることが出発点
今回の検証から、M&A仲介を検討する際の実践的な示唆が一点浮かび上がります。仲介業者を選ぶ前に、自社の株式価値の概算を把握しておくことです。
株式価値(株式譲渡価格の目線)が5億円を大きく下回りそうな場合、大手仲介の最低手数料が発動するゾーンに入ります。その場合、最低手数料の設定が低い業者を選ぶことで、支払う手数料の総額を抑えられる可能性があります。逆に、株式価値が10億円を超えるような案件であれば、最低手数料の影響は軽微で、業者間の手数料差はそれほど大きくなりません。
業者選びで見落とされがちな3つの落とし穴
手数料水準だけでなく、担当者の業種理解も業者選びの重要な判断軸です。弊社には他社から転じてきた売り手・買い手から、担当者の業種知識不足に起因する不満の声が届くことがあります。実際に把握しているケースを2つ挙げます。
①不動産会社のM&Aでの評価手法のミスマッチ:不動産賃貸業の売却案件で、担当者がEBITDAマルチプルにこだわり、不動産固有の評価指標である利回りベースの純資産評価を考慮しなかったケースです。不動産会社のバリュエーションは保有物件の利回りと含み損益が核心であり、一般製造業と同じ評価手法を当てはめると適正価格から大きく外れます。業界最大手の担当者によるケースとして把握しています。
②介護事業のM&Aでの業種知識不足:介護施設の売却案件で、担当者がサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)と住宅型有料老人ホームの区別がついていなかったケースです。両者は設備基準・人員配置・報酬体系が異なり、買い手の経営判断にも直結する区分です。この混同は介護業界のM&Aにおいて基本的な知識の欠如を意味します。こちらも業界最大手の担当者によるケースとして把握しています。
大手仲介の強みは認知度・マッチング母数・交渉力にあります。一方で、汎用M&Aスキルは高くても業種固有の知識が薄い担当者に当たるリスクは否定できません。手数料水準・業種理解・専門家連携体制の3軸で業者を比較することをお勧めします。
最低手数料の設定は業者によって異なる
大手仲介2社の最低手数料が片側2,500万円(両取り5,000万円)前後とみられる一方、業者によってこの設定は異なります。手数料体系をウェブサイト上で開示している業者もあれば、NDA締結後にしか開示しない業者もあります。
弊社(株式会社日本財務戦略センター)の最低手数料は700万円(手数料シミュレーターにて開示)。大手の最低手数料(片側2,500万円)と比較して大きく低い水準で設定しています。また、レーマン方式の計算ベース・適用方法も契約前に書面で明示しており、中小企業M&Aガイドライン第3版(2024年8月)が求める重要事項説明の17項目すべてを履行しています。
なお、弊社を含む中小M&A仲介は「両手仲介」の形態です。売り手・買い手双方から手数料を受け取る点は大手と同じです。差異は手数料水準の設定と、利益相反防止に向けた取り組みの内容にあります。
まず、自社の株式価値を無料で試算してみる
「自社の会社はいくらで売れそうか」の概算を把握するだけで、最低手数料が発動するかどうかの目線がつきます。弊社の手数料シミュレーター(JFSC Suite)では、財務情報を入力するだけで株式価値の目安・手数料試算・手残り比較が無料で行えます。
よくある質問(FAQ)
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この記事の執筆・監修
本記事は株式会社日本財務戦略センター(JFSC)が執筆・監修しています。代表者は上場M&A仲介会社での成約実績を経て独立。規制業種・NPO法人・事業再生を含む幅広い案件に対応しており、弁護士・税理士等の専門家と連携することで一般的な仲介会社では対応困難な案件もカバーしています。
| 所在地 | 〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-1-8 神山ビル3A |
| 電話 | 03-4500-7730 |
| 事業内容 | M&A仲介、企業再生、業務提携支援、財務改善、新規事業支援 |
| 登録・加盟 | M&A支援機関登録(中小企業庁)、一般社団法人M&A支援機関協会(特定事業者) |
業界関係者YouTubeが語る現場の声——10本まとめ
本稿とは無関係の第三者が公開している動画を独自に収集・分類しました。有報データとの整合もあわせて確認しています。
| カテゴリ | 動画タイトル | 主な証言・主張 | 有報との整合 |
|---|---|---|---|
| 年収・報酬 | 高年収のM&A仲介業界の複雑な給与体系を実際に計算してみた | ベース+インセンティブ構造を解説。インセンティブ率は売上の20%前後が一般的。1件の成約で1,200万円のインセンティブが発生するケースも。1年目はインセンティブなしの研修期間が多い。 | ○ |
| 年収・報酬 | テレアポ不要で2,000万超え!M&A仲介コンサルタントの年収の秘密 | 「2年以降の平均年収2,000万超の求人が多数ある」と証言。テレアポなし・アドバイザー特化型ポジションの存在を紹介。少数精鋭採用が主流。 | △ |
| 激務・実態 | 正直、M&A仲介入って辛かったこと、あります | 「最初の半年〜1年は成果が出る気がしない」「見えない暗闇の中でひたすら走り続ける辛さ」「同期が成果を出し始めると焦る」。大手M&A仲介4年経験者の証言。 | ○ |
| 激務・実態 | 入社後後悔?M&A仲介1年目の実態 | 「成果を出せば1,000万超はよくある、上位は2,000〜4,000万も」「3ヶ月・1週間で辞めるケースも。イメージと違ったと心が折れる事例が多い」。 | ○ |
| 激務・実態 | 【ブラック?】M&A仲介業界は、激務なのか? | 「結論として激務」「ガツガツ稼ぎたい気持ちがない人は転職しない方がいい」。一方で「365日激務ではない」「休みは取りやすい」とも。クロージング案件が重なると会社に寝泊まりも。 | ○ |
| 離職・転職 | M&A仲介を辞めたくなる瞬間について話します | 「年間売上で2〜3億上げる人がいる、それは無理と自分で感じて辞めた」。案件クロージングが自分の力ではコントロールできないことへのストレス。 | ○ |
| 離職・転職 | M&A仲介業界から転職した業界4選 | 転職先として投資会社(マイクロ〜小規模M&A担当)、PEファンド系(バリューアップ担当)などを紹介。M&A仲介で培ったスキルが転職市場で高評価される実態を解説。 | — |
| 手数料の問題 | 不動産M&Aが急増中!仲介手数料の闇 | レーマン方式+最低手数料の仕組みをFP視点で解説。「売却額5,000万円に最低手数料2,000万円が適用されると非常に負担が大きく、事業承継を諦める経営者が出ている」と警告。 | ○ |
| 業界の闇・不正 | 完全に詐欺みたいな話 | 「経営状態を精査せず即断買収へ持ち込みたがる業者がいる」「M&A支援機関登録業者が2,800社超、半数以上が2020年代設立の新参者」。悪質業者の増加と業界ルールの未整備を指摘。 | △ |
| 業界の闇・不正 | M&A仲介の罠 ルシアン事件 | ルシアンHDによる「資産を抜くだけ抜いて買収後放置」事件を報道。被害者「現金を猫そぎ持っていかれた」「人1人殺すでは済まないレベルの悪質行為」と証言。中小企業庁登録業者でも悪質事例が発生する実態。 | △ |
凡例:○=本稿の有報・IRデータと整合 △=大手2社の分析範囲外(一部業者・特殊事例) —=本稿の検証対象外
【付録】M&A 支援機関協会 正会員一覧と苦情・通報窓口(2026年5月13日現在|クリックで展開)
本付録は、M&A 業界の自主規制機関である M&A 支援機関協会(旧 M&A 仲介協会)の正会員 231 社、および苦情・通報窓口の一覧です。
出典:M&A 支援機関協会公式サイト(2026年5月13日現在)。
特定事業者リスト閲覧資格保有 118 社
業界の自浄作用に積極参加し、不適切な譲り受け側事業者情報を協会内で共有する「特定事業者リスト」の閲覧資格を持つ M&A 支援機関協会 会員 118 社です(弊社・株式会社日本財務戦略センターも本リストに含まれます)。
| ABNアドバイザーズ株式会社 | AIdeaM&AAdvisory株式会社 | Byside株式会社 | CTF株式会社 |
| DANコンサルティング株式会社 | Enimprovement栄合同会社 | LINK株式会社 | M&ALead株式会社 |
| M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 | M&Aロイヤルアドバイザリー株式会社 | NBR合同会社 | NKGRコンサルティング株式会社 |
| NOBUNAGAサクセション株式会社 | S&G株式会社 | SBI辻・本郷M&A株式会社 | TSUNAGU株式会社 |
| あがたグローバルコンサルティング株式会社 | かえでファイナンシャルアドバイザリー株式会社 | かがやきM&A株式会社 | ひまわりパートナーズ株式会社 |
| みさわ財産コンサルティング株式会社 | みつきコンサルティング株式会社 | みらいアーク株式会社 | アイアールアイM&Aコンサルティング株式会社 |
| アカツキパートナーズ株式会社 | アクタスコンサルティング株式会社 | インクグロウ株式会社 | インテグループ株式会社 |
| エムレイス株式会社 | オリックス株式会社 | クレジオ・パートナーズ株式会社 | グローウィン・パートナーズ株式会社 |
| グローバリューパートナーズ株式会社 | ジャパンM&Aソリューション株式会社 | セレンディップ・フィナンシャルサービス株式会社 | ビジネスサクセション株式会社 |
| ビズキューブ・コンサルティング株式会社 | ファイブ・アンド・ミライアソシエイツ株式会社 | ブティックス株式会社 | ブルーバード合同会社 |
| 三菱地所リアルエステートサービス株式会社 | 中之島キャピタル株式会社 | 九州M&Aアドバイザーズ株式会社 | 合同会社アジュール総合研究所 |
| 名南M&A株式会社 | 有限会社インレット | 有限会社長野県M&Aセンター | 株式会社ACN経営研究所 |
| 株式会社AGSコンサルティング | 株式会社CBヘルスケア | 株式会社CCイノベーション | 株式会社CINCCapital |
| 株式会社LifeHack | 株式会社M&AProperties | 株式会社M&Aエグゼクティブパートナーズ | 株式会社M&Aクラウド |
| 株式会社M&Aグローバルキャピタル | 株式会社M&Aコンサルティング | 株式会社M&Aフォース | 株式会社M&Aプライムグループ |
| 株式会社M&Aベストパートナーズ | 株式会社M&A会計ファイナンス | 株式会社M&A承継機構 | 株式会社M&A総合研究所 |
| 株式会社MJSM&Aパートナーズ | 株式会社NEWOLDCAPITAL | 株式会社OAGコンサルティング | 株式会社SECURITYBRIDGE |
| 株式会社Ssimaキャピタル | 株式会社TBC | 株式会社WealthLead | 株式会社fundbook |
| 株式会社さかい経営センター | 株式会社たすきコンサルティング | 株式会社みどり未来パートナーズ | 株式会社みらい共創アドバイザリー |
| 株式会社アシブネ | 株式会社ウィット | 株式会社ウィルゲート | 株式会社エグゼブリッジ |
| 株式会社オンデック | 株式会社サスガキャピタルパートナー | 株式会社シードアドバイザリー | 株式会社ストライク |
| 株式会社スリーエスコンサルティング | 株式会社ネクストM&Aパートナーズ | 株式会社ハレバレ | 株式会社バトンズ |
| 株式会社ヒルストン | 株式会社フォーバル | 株式会社プレックス | 株式会社マネジメント・スタッフ |
| 株式会社メディカル・アドバイザーズ | 株式会社ユニコン | 株式会社ユーザーサービス | 株式会社レコフ |
| 株式会社三井住友銀行 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 株式会社事業承継パートナーズ | 株式会社事業承継通信社 |
| 株式会社佐賀銀行 | 株式会社倉富佐原M&A事務所 | 株式会社北海道総合経営研究所 | 株式会社大垣共立銀行 |
| 株式会社日光コンサルティング | 株式会社日本M&Aセンター | 株式会社日本提携支援 | 株式会社日本経営 |
| 株式会社日本財務戦略センター | 株式会社日税経営情報センター | 株式会社矢橋コンサルティング | 株式会社経営承継支援 |
| 株式会社船井総研あがたFAS | 株式会社諸井会計 | 株式会社青山財産ネットワークス | 株式会社HCフィナンシャル・アドバイザー |
| 瀬戸内FAS株式会社 | 総合メディカル株式会社 |
M&A 支援機関協会 正会員 113 社
正会員として M&A 支援機関協会に加盟する 113 社です。
| AggregatorJapan株式会社 | FrontierM&APartners株式会社 | Kingsmancapitalpartners株式会社 | RSM汐留パートナーズ株式会社 |
| あおもり創生パートナーズ株式会社 | いわぎんリサーチ&コンサルティング株式会社 | さくら経営支援株式会社 | しんせい事業承継株式会社 |
| まごころM&Aパートナーズ株式会社 | アアクスグループ株式会社 | アエリアコンサルティング株式会社 | アドバンスト・ビジネス・ダイレクションズ株式会社 |
| アナタの財務部長合同会社 | ウーファ合同会社 | エヌ・シー・アドバイザリー合同会社 | エベレディア株式会社 |
| クレアスト株式会社 | シンプルフォーム株式会社 | タツノコ資産形成株式会社 | ニューアイランド株式会社 |
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- M&A 支援機関協会 苦情受付窓口
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→ https://ma-shienkikan.go.jp/inappropriate-cases
※本リストは 2026年5月13日現在の情報です。最新は M&A 支援機関協会 会員一覧 および 特定事業者リスト をご参照ください。
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本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の案件における法務・税務・会計判断を提供するものではありません。法務・税務・会計の個別判断は、弁護士・税理士・公認会計士等の専門家にご相談ください。M&Aのスキーム設計・タイミング・買い手探し等のアドバイザリーは、株式会社日本財務戦略センターにご相談ください。記載内容は公開時点の情報に基づき、法令改正や市場変動により最新の状況と異なる場合があります。
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📅 本記事の情報基準日
本記事は 2026年5月15日 公開時点の情報に基づきます。税制・法令等は改正される場合があるため、最新の制度・税制は公的機関の公式情報をご確認ください。
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