2026.04.25 M&A実務 企業価値・価格

【EBITDA倍率の罠】「業界平均5倍」を信じた社長が-5,000万円損した理由|中小M&Aで本当に効く類似会社比較法

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EBITDA倍率の罠|業界平均で自社の値段を測るな|業種別実データ

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「自社はいくらで売れるのか」── M&A を検討し始めた経営者の最大の関心事です。インターネットで「償却前利益(EBITDA) 倍率」「業界平均」を検索すると、業種別の倍率データが並びます。しかし、業界平均で自社の価値を判断するのは危険です。値段は M&A の出発点であって、本質ではありません。本記事では、中小 M&A ガイドライン第 3 版(2024 年 8 月改訂) を踏まえ、業種別倍率の実データ・倍率を上げる秘訣・倍率では測れない論点を整理します。

Table of Contents

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1. 「いくらで売れるか」を、業界平均だけで判断するのは危険

EBITDAは、本業の稼ぐ力を示す指標です。M&A の世界では「企業価値(企業価値(EV))= EBITDA × 倍率」という計算式が広く用いられ、業界平均倍率を参考にする慣習が定着しています。

しかし弊社が現場で経営者の方々と対話してきた経験からすると、「業界平均は ◯ 倍だから、自社もこのくらい」と単純化して判断するのは危険です。同じ業種でも事業規模・収益モデル・無形資産・継続契約の比率で倍率は大きく変動し、業界平均はあくまで「中央値の参考」に過ぎません。

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弊社の 企業価値セルフ試算ツール では、業種別倍率・純資産法・割引キャッシュフロー(DCF) の複数手法でレンジ試算が可能です。値段の議論は、まず数字を見える化してから始めるのが筋です。

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2. 業種別 EBITDA 倍率(実データ)と、単一指標の限界

業界各社が公表している成約案件ベースの EBITDA 倍率は、参考として有用です。下記は中小 M&A の公表データから整理した代表的なレンジです。

業種EBITDA 倍率(中小 M&A 実績)
全業界平均約 5.4 倍
製造業(金属・電子・機械等)5.3 〜 5.7 倍
建設業(総合)約 4.4 倍(電気工事 4.0/戸建 7.0/土木 2.9)
飲食業約 6.2 倍(弁当・給食 2.2/野菜加工卸 8.1)
IT・SaaS(中小)5 〜 8 倍(受託開発と SaaS で大きく乖離)
介護事業3 〜 6 倍(経常利益 2-5 年分の年買法も併用)
旅館ホテル10 〜 12 倍(後述の特殊事情あり)
不動産業(管理・仲介)3 〜 5 倍(保有資産は純資産法主流)

※ 出典:日本 M&A センター成約データ、各種 M&A 仲介公表資料、中小 M&A ガイドライン第 3 版参考資料、業界専門誌等を集計。実際の成約倍率は買い手競合状況・DD 結果・当事者間交渉で大きく変動します。

ホテルの 10-12 倍が高く見える理由 — 単一指標の限界

例えば旅館・ホテルの倍率が 10-12 倍と高水準に見えますが、これは 不動産価値が EBITDA に十分に反映されていないため です。土地・建物の含み益や時価が、EBITDA という収益指標には乗らず、結果として「EBITDA 倍率が見かけ上、高くなる」構造です。実際の取引では不動産価値が別途算入され、純資産法・収益還元法を併用するのが実務です。

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ここに 単一指標で価値を判断しようとする担当者の限界 があります。「業界平均は◯倍だから」「EBITDA × 6 倍で◯ 億円です」と単一指標だけで価値算定を済ませる仲介者・FA は、不動産保有業種・知財集中業種・継続契約モデル業種など、業態の特性に応じた評価設計ができていない可能性があります。複数手法を併用し、業種特性を理解して説明できる担当者 を選ぶことが、適正価値での取引につながります。

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業種別の倍率レンジを把握いただいた今が、ご自身の数字に当てはめて試算する最適なタイミングです。弊社の能書きを長々と読む前に、まず数字の手触りをご確認ください。

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3. 通説への論難 — 「業界平均で判断」を疑う 5 つの観点

業界平均倍率を知ったうえで、「それで自社の値段が決まる」と短絡的に判断する前に、5 つの落とし穴を確認してください。

(a) 業態・規模・収益モデルの差は、平均値では捉えられない

同じ「IT 業界」でも、受託開発専業の中小企業(労働集約型)と、月額課金 SaaS 事業者(再現収益型)では倍率が天と地ほど異なります。前者は 3-5 倍程度に留まる一方、後者は 8-12 倍、世界水準では SaaS 中央値が約 19 倍(2024 年)に達します。業界平均「IT 中小 5-8 倍」だけ見ると、自社の特殊性が反映されません。

(b) EBITDA 自体の操作可能性

EBITDA は「営業利益+減価償却費+償却費」で計算されますが、一時的な不動産売却益・保険金収入が営業利益に混入する場合、減価償却方針の変更で償却額が変動する場合、本業の実力を歪めて見せることがあります。買い手側の DD でこれが指摘されると、価格交渉で大幅な減額要因となります。

(c) Adjusted EBITDA の定義ズレ — オーナー経費の正常化が必須

中小企業特有の論点として、オーナー(経営者)の私的経費が会社の経費に混入 しているケースが頻繁にあります。過大な役員報酬、節税目的の保険料、社用車・接待費などです。これらを「正常化」して足し戻し、現実的な収益力を反映した Adjusted EBITDA(調整後 EBITDA) を再算定することが、適正な価値評価の前提です。

ところが、売り手・買い手・仲介・FA の各社で「何を足し戻すか」の定義が微妙に異なり、これが交渉段階での価格乖離の主因になることが多々あります。正常化の根拠資料を、売り手側で事前に整備することが、価格を守る最重要の準備 です。

(d) FCF(フリーキャッシュフロー)との乖離

EBITDA が高くても、設備投資(CapEx)が大きい資本集約型業種(製造業・旅館・物流等)では、実際のフリーキャッシュフローは大幅に小さくなります。買い手は「投資後に手元に残るキャッシュ」で評価するため、EBITDA 倍率だけ高くても、FCF が伴わなければ価格は伸びません。

(e) 今後の流れを織り込まない判断は危険

業界平均倍率は、過去から現在までの成約実績の集計値です。将来の業界変化を織り込んでいない 可能性があります。例えば、AI 機能の進化により従来型の SaaS 機能が不要化していくシナリオが現実味を帯びる中、「現在の SaaS 高倍率」を前提に高値で売り出すと、買い手側で将来 CF を保守的に見積もって価格が伸びない、または成約自体に至らない、というケースが起こり得ます。

業界の今後の流れを考え、将来 CF への影響を踏まえて説明できる担当者 を選ぶことが、価格と成約可能性の両立に直結します。

4. 倍率を上げる「秘訣」 — 売り手準備で価値を最大化

業界平均からの上振れを実現するための実務的な準備項目を整理します。M&A 検討から逆算して 2-3 年前から着手するのが理想です。

(1) 自社把握度セルフチェックで現状から始める

準備の起点は、自社の現状を正確に把握することです。財務・契約・許認可・組織を多角的にチェックする、弊社の 自社把握度セルフチェック(「自分の会社、どこまで把握していますか?」)が、第一歩として有効です。買い手の DD で「現状把握できていないオーナー」と評価されないための基本動作です。

(2) 無形資産の可視化

顧客基盤(リピート率・解約率・契約継続率)、ブランド、人材(キーパーソン在籍年数)、許認可、独自技術・特許など、財務諸表に現れない無形資産を、定量データと定性説明資料の両面で整備します。買い手の DD 時に「説明できる無形資産」が多いほど、価格レンジの上限が広がります。

(3) 財務正常化(Adjusted EBITDA の説得力)

オーナー経費の足し戻し、一時的損失の除外、退職給付債務の整理など、Adjusted EBITDA の根拠を 顧問税理士公認会計士と連携 しながら整理します。買い手 FA に対して説得力のある Adjusted EBITDA を提示できれば、価格交渉の出発点が高くなります。

(4) プレ DD(売り手側の事前 DD)

契約書整備、組織図、KPI 体系化、主要取引先の COC 条項チェック、許認可承継の可能性確認など、買い手 DD で必ず指摘される論点を売り手側で先に解消 しておきます。これにより DD 期間が短縮され、価格交渉に集中できます。

(5) 競合状況のコントロール

1 対 1 の相対交渉より、複数買い手による入札構造の方が、売り手にとって有利な価格形成が期待できます。ただし秘密保持の観点から、入札の設計には経験を要します。

5. 倍率以外の評価軸 — 複数手法の併用

EBITDA 倍率法は中小 M&A で最も使われる手法ですが、業種・案件特性によって以下の手法を併用することが、適正価値への近道です。

具体的な手法選択は、企業価値セルフ試算ツール で複数手法の比較感を掴んだうえで、顧問税理士・公認会計士・M&A 専門家との協議で確定するのが筋です。

6. 値段だけが、M&A の本質ではない

本記事のここまでは、価値算定の技術的な論点を整理してきました。しかし、弊社が現場で経営者と対話してきた経験からすると、価値算定の数字だけが M&A の意思決定を支配することは、長期的には望ましくない と考えています。

売り手の手残り(税金・手数料控除後)

表面の譲渡価格が高くても、税金(株式譲渡 20.315%、事業譲渡では法人税約 30%+消費税)・仲介手数料を差し引いた 手残り額 が、オーナー様のご老後・ご家族の生活設計を直接左右します。スキーム選択(株式譲渡 vs 事業譲渡)と退職金スキームの組合せで、同じ譲渡価格でも数千万円の手残り差が生じます。詳細は弊社既存記事 M&A 手数料比較 — 売り手の手残りから問い直す株式譲渡 vs 事業譲渡 — 中小オーナーが安易に判断しないために をご参照ください。

従業員の雇用継続・取引先関係の維持

適格組織再編の要件として、従業員の約 80% が引き継がれることが必要となるケースがあります。クロージング後に主要取引先が離反する事態は、買い手にとっての最大の PMI リスクで、これは結果的に売り手側の表明保証違反としての補償請求につながる可能性もあります。

PMI 質(買い手のガバナンス・社風)

「高値買い」の買い手より「PMI が得意な買い手」を選ぶ判断が、長期的な事業継続性とオーナー様の精神的安定に直結します。価格 5% の差より、買い手のガバナンス・企業文化との適合性の方が、5 年後の評価に影響します。

アーンアウト・対価設計

固定対価+業績連動対価(アーンアウト)の組合せは、売り手が将来業績に自信を持てる場合に有利な交渉手段です。ただし設計を間違えると、クロージング後にトラブルの種になります。詳細は弊社既存記事 日本財務戦略センター(JFSC) はなぜ「アーンアウト」に逃げないのか をご参照ください。

算定にお困りの際は、お気軽にご相談ください

業界平均倍率・業種別データ・倍率を上げる秘訣・倍率以外の評価軸 ── 本記事で整理した論点を踏まえても、ご自身の会社にどう当てはめるか判断が難しいのは当然です。算定にお困りの際は、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。専門家との連携で、適正な価値評価を一緒に整理いたします。

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初回相談無料・秘密厳守・完全成功報酬制。中小企業庁 M&A 支援機関登録事業者・一般社団法人 M&A 支援機関協会(M&A 支援機関協会)正会員(特定事業者リスト閲覧資格保有)。

7. 数年後に振り返って気づくこと

「自社はいくらで売れるか」を知ることは大事ですが、それは M&A の出発点であって、本質ではありません。価値は数字だけで測れない、しかし数字を可視化することが第一歩 です。

業界平均倍率に流されて「これくらいの価格で売り出せばよい」と判断した方が、数年後に「あの時、業種特性・将来 CF・買い手の質まで踏まえた価値判断ができていれば、別の選択肢があった」と振り返るケースを、弊社は何度も目にしてきました。

逆に、複数手法での価値検証+無形資産の可視化+将来の業界流れの織り込み+PMI 質の評価 を、経験を積んだ担当者と一緒に進めた経営者は、価格と成約可能性の両立を実現しています。表面の倍率に頼らず、自社の本質価値を多角的に整理することが、後悔の少ない承継の第一歩です。

8. 関連情報

本記事の主要出典

本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の税務・法務・財務判断を行うものではありません。具体的な企業価値評価・スキーム選定は、顧問税理士・公認会計士・弁護士・M&A 専門家、または弊社までご相談ください。

監修・執筆

五十嵐 悠一株式会社日本財務戦略センター 代表取締役)
京都大学経済学部経営学科卒。損害保険ジャパン本店営業部(企業リスク・法務)を経て、東証上場 M&A 仲介会社で多数の成約に従事。2020 年 5 月に株式会社日本財務戦略センターを創業。日本 CFO 協会認定プロフェッショナル CFO。業界専門コラム 74 本寄稿(2021 年〜継続)
→ 代表挨拶・経歴詳細

登録・所属

中小企業庁 M&A 支援機関登録事業者/一般社団法人 M&A 支援機関協会 正会員(特定事業者リスト閲覧資格保有)中小 M&A ガイドライン第 3 版 遵守

公開・更新

公開日:2026 年 4 月 25 日 / 最終更新:2026 年 4 月 25 日

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別案件の判断には各法令・税制の最新解釈と専門家関与が必要です。具体的な企業価値評価・スキーム選定は、顧問税理士・公認会計士・弁護士、または弊社までご相談ください。

運営会社情報

会社名

株式会社 日本財務戦略センター(JFSC)

所在地

〒103-0013
東京都中央区日本橋人形町 1-1-8 神山ビル 3A

電話番号

03-4500-7730(平日 9:00-18:00)

メール

info@jfsc.jp

代表取締役

五十嵐 悠一

設立

2020 年 5 月

資本金

1,000 万円(資本準備金含む)

事業内容

M&A 仲介、企業再生、業務提携支援、財務改善、新規事業支援

加盟団体

中小企業庁 M&A 支援機関登録事業者
一般社団法人 M&A 支援機関協会 正会員(特定事業者リスト閲覧資格保有)

プライバシー

プライバシーポリシー利用規約

よくあるご質問(FAQ)

【付録】M&A 支援機関協会 正会員一覧と苦情・通報窓口(2026年5月13日現在|クリックで展開)

本付録は、M&A 業界の自主規制機関である M&A 支援機関協会(旧 M&A 仲介協会)の正会員 231 社、および苦情・通報窓口の一覧です。
出典:M&A 支援機関協会公式サイト(2026年5月13日現在)。

特定事業者リスト閲覧資格保有 118 社

業界の自浄作用に積極参加し、不適切な譲り受け側事業者情報を協会内で共有する「特定事業者リスト」の閲覧資格を持つ M&A 支援機関協会 会員 118 社です(弊社・株式会社日本財務戦略センターも本リストに含まれます)。

ABNアドバイザーズ株式会社AIdeaM&AAdvisory株式会社Byside株式会社CTF株式会社
DANコンサルティング株式会社Enimprovement栄合同会社LINK株式会社M&ALead株式会社
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社M&Aロイヤルアドバイザリー株式会社NBR合同会社NKGRコンサルティング株式会社
NOBUNAGAサクセション株式会社S&G株式会社SBI辻・本郷M&A株式会社TSUNAGU株式会社
あがたグローバルコンサルティング株式会社かえでファイナンシャルアドバイザリー株式会社かがやきM&A株式会社ひまわりパートナーズ株式会社
みさわ財産コンサルティング株式会社みつきコンサルティング株式会社みらいアーク株式会社アイアールアイM&Aコンサルティング株式会社
アカツキパートナーズ株式会社アクタスコンサルティング株式会社インクグロウ株式会社インテグループ株式会社
エムレイス株式会社オリックス株式会社クレジオ・パートナーズ株式会社グローウィン・パートナーズ株式会社
グローバリューパートナーズ株式会社ジャパンM&Aソリューション株式会社セレンディップ・フィナンシャルサービス株式会社ビジネスサクセション株式会社
ビズキューブ・コンサルティング株式会社ファイブ・アンド・ミライアソシエイツ株式会社ブティックス株式会社ブルーバード合同会社
三菱地所リアルエステートサービス株式会社中之島キャピタル株式会社九州M&Aアドバイザーズ株式会社合同会社アジュール総合研究所
名南M&A株式会社有限会社インレット有限会社長野県M&Aセンター株式会社ACN経営研究所
株式会社AGSコンサルティング株式会社CBヘルスケア株式会社CCイノベーション株式会社CINCCapital
株式会社LifeHack株式会社M&AProperties株式会社M&Aエグゼクティブパートナーズ株式会社M&Aクラウド
株式会社M&Aグローバルキャピタル株式会社M&Aコンサルティング株式会社M&Aフォース株式会社M&Aプライムグループ
株式会社M&Aベストパートナーズ株式会社M&A会計ファイナンス株式会社M&A承継機構株式会社M&A総合研究所
株式会社MJSM&Aパートナーズ株式会社NEWOLDCAPITAL株式会社OAGコンサルティング株式会社SECURITYBRIDGE
株式会社Ssimaキャピタル株式会社TBC株式会社WealthLead株式会社fundbook
株式会社さかい経営センター株式会社たすきコンサルティング株式会社みどり未来パートナーズ株式会社みらい共創アドバイザリー
株式会社アシブネ株式会社ウィット株式会社ウィルゲート株式会社エグゼブリッジ
株式会社オンデック株式会社サスガキャピタルパートナー株式会社シードアドバイザリー株式会社ストライク
株式会社スリーエスコンサルティング株式会社ネクストM&Aパートナーズ株式会社ハレバレ株式会社バトンズ
株式会社ヒルストン株式会社フォーバル株式会社プレックス株式会社マネジメント・スタッフ
株式会社メディカル・アドバイザーズ株式会社ユニコン株式会社ユーザーサービス株式会社レコフ
株式会社三井住友銀行株式会社三菱UFJ銀行株式会社事業承継パートナーズ株式会社事業承継通信社
株式会社佐賀銀行株式会社倉富佐原M&A事務所株式会社北海道総合経営研究所株式会社大垣共立銀行
株式会社日光コンサルティング株式会社日本M&Aセンター株式会社日本提携支援株式会社日本経営
株式会社日本財務戦略センター株式会社日税経営情報センター株式会社矢橋コンサルティング株式会社経営承継支援
株式会社船井総研あがたFAS株式会社諸井会計株式会社青山財産ネットワークス株式会社HCフィナンシャル・アドバイザー
瀬戸内FAS株式会社総合メディカル株式会社

M&A 支援機関協会 正会員 113 社

正会員として M&A 支援機関協会に加盟する 113 社です。

AggregatorJapan株式会社FrontierM&APartners株式会社Kingsmancapitalpartners株式会社RSM汐留パートナーズ株式会社
あおもり創生パートナーズ株式会社いわぎんリサーチ&コンサルティング株式会社さくら経営支援株式会社しんせい事業承継株式会社
まごころM&Aパートナーズ株式会社アアクスグループ株式会社エリアコンサルティング株式会社アドバンスト・ビジネス・ダイレクションズ株式会社
アナタの財務部長合同会社ウーファ合同会社エヌ・シー・アドバイザリー合同会社エベレディア株式会社
クレアスト株式会社シンプルフォーム株式会社タツノコ資産形成株式会社ニューアイランド株式会社
バリューフォース合同会社ビズリンク・アドバイザリー株式会社フジマキ・マネジメントサポート株式会社丈安株式会社
三井住友海上火災保険株式会社不動産M&Aパートナーズ株式会社合同会社ACE合同会社FPCAccounting
合同会社SGコンサルティング合同会社はやせ合同会社アシストプラス大光キャピタル&コンサルティング株式会社
山田事業承継・M&A株式会社有限会社マリーンビジネスサポート有限会社後藤会計事務所東京海上日動火災保険株式会社
東急リバブル株式会社株式会社BOOTHSwin株式会社DEPS株式会社EMA
株式会社ESPERANZA株式会社GAINC株式会社GH株式会社INTRANCE
株式会社ISTコンサルティング株式会社LeapalTechnologies株式会社M&ACrosstie株式会社M&Aクオリティ
株式会社M&Aディレクションズ株式会社M&Aパートナーズ株式会社MAS株式会社NSSマネジメントサービス
株式会社PMGMAPartners株式会社TKC株式会社TSKプランニング株式会社VentureForward
株式会社YMFGグロースパートナーズ株式会社おかやま創研コンサルティング株式会社おきぎんサクセスパートナーズ株式会社おきなわアセットブリッジ
株式会社さくら優和コンサルタント株式会社さくら総合M&Aセンター株式会社せいのFP事務所株式会社みどり財産コンサルタンツ
株式会社ウナ株式会社エムステージマネジメントソリューションズ株式会社エンマンサポート株式会社ジーケーパートナーズ
株式会社ステラ株式会社タス株式会社タスクフォース株式会社トマック
株式会社トレスボ株式会社ノジマ株式会社ビズハブ株式会社フォーナレッジ
株式会社プレアス株式会社マイナビM&A株式会社ミッドランド経営株式会社ライトライト
株式会社リガーレ株式会社レコフデータ株式会社三十三銀行株式会社三友システムアプレイザル
株式会社三菱UFJ銀行株式会社企業経営支援機構株式会社企業評価総合研究所株式会社北日本銀行
株式会社南日本銀行株式会社大澤都市開発株式会社山田エスクロー信託株式会社岡山M&Aセンター
株式会社常陽銀行株式会社新潟事業承継パートナー株式会社日本PMIコンサルティング株式会社日本投資ファンド
株式会社日本資産総研株式会社朝日信託株式会社未来を創る株式会社東京アライアンスアドバイザリー
株式会社沖縄銀行株式会社社長の専門学校株式会社総研コンサル株式会社肥後銀行
株式会社青山財産ネットワークス金沢株式会社鹿児島銀行株式会社Amvision株式会社SECURITYBRIDGE
横浜経営企画サービス株式会社見える化株式会社阿波銀コンサルティング株式会社DatasiteJapan合同会社
NKGRコンサルティング株式会社

営業電話・契約等で困った場合の相談窓口

※本リストは 2026年5月13日現在の情報です。最新は M&A 支援機関協会 会員一覧 および 特定事業者リスト をご参照ください。

公開日: 2026年4月25日 / 最終更新日: 2026年8月29日
五十嵐 悠一

執筆者

五十嵐 悠一(いがらし ゆういち)

株式会社日本財務戦略センター 代表取締役

京都大学経済学部経営学科卒業。株式会社損害保険ジャパン本店営業部、東証上場M&A仲介会社を経て、2020年5月に日本財務戦略センターを設立。中小企業のM&A仲介・事業承継支援を専門とし、医療・介護・食品製造・流通卸・機械製造分野の成約実績を持つ。

資格:プロフェッショナルCFO(日本CFO協会)/M&Aエキスパート(金融業務2級 事業承継・M&Aコース)

公的登録:中小企業庁 M&A支援機関 登録事業者/一般社団法人 M&A支援機関協会 正会員

メディア登壇:株式会社サイゾー Business Journal ウェブセミナー講師「【売り手向け】M&Aを成功させるための具体的な行動・プロセス・知識」(2022年6月)[公式告知]

専門家コラム寄稿:BATONZ(国内最大級M&A プラットフォーム)に M&A・事業承継 74本(2021年〜継続)[コラム一覧]

|LinkedIn|X (@jfsc2020)|BATONZ

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の案件における法務・税務・会計判断を提供するものではありません。法務・税務・会計の個別判断は、弁護士・税理士・公認会計士等の専門家にご相談ください。M&Aのスキーム設計・タイミング・買い手探し等のアドバイザリーは、株式会社日本財務戦略センターにご相談ください。記載内容は公開時点の情報に基づき、法令改正や市場変動により最新の状況と異なる場合があります。

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よくあるご質問(FAQ)

この章のポイント
日本財務戦略センターへのご相談に関する共通の10問と、本記事に関する5問の計15問。
共通Q1. 日本財務戦略センターはどのような会社ですか?
A. 株式会社日本財務戦略センター(JFSC)は、中小企業オーナーの M&A・事業承継を「自分事として最後まで完結する」ためのご相談先です。仲介の独断ではなく、売り手の判断材料を整える立場を貫いています。会社概要もご覧ください。
共通Q2. 相談したら、必ず M&A しなければいけませんか?
A. いいえ、ご相談のみで結構です。相談後に「今回は見送ります」と判断いただいても問題ありません。M&A 以外の選択肢(廃業・親族承継・事業再生)も含めてご一緒に整理します。まずは無料相談からお気軽にどうぞ。
共通Q3. 相談料・着手金は発生しますか?
A. 初回相談・簡易査定・進行中の段階まで、すべて無料です。日本財務戦略センターは完全成功報酬制を採用しており、M&A 成約時のみご報酬が発生します。着手金・中間金・月額顧問料は一切いただきません。なお、案件特性により外部専門家への依頼や登記等の実費(例:司法書士の登記費用、外部監査法人による資産査定、譲受企業側からの弁護士・公認会計士による DD 費用 等)が発生する場合は、必ず事前にご相談・ご同意のうえ進めますので、不意の費用負担は生じません。詳細は弊社の報酬体系をご確認ください。
共通Q4. 一般的な M&A 仲介会社と、どこが違いますか?利益相反はどう開示されますか?
A. M&A 仲介は売主・買主の双方から報酬を得る「両手仲介」が業界慣行で、構造的な利益相反のリスクがあります。そのうえで、業界には「誘い込む仲介」と「公開する仲介」の二類型があると当社は考えています。日本財務戦略センターは後者の立場で、契約締結時に重要事項説明書を交付し、両手仲介の構造を含めて文書でご説明したうえで、売り手の判断材料となる情報を整え、買い手の都合で交渉を急がせない姿勢を貫きます。これは経済産業省・中小企業庁中小 M&A ガイドライン第 3 版・2024 年 8 月改訂、手数料算定基準の開示・買い手信用調査等を留意事項として明示)に則った対応です。二類型化の根拠は弊社独自の業界 20 社研究レポート、構造論の詳細は仲介契約 vs FA 契約の構造分析もご参照ください。
共通Q5. どれくらいの規模から相談できますか?
A. 年商数千万円規模の小規模事業から、数億円規模まで対応します。業界の多くの仲介会社では最低手数料を 2,000 万円以上に設定している傾向で、各社の最低手数料は中小企業庁M&A 支援機関登録制度・登録情報で確認いただけます。日本財務戦略センターの最低手数料は 700 万円で、小規模案件もお引き受けしています。具体的な報酬構造は弊社の報酬体系をご確認ください。
共通Q6. 税金・法律のことを詳しく教えてもらえますか?
A. 税務・法務は税理士法・弁護士法により、具体的な提案は弁護士・税理士等の専門家のみが行えます。当社は業界慣行の一般論をご説明した上で、顧問の先生方にご確認いただく形でご案内します。必要に応じて専門家ネットワークのご紹介も無料で行っています。
共通Q7. 家族や従業員に知られたくないのですが、可能ですか?
A. ご相談段階から NDA(秘密保持契約)を締結し、徹底管理します。社名を公開せずに買い手候補へ打診する「ノンネーム打診」の進め方も可能です。守秘義務体制については情報管理ポリシーでご確認いただけます。
共通Q8. 成約までどれくらいの期間がかかりますか?
A. 標準的には 3〜6 ヶ月程度を目安としてお考えください。買い手候補と事前に綿密な調整を行い、売主オーナー様のペースで進行します。スピード優先で売主の利益を損なう進め方は致しませんが、売主オーナー様のご事情・ご要望に応じて、最短 60 日での成約実績もございます。
共通Q9. デューデリジェンス(DD)では、どのような立場をとりますか?
A. 日本財務戦略センターは、売主オーナー様の利益を最優先に検討する立場を貫きます。仲介業の構造的な利益相反論点については仲介契約 vs FA 契約の構造分析で詳述しており、DD 費用負担の判例実務は東京地裁 DD 費用判決の射程でご確認いただけます。必要に応じて第三者の公認会計士・弁護士・税理士等の専門家をご紹介し、買い手寄りに偏らない査定体制を整えます。中小企業庁中小 M&A ガイドラインの遵守事項に則り、適切な情報開示を行います。
共通Q10. 対応エリアは限られますか?
A. 全国対応可能です。首都圏はもちろん、各地方都市でもご相談実績があります。オンライン面談と現地訪問を組み合わせ、所在地を問わず売主様のペースで進行します。まずは所在地を問わない無料相談をご利用ください。
本記事Q11. 業界平均の EBITDA 倍率は、売却価格試算に信頼できるか?
A. 業界平均はあくまで参考値であり、個別の事業特性や収益モデル、無形資産の有無によって大きく変動します。特に、EBITDA倍率だけでは不動産価値など特定資産の価値が反映されず、個別評価が必須です。
本記事Q12. 自社の EBITDA 改善で、M&A 売却価格は確実に上昇するのか?
A. EBITDA改善は企業価値向上に寄与しますが、オーナー経費の正常化によるAdjusted EBITDAの説得力や、将来のフリーキャッシュフロー予測精度が売却価格に大きく影響します。数値改善だけでは不十分です。
本記事Q13. EBITDA 倍率の『5つの落とし穴』は、価格算定にどう影響するのか?
A. EBITDA倍率の『5つの落とし穴』は、①業界平均への過度な依存、②オーナー経費の過小計上、③一時的利益の混入、④無形資産の過大評価、⑤業界環境変化への無視です。個別事業特性の反映が重要です。
本記事Q14. EBITDA 倍率表の信頼性は、いつ失われるのか?
A. 業界別EBITDA倍率表の信頼性は、景気変動・業界再編・規制環境の変化により常に変動します。倍率データ取得時点から数ヶ月経過すれば、既に陳腐化している可能性があります。常に最新データの確認が必要です。
本記事Q15. Adjusted EBITDA と簿価 EBITDA の差分は、何で決まるのか?
A. Adjusted EBITDAと簿価EBITDAの差分は、オーナー経費の分類(給与/賞与/租税・公課/寄付金など)により大きく変わります。適切な正常化が売却価格に直結するため、専門家による精査が不可欠です。

📅 本記事の情報基準日

本記事は 2026年4月25日 公開時点の情報に基づきます。税制・法令等は改正される場合があるため、最新の制度・税制は公的機関の公式情報をご確認ください。

関連の最新情報:中小企業庁国税庁金融庁e-Gov 法令検索

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