2025.08.14 事業承継

事業承継の希望を繋ぐ:大阪の食品製造業オーナーのケース

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この記事の要点
  • 1.後継者不在で廃業寸前だった食品会社が、M&Aで事業と雇用を守った実例です。
  • 2.成功の鍵は、帳簿に載らない「大手との長年の取引関係」という隠れた資産でした。
  • 3.自社の本当の価値を見つけ、希望を繋ぐM&Aの具体的な進め方が分かります。

最終更新日:2026-04-21

【監修】日本財務戦略センター(JFSC) シニア編集部

この記事の結論:後継者不在でもM&Aで事業と雇用は守れる

後継者不在と財務状況の悪化に悩み、一時は廃業も考えた大阪食品製造業。しかし、大手取引先との口座という「見えない資産」を正しく評価してくれるパートナーと出会い、M&Aによる事業承継を実現しました。本記事では、幾多の困難を乗り越え、従業員の雇用と大切な事業の未来を守った経営者の実例を、M&Aの専門的な手順と共にご紹介します。

はじめに:深刻化する「後継者不在」という社会課題

現在、日本の中小企業は深刻な「後継者不在」問題に直面しています。中小企業庁の調査によると、2025年までに平均引退年齢である70歳を超える中小企業・小規模事業者の経営者は約245万人にのぼり、そのうち約半数の127万人が後継者未定とされています。[出典: 中小企業庁「事業承継ガイドライン」]

【2026年8月追記】その後の実測では、帝国データバンク「全国『後継者不在率』動向調査(2025年)」で後継者不在率は50.1%(前年比2.0ポイント低下・7年連続の改善)となり、官民の事業承継支援の広がりで改善傾向にあります。それでも中小企業に限れば51.2%と半数超が後継者不在のままで、事業承継ニーズの大きさそのものは変わっていません。

後継者が見つからなければ、技術やブランド、そして大切な従業員の雇用が失われる「廃業」という選択を迫られかねません。しかし、第三者へ事業を引き継ぐM&A(企業の合併・買収)は、この問題を解決する有効な手段として注目されています。

この記事では、当社が実際に支援した大阪の食品製造業の事例を通じて、M&Aによる事業承継のリアルな道のりと成功のポイントを、専門家の視点から詳しく解説します。

目次

1. 崖っぷちの決断:後継者不在と迫りくる廃業の危機 2. M&Aへの挑戦と現実の壁:信頼できるパートナー探しの重要性 3. 光の見えた瞬間:自社の「見えない資産」の発見 4. 交渉の山場:デューデリジェンス(買収監査)の試練 5. 希望の承継:クロージングと新たな未来の幕開け 6. 本事例から学ぶ、事業承継M&A成功の3つの教訓

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1. 崖っぷちの決断:後継者不在と迫りくる廃業の危機

今回の主役は、大阪で40年以上にわたり食品製造業を営んできたA社長、60代後半のベテラン経営者です。従業員15名と共に、地域のスーパーや大手飲食チェーンに自社製品を供給し、地元で確固たる信頼を築いてきました。

しかし、A社長には長年の悩みがありました。それは「後継者がいない」という現実です。ご子息は別の業界でキャリアを築いており、事業を継ぐ意思はありませんでした。加えて、工場の機械設備は老朽化が進み、更新には多額の投資が必要です。年々厳しくなる競争環境の中、自身の体力的な衰えも感じており、「このままでは事業を続けられないかもしれない」という不安が日増しに強くなっていきました。

「長年連れ添ってくれた従業員、信頼して取引を続けてくれるお客様。彼らのためにも、会社を簡単には畳めない」。A社長は夜も眠れない日々を過ごし、解決策を模索する中で「M&A」という選択肢にたどり着きます。

当初は「手塩にかけて育てた会社を売るなんて…」と抵抗感があったものの、従業員の雇用と事業の存続を最優先に考え、M&Aによる第三者承継を決意。これが、長く険しい道のりの始まりでした。

2. M&Aへの挑戦と現実の壁:信頼できるパートナー探しの重要性

A社長は早速、いくつかのM&A仲介会社に相談を持ちかけました。しかし、現実は厳しいものでした。

当時のA社長の会社は、決して財務状況が良いとは言えませんでした。借入金が多く、近年の売上は横ばいから微減傾向。相談した仲介会社からは、次のような厳しい言葉を投げかけられました。

門前払いに近い対応を受け、A社長はM&Aの難しさを痛感します。「やはり、自分の代で会社を終わりにするしかないのか…」。諦めかけた時、知人の経営者から当センター、日本財務戦略センター(JFSC)の評判を聞き、最後の望みを託してご連絡をいただきました。

> 【Experience:現場からの視点①】 > 実務では、A社長のように複数の仲介会社から断られてしまった、というご相談は決して少なくありません。多くの仲介会社は、財務諸表上の数字、特に利益や純資産を重視する傾向があります。しかし、私たちは数字に表れない事業の「本質的な価値」を見出すことを信条としています。A社長の事業への情熱と、40年かけて築き上げた信頼こそが、最大の価値だと考えました。

私たちはA社長との最初の面談で、財務状況の課題を共有しつつも、それ以外の強み、いわゆる「定性的な価値」を徹底的にヒアリングしました。そして、「A社長の想いを形にするために、全力で支援します」とお約束し、二人三脚での挑戦が始まりました。

3. 光の見えた瞬間:自社の「見えない資産」の発見

私たちはA社長の会社の強みを洗い出すため、事業内容を詳細に分析しました。その中で、極めて価値の高い「見えない資産」を発見します。それは、誰もが知る大手卸売企業との長年にわたる取引口座でした。

この取引口座は、A社長が創業間もない頃に開拓したもので、40年近い取引実績がありました。現在、この大手卸と新規で取引を開始するには、厳しい売上規模や資本金の基準をクリアする必要があり、中小企業にとっては事実上、参入障壁となっています。

> 【Expertise:専門家による解説① M&Aにおける無形資産(のれん)の評価】 > M&Aの際の企業価値評価(バリュエーション)では、貸借対照表に記載されている資産(純資産)だけでなく、ブランド力、技術力、顧客リスト、そして今回のケースのような「特別な取引関係」といった、目に見えない資産(無形資産や「のれん」とも呼ばれます)も評価の対象となります。特に、買い手企業が自力で獲得することが難しい資産は、高いプレミアムがつくことがあります。この「見えない資産」をいかに発見し、買い手に対して説得力をもって価値を提示できるかが、M&Aの成否を分ける重要なポイントです。

この「大手卸との取引口座」を最大のセールスポイントと定め、私たちは買い手候補のリストアップに着手しました。ターゲットとしたのは、自社製品の販路拡大を目指しているものの、この大手卸との口座を持たない中堅の食品関連企業です。

数ヶ月にわたる探索の末、私たちのネットワークを通じて、大阪を拠点とする中堅食品製造卸のB社が強い関心を示しました。B社は成長意欲が高く、全国展開を視野に入れていましたが、まさにこの大手卸への販路開拓に苦戦していたのです。B社の社長は、「A社の取引口座は、我々にとって喉から手が出るほど欲しい経営資源だ」と高く評価しました。

ついに、希望の光が見えた瞬間でした。

4. 交渉の山場:デューデリジェンス(買収監査)の試練

B社とのトップ面談は和やかな雰囲気で進みました。B社の社長はA社長の人柄と誠実な事業運営に感銘を受け、両者は共に未来を築くパートナーとして前向きな関係を構築。基本的な条件について合意する「基本合意契約(基本合意書(MOU))」を締結しました。

しかし、M&Aはここで終わりではありません。最終契約に向けて、最大の山場であるデューデリジェンス(DD:買収監査)が待ち受けていました。デューデリジェンスとは、買い手が売り手様企業の価値やリスクを詳細に調査するプロセスです。公認会計士による「財務DD」、弁護士による「法務DD」など、専門家が多角的に企業を精査します。

調査が進む中で、やはりA社の債務状況や収益の不安定さが改めて浮き彫りになりました。B社の財務担当者や顧問税理士から「想定以上にリスクが大きい。このまま進めるべきではない」という慎重論が噴出し、交渉は一時暗礁に乗り上げます。

「あの瞬間は、本当に心臓が止まる思いでした」とA社長は振り返ります。一度は掴みかけた希望が、再び遠のいていくように感じられました。

> 【Experience:現場からの視点②】 > 現場の感覚として、デューデリジェンスの段階で何らかの問題が発覚し、交渉が難航することは日常茶飯事です。ここで仲介者の真価が問われます。私たちは、B社が抱える懸念を一つひとつ丁寧にヒアリングし、それに対する具体的な解決策やリスクヘッジの方法を提示しました。例えば、債務については金融機関との交渉による条件変更の可能性を探り、収益の不安定さに対しては、B社とのシナジー(相乗効果)によっていかに改善が見込めるかを、具体的な数値シミュレーションを交えて説明しました。

私たちは再度、両社長が直接対話する場を設けました。A社長は、事業への情熱、従業員への想い、そしてB社と共に描きたい未来を、誠心誠意伝えました。その熱意がB社社長の心を動かし、「リスクは我々が引き受ける。共に乗り越えよう」という決断を引き出したのです。

約6ヶ月にわたる粘り強い交渉の末、双方が納得できる形で最終的な条件が固まりました。

5. 希望の承継:クロージングと新たな未来の幕開け

最終的な譲渡条件を盛り込んだ「株式譲渡契約書(SPA)」に双方が署名し、2021年、ついにクロージング(株式と代金の決済)が完了。A社の経営は、正式にB社へと引き継がれました。

従業員の雇用は全員維持され、A社長は会長として一定期間会社に残り、スムーズな引継ぎをサポートすることになりました。長年の肩の荷が下りたA社長は、安堵の表情でこう語りました。

「何度も諦めそうになりましたが、日本財務戦略センターさんと出会えたおかげで、最高の形で会社と従業員の未来を繋ぐことができました。本当に感謝しています」

M&A後、B社はA社の事業に積極的に投資。老朽化していた設備は一新され、B社のマーケティングノウハウを活かしてウェブサイトもリニューアルされました。そして何より、B社はA社が持つ大手卸との取引口座を活用し、自社製品の販路を全国へと一気に拡大。M&Aによるシナジー効果(相乗効果)が、見事に花開いたのです。

> 【Experience:現場からの視点③】 > 案件事例として、M&Aの成功はクロージングがゴールではありません。その後の統合プロセス(PMI)(Post Merger Integration:経営統合プロセス)が極めて重要です。このケースでは、B社がA社の企業文化や従業員を尊重しつつ、自社の強みを融合させることで、1+1が3にも4にもなる素晴らしい成果を生み出しました。売り手様であるA社長が引継ぎに協力したことも、円滑なPMIに大きく貢献しました。

6. 本事例から学ぶ、事業承継M&A成功の3つの教訓

今回の事例は、事業承継に悩む多くの経営者様にとって、重要な示唆を与えてくれます。

1. 諦めずに可能性を探し続けること 財務状況が厳しい、後継者がいない、といった理由だけで廃業を考える必要はありません。自社には、自分では気づいていない「価値」が眠っている可能性があります。最後まで諦めずに、可能性を探し続けることが重要です。

2. 自社の「本当の強み」を客観的に把握すること 日々の経営に追われていると、自社の強みを客観的に見つめ直す機会は少ないかもしれません。今回の「大手卸との取引口座」のように、第三者の視点から見て初めて価値が明らかになる資産もあります。専門家と共に、自社の強みを棚卸ししてみましょう。

3. 信頼できる専門家をパートナーに選ぶこと M&Aは、法務、税務、財務など専門的な知識が不可欠な、複雑なプロセスです。何よりも、経営者の想いに寄り添い、数字だけでは測れない企業の価値を理解し、粘り強く交渉してくれるパートナーの存在が不可欠です。手数料の安さだけでなく、実績や担当者との相性を見極めて、信頼できる相談先を選びましょう。

さいごに:あなたの想いを、未来へ繋ぐために

事業承継は、すべての経営者がいつか必ず直面する経営課題です。もしあなたがA社長と同じように後継者不在でお悩みでしたら、あるいは過去にM&Aを断られた経験をお持ちでしたら、どうか一人で抱え込まないでください。

日本財務戦略センターは、あなたの会社の価値を正しく評価し、その想いを未来へ繋ぐための最適なパートナーです。どんな困難な状況でも、必ず道はあると信じています。まずはお気軽にご相談ください。貴社の未来を、私たちが共に描きます。

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> 【免責事項】 > 本記事は、中小企業の事業承継に関する一般的な情報提供を目的として作成されたものであり、特定の案件に対する法的・税務的アドバイスを構成するものではありません。M&Aの実行を含む個別具体的な案件の判断にあたっては、必ず弁護士、税理士、公認会計士等の専門家にご相談の上、ご自身の責任においてご判断ください。

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最終更新日: 2026-04-21

公開日: 2025年8月14日 / 最終更新日: 2026年8月29日
五十嵐 悠一

執筆者

五十嵐 悠一(いがらし ゆういち)

株式会社日本財務戦略センター 代表取締役

京都大学経済学部経営学科卒業。株式会社損害保険ジャパン本店営業部、東証上場M&A仲介会社を経て、2020年5月に日本財務戦略センターを設立。中小企業のM&A仲介・事業承継支援を専門とし、医療・介護・食品製造・流通卸・機械製造分野の成約実績を持つ。

資格:プロフェッショナルCFO(日本CFO協会)/M&Aエキスパート(金融業務2級 事業承継・M&Aコース)

公的登録:中小企業庁 M&A支援機関 登録事業者/一般社団法人 M&A支援機関協会 正会員

メディア登壇:株式会社サイゾー Business Journal ウェブセミナー講師「【売り手向け】M&Aを成功させるための具体的な行動・プロセス・知識」(2022年6月)[公式告知]

専門家コラム寄稿:BATONZ(国内最大級M&A プラットフォーム)に M&A・事業承継 74本(2021年〜継続)[コラム一覧]

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よくあるご質問(FAQ)

この章のポイント
日本財務戦略センターへのご相談に関する共通の10問と、本記事に関する5問の計15問。
共通Q1. 日本財務戦略センターはどのような会社ですか?
A. 株式会社日本財務戦略センター(JFSC)は、中小企業オーナーの M&A・事業承継を「自分事として最後まで完結する」ためのご相談先です。仲介の独断ではなく、売り手の判断材料を整える立場を貫いています。会社概要もご覧ください。
共通Q2. 相談したら、必ず M&A しなければいけませんか?
A. いいえ、ご相談のみで結構です。相談後に「今回は見送ります」と判断いただいても問題ありません。M&A 以外の選択肢(廃業・親族承継・事業再生)も含めてご一緒に整理します。まずは無料相談からお気軽にどうぞ。
共通Q3. 相談料・着手金は発生しますか?
A. 初回相談・簡易査定・進行中の段階まで、すべて無料です。日本財務戦略センターは完全成功報酬制を採用しており、M&A 成約時のみご報酬が発生します。着手金・中間金・月額顧問料は一切いただきません。なお、案件特性により外部専門家への依頼や登記等の実費(例:司法書士の登記費用、外部監査法人による資産査定、譲受企業側からの弁護士・公認会計士による DD 費用 等)が発生する場合は、必ず事前にご相談・ご同意のうえ進めますので、不意の費用負担は生じません。詳細は弊社の報酬体系をご確認ください。
共通Q4. 一般的な M&A 仲介会社と、どこが違いますか?利益相反はどう開示されますか?
A. M&A 仲介は売主・買主の双方から報酬を得る「両手仲介」が業界慣行で、構造的な利益相反のリスクがあります。そのうえで、業界には「誘い込む仲介」と「公開する仲介」の二類型があると当社は考えています。日本財務戦略センターは後者の立場で、契約締結時に重要事項説明書を交付し、両手仲介の構造を含めて文書でご説明したうえで、売り手の判断材料となる情報を整え、買い手の都合で交渉を急がせない姿勢を貫きます。これは経済産業省・中小企業庁中小 M&A ガイドライン第 3 版・2024 年 8 月改訂、手数料算定基準の開示・買い手信用調査等を留意事項として明示)に則った対応です。二類型化の根拠は弊社独自の業界 20 社研究レポート、構造論の詳細は仲介契約 vs FA 契約の構造分析もご参照ください。
共通Q5. どれくらいの規模から相談できますか?
A. 年商数千万円規模の小規模事業から、数億円規模まで対応します。業界の多くの仲介会社では最低手数料を 2,000 万円以上に設定している傾向で、各社の最低手数料は中小企業庁M&A 支援機関登録制度・登録情報で確認いただけます。日本財務戦略センターの最低手数料は 700 万円で、小規模案件もお引き受けしています。具体的な報酬構造は弊社の報酬体系をご確認ください。
共通Q6. 税金・法律のことを詳しく教えてもらえますか?
A. 税務・法務は税理士法・弁護士法により、具体的な提案は弁護士・税理士等の専門家のみが行えます。当社は業界慣行の一般論をご説明した上で、顧問の先生方にご確認いただく形でご案内します。必要に応じて専門家ネットワークのご紹介も無料で行っています。
共通Q7. 家族や従業員に知られたくないのですが、可能ですか?
A. ご相談段階から NDA(秘密保持契約)を締結し、徹底管理します。社名を公開せずに買い手候補へ打診する「ノンネーム打診」の進め方も可能です。守秘義務体制については情報管理ポリシーでご確認いただけます。
共通Q8. 成約までどれくらいの期間がかかりますか?
A. 標準的には 3〜6 ヶ月程度を目安としてお考えください。買い手候補と事前に綿密な調整を行い、売主オーナー様のペースで進行します。スピード優先で売主の利益を損なう進め方は致しませんが、売主オーナー様のご事情・ご要望に応じて、最短 60 日での成約実績もございます。
共通Q9. デューデリジェンス(DD)では、どのような立場をとりますか?
A. 日本財務戦略センターは、売主オーナー様の利益を最優先に検討する立場を貫きます。仲介業の構造的な利益相反論点については仲介契約 vs FA 契約の構造分析で詳述しており、DD 費用負担の判例実務は東京地裁 DD 費用判決の射程でご確認いただけます。必要に応じて第三者の公認会計士・弁護士・税理士等の専門家をご紹介し、買い手寄りに偏らない査定体制を整えます。中小企業庁中小 M&A ガイドラインの遵守事項に則り、適切な情報開示を行います。
共通Q10. 対応エリアは限られますか?
A. 全国対応可能です。首都圏はもちろん、各地方都市でもご相談実績があります。オンライン面談と現地訪問を組み合わせ、所在地を問わず売主様のペースで進行します。まずは所在地を問わない無料相談をご利用ください。
本記事Q11. 後継者不在で財務状況が芳しくない場合でも、大阪の食品製造業の事例のようにM&Aによる事業承継は可能なのでしょうか?
A. 財務状況が厳しい場合でも、M&Aによる事業承継は十分に可能性がございます。大阪の事例では、帳簿に載らない大手との長年の取引関係が「見えない資産」として高く評価され、買い手を見つけることができました。貴社の事業にも、数字だけでは測れない本質的な価値が潜んでいる可能性がございます。
本記事Q12. 記事で触れられている「大手との長年の取引関係」のような「見えない資産」は、他にどのようなものがM&Aにおいて評価される可能性がありますか?
A. 「見えない資産」には、特定の技術やノウハウ、熟練した従業員による人的資産、地域でのブランド力や顧客基盤、特定の許認可やライセンスなどが挙げられます。これらは財務諸表には直接計上されませんが、事業の将来性や収益性を高める重要な要素として、買い手から評価されることがあります。
本記事Q13. 複数のM&A仲介会社から断られた経験がある場合、記事にあるような「信頼できるパートナー」をどのように見極めれば良いのでしょうか?
A. 財務数値だけでなく、貴社の事業が持つ「定性的な価値」や「本質的な強み」を丁寧にヒアリングし、その価値を見出して提案してくれる仲介会社を選ぶことが重要です。また、過去の支援事例や、担当者の専門性・熱意なども判断材料となるでしょう。
本記事Q14. 記事で「交渉の山場」とされているデューデリジェンス(買収監査)では、売り手側は具体的にどのような準備をして臨むべきでしょうか?
A. デューデリジェンス(買収監査)に際しては、財務諸表だけでなく、契約書、許認可、従業員情報など、事業に関するあらゆる資料を整理しておくことが求められます。特に、財務状況に課題がある場合は、その背景や改善策について買い手が納得できる説明を準備しておくことが望ましいでしょう。
本記事Q15. M&Aを通じて従業員の雇用や事業の継続を最優先したい場合、契約交渉においてどのような点に注意すべきでしょうか?
A. 従業員の雇用条件や事業の継続性については、株式譲渡契約(SPA)などの最終契約書に具体的な条項として盛り込むことを検討することが重要です。買い手との間で、これらの意向を明確に共有し、合意形成を図る必要があります。具体的な契約内容については、M&Aの専門家や弁護士にご確認いただくことをお勧めします。

📅 本記事の情報基準日

本記事は 2025年8月14日 公開時点の情報に基づきます。税制・法令等は改正される場合があるため、最新の制度・税制は公的機関の公式情報をご確認ください。

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