2024.04.08 M&A業界事情

M&A仲介の迷惑営業に中小企業庁が動いた2024年4月通告──登録事務局の追加対応で業界構造はどう変わるのか

M&A支援機関登録事務局による迷惑営業通告とは、2024年4月8日に中小企業所管のM&A支援機関協会運営事務局が、登録M&A仲介各社へ「契約締結を断った相手への営業継続行為」を是正対象とし、組織的許容が疑われる場合は追加対応を検討するとした行政指導の表明です。違反時の登録取消・停止は仲介会社の信用毀損だけでなく、売り手・買い手の事業承継補助金活用機会の喪失に直結します。

【この記事の結論】2024年4月8日、中小企業庁M&A支援機関登録事務局が登録仲介会社に「営業行為への注意喚起・追加対応検討」を一斉通告しました。違反時には登録取消・停止リスクが現実化し、補助金申請も不能となります。コンプライアンス重視の仲介選びは、今後の必須要件です。株式会社日本財務戦略センター 代表取締役の五十嵐悠一が、業界構造の転換点として読み解きます。

M&A支援機関登録事務局からの通告は何を意味するのか?

中小企業庁下で中小企業M&A仲介会社を登録・指導するM&A支援機関登録事務局から、2024年4月8日、登録仲介会社各社へ通告メールが一斉送信されました。原文の要点は次のとおりです。

事務局においては、登録M&A支援機関に係る支援の実態についての情報提供窓口を設置しておりますが、情報提供の内容としては、営業先が契約締結を断ったのにも関わらず、営業行為を継続する行為等の営業行為に係るものが多く寄せられております。

中小M&Aガイドライン」においては、M&Aに必ずしも詳しくない中小企業の意思決定を適切にサポートし、依頼者の利益のために善管注意義務や職業倫理に基づいた支援を実施することをM&A支援機関に対して求めているところです。

こうした趣旨を踏まえ、契約締結に向けた営業行為についても依頼者となりうる中小企業の意向に沿って行う必要があると考えており、今年度以降、営業に係る情報提供が寄せられた場合には、当該情報提供に係る登録M&A支援機関に対して通知し、注意喚起することとしました。

とりわけ、複数回の情報提供が寄せられる等、潜在的な依頼者である中小企業の意向に沿わない営業行為が組織的に許容されていると疑われる場合については、ガイドラインにおいて求めている「職業倫理」の醸成等が不十分との疑念が生じることとなりかねず、こうした場合には、M&A支援機関登録事務局としても追加的な対応を検討していくこととなります。

株式会社日本財務戦略センター自身もM&A仲介業者として、同業他社からの執拗な営業電話やメールを経験してきました。多くの売り手企業から「一度断ったのに何度も同じ会社から連絡が来る」「会社の代表電話に毎日M&Aの営業電話がかかってくる」といった具体的苦情も寄せられてきました。多忙な経営者にとって、意図しない営業活動は事業に支障をきたすほどの迷惑行為となり得ます。「職業倫理」が欠如している営業行為を組織的に行う仲介会社に対して、当局が「追加的な対応を検討」と踏み込んだことは、これまでの業界慣習に一石を投じる極めて強いメッセージといえます。

登録取消・停止になると仲介会社と取引先にどんな影響があるか?

追加的対応として想定されるのは、登録の取消・停止、迷惑営業仲介会社の実名公表などです。登録が取消・停止された場合、信用毀損だけでなく、売り手・買い手がM&A実施時の手数料補助等の申請ができなくなり、取引先にも経済的影響が波及します。これは仲介会社単体の問題ではなく、エコシステム全体に対する制裁的効果を持つ点が重要です。

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M&A支援機関登録事務局はなぜ設立されたのか?

M&A支援機関登録事務局はもともと、中小企業庁が野放図にされていたM&A仲介を管理するに至る経緯の中で、河野太郎大臣のM&A仲介に対する利益相反の問題意識から発足しました。M&A市場の健全な発展、特に情報弱者となりがちな中小企業経営者の保護を目的とした、経済産業省・中小企業庁の強い意志の表れと位置づけられます。

株式会社日本財務戦略センターと連携しているクレジオ・パートナーズがまとめた業界資料(許可を得て引用)によれば、もともと手数料水準が高い会社が多く、業界の営業マンに対する平均インセンティブ率は約20%(高い会社は50%)に達するなど、目先の報酬に縛られたアグレッシブな営業環境が常態化していました。一方で、その電話・メール(しかも会社の代表メール宛)を受ける中小企業経営者は迷惑に感じていたケースが多数あったのは想像に難くありません(株式会社日本財務戦略センターはポリシーとして、売り手発掘のための電話や営業メールは行っておりません)。

M&A仲介会社の今後の生き残り戦略はどう変わるのか?

既存コラムでも論じてきたとおり、これまで各社の動向としては採用増→アウトバウンドコールでの案件獲得→「営業マン一人当たり平均案件獲得率×営業マン人数×平均成約単価×平均成約率」式での営業目標/規模拡大が主流でした。

しかし、迷惑営業コール・メールが事実上封じられたとなると、生き残りモデルは下記のいずれかに収斂していきます。

これは、中小M&Aガイドラインが求める「職業倫理」と「依頼者の利益」を重視する方向への、業界全体の大きな転換点となるでしょう。金融庁や中小企業庁が主導するM&A市場の健全化は、過去に弁護士法税理士法等の専門職規制強化が進んだ際の市場変化と類似する傾向が見られます。今後を展望すると、マンパワーベースのアウトバウンドに依存するだけの会社は事業継続が極めて困難になることは避けられません。

特に固定費が大きい会社でアウトバウンドに依存している場合、固定費を支払えず経営が厳しくなる可能性が高いと見込まれます。コールセンター業務委託に頼っていた会社は解約で対応できる分、相対的にダメージは小さくなりますが、案件獲得力の低下という本質課題は同じです。

総合的には、大手3社程度+特色のある会社/ニッチ対応可能な会社のみが生き残りやすい市場構造が予測されます。中途半端な規模の会社は固定費負担が大きくなりすぎ、案件発掘で差別化できる会社(銀行・リース等で関係を持つ業態)に吸収・子会社化される可能性が高まったと分析しています。売り手側への迷惑営業でストレスを与える業界が健全であるはずがないため、方向性としては正しいと評価しています。

迷惑営業を受けた場合、どこに通報すればよいか?

中小企業庁M&A支援機関登録事務局の情報提供窓口に連絡することができます。ワンショットの連絡は通常営業の範囲内かもしれませんが、同じ会社から短期間に何度も連絡が来る場合は、迷惑営業として情報提供する選択肢があります。

通告メール後も営業スタイルが変わらない仲介会社のリスクとは?

通告メールは、支援機関登録事務局に登録されているメールアドレス(多くは代表者宛)に届いていると思われます。逆に言えば、代表者が情報を組織内に下ろして注意喚起しない限り、営業マンの営業スタイルは変わらないままコール・メールが継続されることになります。

苦情が事務局に入った際、本来であれば組織対応を行わない会社の問題となりますが、「あえて」営業マンに注意喚起をしない会社は、アウトバウンドで案件を取ることを要求しつつ、何かあったら従業員のしっぽを切って有耶無耶にする構造を内包している可能性があります。会社法や中小M&Aガイドラインが求めるコンプライアンス意識(事務局の表現で言うと「職業倫理」)が乏しい会社である可能性も否定できません。

迷惑営業を受けた売り手は、営業マンの営業スタイルへの会社側の対応姿勢を確認することで、その会社の法令順守意識のレベル感を評価する材料とすることができます。コンプライアンス意識のない仲介会社は、売り手・買い手双方にとって相応のリスクを伴います。

※M&A実務の判断には弁護士・税理士など各分野の専門家にご確認ください。日本財務戦略センター(JFSC)ではM&Aセカンドオピニオン無料相談を承っております

よくあるご質問

中小企業庁M&A支援機関登録事務局の通告は具体的に何を変えますか?

2024年度以降、契約締結を断った相手への営業継続等について情報提供が寄せられた場合、登録M&A支援機関への通知・注意喚起が行われます。複数回の情報提供等で組織的許容が疑われる場合は、登録取消・停止を含む追加対応も検討されます。

登録取消・停止になると仲介会社と取引先にどんな影響がありますか?

信用毀損に加え、売り手・買い手がM&A実施時の手数料補助等を申請できなくなります。仲介会社単体ではなく、関係するすべての売り手・買い手の経済的負担に直結する制裁的効果を持ちます。

通告後も生き残るM&A仲介会社の特徴は何ですか?

(1)税理士・銀行など紹介ルートを持つ会社、(2)広告・SEOによるインバウンド流入が機能している会社、(3)ニッチ対応・特色のある専門特化型会社の3類型です。マンパワー依存のアウトバウンド型は固定費圧力で淘汰圧が高まると見込まれます。

【付録】M&A 支援機関協会 正会員一覧と苦情・通報窓口(2026年5月13日現在|クリックで展開)

本付録は、M&A 業界の自主規制機関である M&A 支援機関協会(旧 M&A 仲介協会)の正会員 231 社、および苦情・通報窓口の一覧です。
出典:M&A 支援機関協会公式サイト(2026年5月13日現在)。

特定事業者リスト閲覧資格保有 118 社

業界の自浄作用に積極参加し、不適切な譲り受け側事業者情報を協会内で共有する「特定事業者リスト」の閲覧資格を持つ M&A 支援機関協会 会員 118 社です(弊社・株式会社日本財務戦略センターも本リストに含まれます)。

ABNアドバイザーズ株式会社AIdeaM&AAdvisory株式会社Byside株式会社CTF株式会社
DANコンサルティング株式会社Enimprovement栄合同会社LINK株式会社M&ALead株式会社
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社M&Aロイヤルアドバイザリー株式会社NBR合同会社NKGRコンサルティング株式会社
NOBUNAGAサクセション株式会社S&G株式会社SBI辻・本郷M&A株式会社TSUNAGU株式会社
あがたグローバルコンサルティング株式会社かえでファイナンシャルアドバイザリー株式会社かがやきM&A株式会社ひまわりパートナーズ株式会社
みさわ財産コンサルティング株式会社みつきコンサルティング株式会社みらいアーク株式会社アイアールアイM&Aコンサルティング株式会社
アカツキパートナーズ株式会社アクタスコンサルティング株式会社インクグロウ株式会社インテグループ株式会社
エムレイス株式会社オリックス株式会社クレジオ・パートナーズ株式会社グローウィン・パートナーズ株式会社
グローバリューパートナーズ株式会社ジャパンM&Aソリューション株式会社セレンディップ・フィナンシャルサービス株式会社ビジネスサクセション株式会社
ビズキューブ・コンサルティング株式会社ファイブ・アンド・ミライアソシエイツ株式会社ブティックス株式会社ブルーバード合同会社
三菱地所リアルエステートサービス株式会社中之島キャピタル株式会社九州M&Aアドバイザーズ株式会社合同会社アジュール総合研究所
名南M&A株式会社有限会社インレット有限会社長野県M&Aセンター株式会社ACN経営研究所
株式会社AGSコンサルティング株式会社CBヘルスケア株式会社CCイノベーション株式会社CINCCapital
株式会社LifeHack株式会社M&AProperties株式会社M&Aエグゼクティブパートナーズ株式会社M&Aクラウド
株式会社M&Aグローバルキャピタル株式会社M&Aコンサルティング株式会社M&Aフォース株式会社M&Aプライムグループ
株式会社M&Aベストパートナーズ株式会社M&A会計ファイナンス株式会社M&A承継機構株式会社M&A総合研究所
株式会社MJSM&Aパートナーズ株式会社NEWOLDCAPITAL株式会社OAGコンサルティング株式会社SECURITYBRIDGE
株式会社Ssimaキャピタル株式会社TBC株式会社WealthLead株式会社fundbook
株式会社さかい経営センター株式会社たすきコンサルティング株式会社みどり未来パートナーズ株式会社みらい共創アドバイザリー
株式会社アシブネ株式会社ウィット株式会社ウィルゲート株式会社エグゼブリッジ
株式会社オンデック株式会社サスガキャピタルパートナー株式会社シードアドバイザリー株式会社ストライク
株式会社スリーエスコンサルティング株式会社ネクストM&Aパートナーズ株式会社ハレバレ株式会社バトンズ
株式会社ヒルストン株式会社フォーバル株式会社プレックス株式会社マネジメント・スタッフ
株式会社メディカル・アドバイザーズ株式会社ユニコン株式会社ユーザーサービス株式会社レコフ
株式会社三井住友銀行株式会社三菱UFJ銀行株式会社事業承継パートナーズ株式会社事業承継通信社
株式会社佐賀銀行株式会社倉富佐原M&A事務所株式会社北海道総合経営研究所株式会社大垣共立銀行
株式会社日光コンサルティング株式会社日本M&Aセンター株式会社日本提携支援株式会社日本経営
株式会社日本財務戦略センター株式会社日税経営情報センター株式会社矢橋コンサルティング株式会社経営承継支援
株式会社船井総研あがたFAS株式会社諸井会計株式会社青山財産ネットワークス株式会社HCフィナンシャル・アドバイザー
瀬戸内FAS株式会社総合メディカル株式会社

M&A 支援機関協会 正会員 113 社

正会員として M&A 支援機関協会に加盟する 113 社です。

AggregatorJapan株式会社FrontierM&APartners株式会社Kingsmancapitalpartners株式会社RSM汐留パートナーズ株式会社
あおもり創生パートナーズ株式会社いわぎんリサーチ&コンサルティング株式会社さくら経営支援株式会社しんせい事業承継株式会社
まごころM&Aパートナーズ株式会社アアクスグループ株式会社エリアコンサルティング株式会社アドバンスト・ビジネス・ダイレクションズ株式会社
アナタの財務部長合同会社ウーファ合同会社エヌ・シー・アドバイザリー合同会社エベレディア株式会社
クレアスト株式会社シンプルフォーム株式会社タツノコ資産形成株式会社ニューアイランド株式会社
バリューフォース合同会社ビズリンク・アドバイザリー株式会社フジマキ・マネジメントサポート株式会社丈安株式会社
三井住友海上火災保険株式会社不動産M&Aパートナーズ株式会社合同会社ACE合同会社FPCAccounting
合同会社SGコンサルティング合同会社はやせ合同会社アシストプラス大光キャピタル&コンサルティング株式会社
山田事業承継・M&A株式会社有限会社マリーンビジネスサポート有限会社後藤会計事務所東京海上日動火災保険株式会社
東急リバブル株式会社株式会社BOOTHSwin株式会社DEPS株式会社EMA
株式会社ESPERANZA株式会社GAINC株式会社GH株式会社INTRANCE
株式会社ISTコンサルティング株式会社LeapalTechnologies株式会社M&ACrosstie株式会社M&Aクオリティ
株式会社M&Aディレクションズ株式会社M&Aパートナーズ株式会社MAS株式会社NSSマネジメントサービス
株式会社PMGMAPartners株式会社TKC株式会社TSKプランニング株式会社VentureForward
株式会社YMFGグロースパートナーズ株式会社おかやま創研コンサルティング株式会社おきぎんサクセスパートナーズ株式会社おきなわアセットブリッジ
株式会社さくら優和コンサルタント株式会社さくら総合M&Aセンター株式会社せいのFP事務所株式会社みどり財産コンサルタンツ
株式会社ウナ株式会社エムステージマネジメントソリューションズ株式会社エンマンサポート株式会社ジーケーパートナーズ
株式会社ステラ株式会社タス株式会社タスクフォース株式会社トマック
株式会社トレスボ株式会社ノジマ株式会社ビズハブ株式会社フォーナレッジ
株式会社プレアス株式会社マイナビM&A株式会社ミッドランド経営株式会社ライトライト
株式会社リガーレ株式会社レコフデータ株式会社三十三銀行株式会社三友システムアプレイザル
株式会社三菱UFJ銀行株式会社企業経営支援機構株式会社企業評価総合研究所株式会社北日本銀行
株式会社南日本銀行株式会社大澤都市開発株式会社山田エスクロー信託株式会社岡山M&Aセンター
株式会社常陽銀行株式会社新潟事業承継パートナー株式会社日本PMIコンサルティング株式会社日本投資ファンド
株式会社日本資産総研株式会社朝日信託株式会社未来を創る株式会社東京アライアンスアドバイザリー
株式会社沖縄銀行株式会社社長の専門学校株式会社総研コンサル株式会社肥後銀行
株式会社青山財産ネットワークス金沢株式会社鹿児島銀行株式会社Amvision株式会社SECURITYBRIDGE
横浜経営企画サービス株式会社見える化株式会社阿波銀コンサルティング株式会社DatasiteJapan合同会社
NKGRコンサルティング株式会社

営業電話・契約等で困った場合の相談窓口

※本リストは 2026年5月13日現在の情報です。最新は M&A 支援機関協会 会員一覧 および 特定事業者リスト をご参照ください。

公開日: 2024年4月8日 / 最終更新日: 2026年5月22日
五十嵐 悠一

執筆者

五十嵐 悠一(いがらし ゆういち)

株式会社日本財務戦略センター 代表取締役

京都大学経済学部経営学科卒業。株式会社損害保険ジャパン本店営業部、東証上場M&A仲介会社を経て、2020年5月に日本財務戦略センターを設立。中小企業のM&A仲介・事業承継支援を専門とし、医療・介護・食品製造・流通卸・機械製造分野の成約実績を持つ。

資格:プロフェッショナルCFO(日本CFO協会)/M&Aエキスパート(金融業務2級 事業承継・M&Aコース)

公的登録:中小企業庁 M&A支援機関 登録事業者/一般社団法人 M&A支援機関協会 正会員

メディア登壇:株式会社サイゾー Business Journal ウェブセミナー講師「【売り手向け】M&Aを成功させるための具体的な行動・プロセス・知識」(2022年6月)[公式告知]

専門家コラム寄稿:BATONZ(国内最大級M&A プラットフォーム)に M&A・事業承継 74本(2021年〜継続)[コラム一覧]

|LinkedIn|X (@jfsc2020)|BATONZ

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の案件における法務・税務・会計判断を提供するものではありません。法務・税務・会計の個別判断は、弁護士・税理士・公認会計士等の専門家にご相談ください。M&Aのスキーム設計・タイミング・買い手探し等のアドバイザリーは、株式会社日本財務戦略センターにご相談ください。記載内容は公開時点の情報に基づき、法令改正や市場変動により最新の状況と異なる場合があります。

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よくあるご質問(FAQ)

この章のポイント
日本財務戦略センターへのご相談に関する共通の10問と、本記事に関する0問の計10問。
共通Q1. 日本財務戦略センターはどのような会社ですか?
A. 株式会社日本財務戦略センター(JFSC)は、中小企業オーナーの M&A・事業承継を「自分事として最後まで完結する」ためのご相談先です。仲介の独断ではなく、売り手の判断材料を整える立場を貫いています。会社概要もご覧ください。
共通Q2. 相談したら、必ず M&A しなければいけませんか?
A. いいえ、ご相談のみで結構です。相談後に「今回は見送ります」と判断いただいても問題ありません。M&A 以外の選択肢(廃業・親族承継・事業再生)も含めてご一緒に整理します。まずは無料相談からお気軽にどうぞ。
共通Q3. 相談料・着手金は発生しますか?
A. 初回相談・簡易査定・進行中の段階まで、すべて無料です。日本財務戦略センターは完全成功報酬制を採用しており、M&A 成約時のみご報酬が発生します。着手金・中間金・月額顧問料は一切いただきません。なお、案件特性により外部専門家への依頼や登記等の実費(例:司法書士の登記費用、外部監査法人による資産査定、譲受企業側からの弁護士・公認会計士による DD 費用 等)が発生する場合は、必ず事前にご相談・ご同意のうえ進めますので、不意の費用負担は生じません。詳細は弊社の報酬体系をご確認ください。
共通Q4. 一般的な M&A 仲介会社と、どこが違いますか?利益相反はどう開示されますか?
A. M&A 仲介は売主・買主の双方から報酬を得る「両手仲介」が業界慣行で、構造的な利益相反のリスクがあります。そのうえで、業界には「誘い込む仲介」と「公開する仲介」の二類型があると当社は考えています。日本財務戦略センターは後者の立場で、契約締結時に重要事項説明書を交付し、両手仲介の構造を含めて文書でご説明したうえで、売り手の判断材料となる情報を整え、買い手の都合で交渉を急がせない姿勢を貫きます。これは経済産業省・中小企業庁中小 M&A ガイドライン第 3 版・2024 年 8 月改訂、手数料算定基準の開示・買い手信用調査等を留意事項として明示)に則った対応です。二類型化の根拠は弊社独自の業界 20 社研究レポート、構造論の詳細は仲介契約 vs FA 契約の構造分析もご参照ください。
共通Q5. どれくらいの規模から相談できますか?
A. 年商数千万円規模の小規模事業から、数億円規模まで対応します。業界の多くの仲介会社では最低手数料を 2,000 万円以上に設定している傾向で、各社の最低手数料は中小企業庁M&A 支援機関登録制度・登録情報で確認いただけます。日本財務戦略センターの最低手数料は 700 万円で、小規模案件もお引き受けしています。具体的な報酬構造は弊社の報酬体系をご確認ください。
共通Q6. 税金・法律のことを詳しく教えてもらえますか?
A. 税務・法務は税理士法・弁護士法により、具体的な提案は弁護士・税理士等の専門家のみが行えます。当社は業界慣行の一般論をご説明した上で、顧問の先生方にご確認いただく形でご案内します。必要に応じて専門家ネットワークのご紹介も無料で行っています。
共通Q7. 家族や従業員に知られたくないのですが、可能ですか?
A. ご相談段階から NDA(秘密保持契約)を締結し、徹底管理します。社名を公開せずに買い手候補へ打診する「ノンネーム打診」の進め方も可能です。守秘義務体制については情報管理ポリシーでご確認いただけます。
共通Q8. 成約までどれくらいの期間がかかりますか?
A. 標準的には 3〜6 ヶ月程度を目安としてお考えください。買い手候補と事前に綿密な調整を行い、売主オーナー様のペースで進行します。スピード優先で売主の利益を損なう進め方は致しませんが、売主オーナー様のご事情・ご要望に応じて、最短 60 日での成約実績もございます。
共通Q9. デューデリジェンス(DD)では、どのような立場をとりますか?
A. 日本財務戦略センターは、売主オーナー様の利益を最優先に検討する立場を貫きます。仲介業の構造的な利益相反論点については仲介契約 vs FA 契約の構造分析で詳述しており、DD 費用負担の判例実務は東京地裁 DD 費用判決の射程でご確認いただけます。必要に応じて第三者の公認会計士・弁護士・税理士等の専門家をご紹介し、買い手寄りに偏らない査定体制を整えます。中小企業庁中小 M&A ガイドラインの遵守事項に則り、適切な情報開示を行います。
共通Q10. 対応エリアは限られますか?
A. 全国対応可能です。首都圏はもちろん、各地方都市でもご相談実績があります。オンライン面談と現地訪問を組み合わせ、所在地を問わず売主様のペースで進行します。まずは所在地を問わない無料相談をご利用ください。

📅 本記事の情報基準日

本記事は 2024年4月8日 公開時点の情報に基づきます。税制・法令等は改正される場合があるため、最新の制度・税制は公的機関の公式情報をご確認ください。

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