2026.07.02 事業承継

台風・地震とBCP ― M&A・複数拠点化で「止まらない会社」をつくる

事業承継 / BCP × M&A

地震・台風・豪雨・豪雪・火災 ― 日本で事業を続ける以上、天変地異は「いつか」ではなく「必ず」来ます。本社に機能が集中していると、一度の被災で会社ごと止まりかねません。本稿は公的データでリスクを直視し、M&A・複数拠点化による”冗長化”で「止まらない会社」をつくる道筋を整理します。

▼ この記事の要点
  • 中小企業のBCP策定率は17.1%(大企業38.7%)=約9割が未策定。
  • BCPの定石は拠点の地理的分散(内閣府ガイドラインも推奨)。
  • 新拠点をゼロから作るより、M&A・グループ化で「すでに回っている別拠点」を得る方が速く確実な冗長化。
  • 後継者不在率50.1%を背景に、事業承継とBCPはM&Aの上で一本につながる
  • APPENDIXに地震・台風・豪雨・豪雪・火災の被害額を全47都道府県の一次データで収録。

2026年6月26日夜、山梨県東部・富士五湖を震源とする最大震度6弱の地震が発生しました。震源は富士山の麓。官房長官が緊急会見を開き「現時点で富士山の火山活動に異常なし」と発表する規模の揺れでした。大規模な火山災害には至っていませんが、あらためて突きつけられたのは「事業の拠点が一か所に集中していることの脆さ」です。

本社が被災すれば、たとえ数日でも事業は止まります。取引先への納品が滞り、資金繰りが乱れ、従業員の生活も揺らぐ。自然災害の多い日本で会社を続けるということは、「止まらない仕組み」をどう持つかという問いと切り離せません。本稿では、中小企業のBCP(事業継続計画)の現状を公的データで確認したうえで、M&A・グループ化による「拠点の冗長化」という、事業承継とBCPを同時に前へ進める選択肢を整理します。

17.1%
中小企業の
BCP策定率
38.7%
大企業の
BCP策定率
50.1%
後継者
不在率(2025)
1.1〜2.6兆円
能登地震の
ストック毀損

データで見る ― 中小企業のBCPは「9割が未策定」

まず現実を数字で押さえます。中小企業庁『2025年版 中小企業白書』によると、BCPを策定している企業の割合は中小企業で17.1%、大企業で38.7%。その差は21.6ポイントに達します(2025年5月調査)。裏を返せば、中小企業のおよそ8割超はBCPを持たないまま日々の事業を回している、ということです。

BCP策定率:中小企業 vs 大企業

中小企業

17.1%
大企業

38.7%
出典:中小企業庁『2025年版 中小企業白書』(2025年5月調査)

災害の経済的なインパクトは、平時の想像を超えます。2024年1月の能登半島地震について、内閣府(防災担当)は経済被害を、フローの損失で数百億円規模、建物・設備などストックの毀損で1.1兆〜2.6兆円と推計しました(2024年推計値)。2019年の令和元年台風19号では、経済産業省が中小企業対策として500億円超の予備費を措置しています。個社にとっては、一度の被災が廃業の引き金になりかねない金額です(▼主な台風・風水害の被害額はAPPENDIX参照)。

弊社にも近年、「本社と工場が同じエリアにあり、水害が来たら全部止まる」「代表に何かあったら事業を引き継げる体制がない」といった、事業の”単一障害点”を不安視するご相談が増えています。災害はいつ来るか読めませんが、備えは平時にしか作れません。

BCPの定石は「地理的分散」― 公的ガイドラインも明示

では何を備えるのか。BCPの中核にあるのは、「重要な機能を止めない/早く復旧させる」ための代替手段の確保です。内閣府『事業継続ガイドライン』(令和5年3月)は、その一つとして拠点・設備の地理的な分散を明示的に推奨しています(内閣府 事業継続ガイドライン)。本社機能・生産機能・データを一か所に集約せず、離れた場所に代替拠点やバックアップを持つ、という考え方です。

国も後押ししています。中小企業庁の「事業継続力強化計画」認定制度は、防災・減災の取り組みを国が認定し、金融支援や税制優遇につなげる仕組みです(中小企業庁 事業継続力強化計画)。認定を受けた企業が対象設備(自家発電設備、排水ポンプ、耐震・免震装置など)を取得した場合、特別償却16%を受けられます(令和7年4月1日以後取得分。それ以前の取得は18%)。防災投資のハードルを下げる制度として、拠点の強靭化と併せて活用できます。

「拠点を増やす」を最短で実現する ― M&A・グループ化という選択

ここで多くの中小企業がぶつかる現実があります。地理的分散が有効だとわかっても、別拠点を一から立ち上げるのは、資金も人材も時間も重いということです。新規出店・新工場の建設は、回収まで年単位。BCPのためだけに踏み切れる規模の会社は多くありません。

単一拠点のリスク と 複数拠点による冗長化

一極集中

本社=工場=データ

被災すると全機能が同時停止
=単一障害点

M&A・グループ化で冗長化

A拠点(本社)B拠点(取得)

片方が被災しても
もう片方で事業を継続

新設は年単位。M&Aなら「すでに回っている別拠点」を最短で得られる。

そこで視点を変えると見えてくるのが、「すでに回っている別拠点を、M&A・グループ化で手に入れる」という道です。別の地域で堅実に事業を営む同業・近接業種を迎え入れれば、その日から地理的に離れた拠点・人材・取引先を得られます。片方の地域が被災しても、もう片方で受注や生産を継続できる ― これは事業継続の観点で、ゼロから拠点を作るより速く、確実な冗長化になり得ます。

この方向性には公的な裏付けもあります。中小企業庁の事業承継・M&Aに関する検討資料では、複数回のM&Aを通じてグループ化した企業群が、売上・利益・労働生産性の面で単独の企業を上回る傾向が示されています(中小企業庁 事業承継・M&A検討会)。M&Aは「規模を追う」だけの手段ではなく、経営基盤そのものを厚くし、外部ショックに耐える力を高める手段でもある、ということです。

現場の視点 ― 不動産管理業にみる「冗長化を兼ねたロールアップ」

この考え方が具体的に効く一例が、不動産管理業(賃貸管理)です。管理戸数を増やすほど、経理・システム・コールセンターといった間接部門のコストを分散でき、スケールメリットが働く ― 同業を集約するロールアップ(同業種の連続買収)と相性のよい業種です。効率だけを見れば、近いエリアの管理会社をまとめるのが定石です。

ここに”冗長化”の視点を重ねると、戦略が一段深くなります。あえて別のエリアの同業を取得しておくと、平時は各地域で管理を回しつつ、いざ一方の地域が被災したときには、もう一方の拠点・人員・管理システムを「臨時の司令塔」として使えるのです。入居者対応や家賃管理といった、一日たりとも止められない業務を、被災していない拠点が肩代わりする ― 効率のための集約が、そのまま事業継続の保険にもなります。

賃貸管理は毎月の管理料という継続収入が柱で、かつ入居者の生活に直結するサービスであるだけに、「サービスを止めない」ことの価値がとりわけ大きい業種です。効率を狙う集約と、リスクを分散する冗長化。この二つを一つのM&A戦略の中で両立させられる点に、地理的に離れた同業をグループ化する妙味があります。同じ発想は、地域密着で拠点を構える建設・整備・介護食品といった業種にも応用できます。

弊社の現場感覚として ― 近年、「効率化の集約」と「万一への備え」を同時に意識して、エリアをまたぐ同業の引き合わせを検討したい、というご相談が、賃貸管理をはじめ地域密着型の業種で増えています。
※具体的な取引事例は守秘のため割愛しています。差し支えのない範囲での匿名事例は、ご相談の中で個別にご紹介しています。

事業承継とBCPは、一本の線でつながる

拠点の冗長化という文脈は、実は事業承継の課題と地続きです。帝国データバンクの調査では、2025年の後継者不在率は50.1%と7年連続で改善したものの、依然として全国の企業の半数が後継者を確定できていません。同調査では非同族(親族外)への承継が初めて41.0%を超え、”脱ファミリー化”が進んでいることも示されています(TDB 後継者不在率動向調査 2025年11月)。

後継者のいない優良企業と、拠点を増やして事業を強くしたい企業 ― この二者がM&Aで結びつくことは、売り手にとっては雇用と事業の存続、買い手にとってはBCPと成長の両立になります。「災害に強い会社をつくる」という切り口と、「会社を次代へ引き継ぐ」という切り口は、M&Aという一つの実務の上で重なり合います。

進める際の留意点

もっとも、M&Aやグループ化は「拠点さえ増えれば安心」という単純な話ではありません。冗長化の効果を実際に得るには、被災時に業務を引き受け合えるだけの体制 ― 情報システムの相互バックアップ、在庫・調達の融通、意思決定の代替ライン ― を統合後(PMI)に設計しておく必要があります。拠点は増えても運用が本社依存のままでは、単一障害点は解消されません。

また、承継・M&Aの検討には税務・法務の専門的な確認が欠かせません。株式譲渡か事業譲渡か、事業承継税制や各種優遇の適用可否など、案件ごとの事情に応じて、税理士弁護士などの専門家と連携して進めることをおすすめします。弊社日本財務戦略センターでも、こうした検討の初期整理から専門家との橋渡しまで、中立的な立場でご支援しています。

まとめ

  • 中小企業のBCP策定率は17.1%(大企業38.7%)。災害の経済被害は個社の存続を揺るがす規模になり得る。
  • BCPの定石は「地理的分散」。内閣府ガイドラインも代替拠点の確保を推奨し、事業継続力強化計画では特別償却16%の後押しがある。
  • 別拠点をゼロから作るのは重い。M&A・グループ化なら「すでに回っている拠点」を最短で得られ、冗長化と成長を両立できる。
  • 後継者不在率50.1%・脱ファミリー化の進行を背景に、事業承継とBCPはM&Aの上で一本につながる
  • 効果を出す鍵は統合後の運用設計(PMI)と、専門家と連携した慎重な検討。

「うちは本社が止まったら終わり」― もしそんな不安があるなら、それは会社を強くする検討の出発点です。災害を前提に事業の続け方を設計しておくことは、次の世代へ会社を渡すための備えでもあります。

APPENDIX:主な自然災害・大規模火災(地震・台風・豪雨・豪雪・火災)の被害額

日本の事業を脅かす天変地異は台風だけではありません。地震・台風・豪雨・豪雪、そして大規模火災 ― それぞれが「一度でどれだけの損失を生むか」を、公表済みの一次データで確認します。お住まい・事業拠点のある地域を直撃した災害から、被害の規模感をつかむ手がかりにしてください。ラベルの意味 ―
保険金支払=損害保険各社が実際に支払った保険金(地震保険・風水害保険、見込み含む・日本損害保険協会集計)、
経済被害/分野別=所管省庁の被害額推計。保険金支払額は経済被害全体の一部(無保険部分・公共インフラ等は含まない)である点に注意。

① 地震 ― 地震保険の支払・経済被害

地震主な被災地域被害額
東日本大震災青森岩手宮城福島・茨城・栃木・千葉・新潟・長野ほか(災害救助法 9道県/津波・液状化・広域震度)経済被害 約16.9兆円 経済
地震保険 約1兆2,881億円 保険金
2011
阪神・淡路大震災兵庫県(神戸市ほか)経済被害 約9.6兆円 経済1995
令和6年 能登半島地震石川県(能登)・富山・新潟・福井経済被害(ストック) 約1.1〜2.6兆円 経済
地震保険 約9,097億円※ 保険金
2024
熊本地震熊本県大分県地震保険 約3,898億円 保険金2016
大阪府北部地震大阪府北部(大阪・京都・兵庫・奈良の一部)地震保険 約1,206億円 保険金2018
出典:日本損害保険協会(地震保険 支払保険金)内閣府 防災白書(経済被害推計)。※能登半島地震の地震保険は2024年5月末時点・支払は継続中。

② 台風 ― 風水害の支払保険金 上位(日本損害保険協会)

台風主な被災地域支払保険金発生
平成30年 台風21号近畿〜東海(大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山三重愛知徳島に上陸)/関西国際空港が高潮で冠水約1兆678億円 保険金2018
令和元年 台風19号(東日本台風)東日本の広域=災害救助法14都県(岩手・宮城・福島・茨城・栃木・群馬埼玉・千葉・東京・神奈川・新潟・山梨・長野・静岡/千曲川・阿武隈川・多摩川ほか氾濫)約5,826億円 保険金2019
平成3年 台風19号(りんご台風)全国(九州〜日本海側〜青森/青森のりんご大量落下)約5,680億円 保険金1991
令和元年 台風15号(房総半島台風)千葉県(房総半島)・東京都(暴風被害)ほか関東南部/大規模・長期停電約4,656億円 保険金2019
平成16年 台風18号西日本〜北日本(広島北海道ほか広域)約3,874億円 保険金2004
平成30年 台風24号西日本〜東日本の広域約3,061億円 保険金2018
出典:日本損害保険協会「近年の風水害等による支払保険金」(見込み含む)。被災地域は内閣府 防災白書・気象庁災害時報告等による。

支払保険金でみる規模感(地震保険+風水害・億円)

東日本大震災(地震)

12,881
H30 台風21号

10,678
能登地震(継続中)

9,097
R1 台風19号

5,826
熊本地震

3,898
地震(赤)も台風(紺)も、保険金だけで数千億〜1兆円超。経済被害全体はこの数倍。東日本大震災の経済被害は約16.9兆円にのぼる。

その他、四国・南九州・沖縄を襲った主な台風(甚大な被害だが支払保険金の個別集計は非公表のため被害概況で掲載):

台風主な被災地域と被害
平成16年 台風16号・23号香川(高松の高潮/浸水 約15,000棟)・高知(室戸で海岸堤防倒壊)・愛媛(肱川氾濫)ほか四国・近畿2004
令和2年 台風10号宮崎鹿児島・沖縄ほか九州(記録的な暴風・広域停電)2020

③ 豪雨・水害 ― 地域・業種で偏る被害

災害(主な被災地域)被害額区分
令和2年 7月豪雨(熊本・鹿児島・福岡佐賀長崎・大分・山形岐阜・長野ほか/最上川・球磨川氾濫)― 農林水産関係約2,208億円分野別2020
平成30年 7月豪雨(西日本豪雨/岡山・広島・愛媛・山口鳥取島根・京都・兵庫ほか西日本広域)支払保険金 約1,956億円保険金2018
平成27年 関東・東北豪雨(茨城・常総/鬼怒川決壊)― 茨城県約401億円
住家 約19,000棟が浸水
県内被害2015

台風でも農林水産分野は突出して被ります(令和元年台風19号の農林水産関係被害 約3,446億円、うち農地・農業用施設 約2,101億円/農林水産省)。露地・施設・在庫を特定エリアに置く業種ほど、一度の水害で損失が集中します。

④ 豪雪 ― 雪害

豪雪も事業を止めます。平成18年豪雪(2005〜06年、新潟・秋田・山形・富山・石川・福井など日本海側)では、除雪対策のため国が特別交付税 約608億円を措置し、死者151名、一時 約149万世帯が停電しました。積雪地では物流の停止・従業員の出勤困難・屋根の倒壊などが重なり、拠点が一地域に偏るほど影響が集中します。

⑤ 火災(大規模延焼)

火災は、一つの拠点を一瞬で全損させる災害です。強風下では延焼が広がり、地域ごと焼失することもあります。糸魚川市大規模火災(2016年12月・新潟県)では、折からの強風(最大瞬間風速27.2m/s)で飛び火が相次ぎ、147棟が焼損・56の事業所が被災、被害総額は文化的価値を含め少なくとも約30億円と見積もられました。特定の街区に事業が集まっていたことが、被害の集中に直結しています。

火災(主な被災地域)被害
糸魚川市大規模火災(新潟県糸魚川市)焼損147棟/56事業所被災
被害総額 少なくとも約30億円 被害推計
2016
(参考)全国の火災による年間損害額約908億円/年
うち建物火災が約92.7%(令和元年)
2019

地震・台風・豪雨・豪雪・火災 ― 種類は違えど、共通するのは「特定の地域に拠点を集中させているほど、一度の被災で事業全体が止まる」という構造です。だからこそ、工場・店舗・農地・管理物件といった「動かせない資産」を持つ事業ほど、拠点を地理的に分散させておく備えの意味が大きくなります

よくある質問(FAQ)

Q. BCP(事業継続計画)とは何ですか?
災害や事故などの緊急事態でも重要業務を止めない・早期復旧するための計画です。中小企業の策定率は17.1%にとどまります(2025年版中小企業白書)。

Q. なぜ「拠点の分散」がBCPに有効なのですか?
本社・工場・データが一か所に集中していると、その地域が被災した時に全機能が同時に止まります。離れた場所に代替拠点を持つ地理的分散は、内閣府『事業継続ガイドライン』でも推奨されています。

Q. M&Aが災害対策になるとはどういう意味ですか?
別の地域で稼働している同業・近接業種をM&A・グループ化で迎え入れれば、その日から地理的に離れた拠点を得られます。片方が被災してももう片方で事業を継続でき、新設よりも速く確実な冗長化になります。

Q. 防災投資に使える公的な優遇はありますか?
中小企業庁「事業継続力強化計画」の認定を受けると、対象設備の取得に特別償却16%(令和7年4月1日以後取得分/それ以前は18%)を活用できます。

出典一覧

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の税務・法務・投資判断を保証するものではありません。実際のご検討にあたっては、税理士・弁護士等の専門家にご相談ください。数値は各出典の公表時点のものです。

公開日: 2026年7月2日 / 最終更新日: 2026年7月2日
五十嵐 悠一

執筆者

五十嵐 悠一(いがらし ゆういち)

株式会社日本財務戦略センター 代表取締役

京都大学経済学部経営学科卒業。株式会社損害保険ジャパン本店営業部、東証上場M&A仲介会社を経て、2020年5月に日本財務戦略センターを設立。中小企業のM&A仲介・事業承継支援を専門とし、医療・介護・食品製造・流通卸・機械製造分野の成約実績を持つ。

資格:プロフェッショナルCFO(日本CFO協会)/M&Aエキスパート(金融業務2級 事業承継・M&Aコース)

公的登録:中小企業庁 M&A支援機関 登録事業者/一般社団法人 M&A支援機関協会 正会員

メディア登壇:株式会社サイゾー Business Journal ウェブセミナー講師「【売り手向け】M&Aを成功させるための具体的な行動・プロセス・知識」(2022年6月)[公式告知]

専門家コラム寄稿:BATONZ(国内最大級M&A プラットフォーム)に M&A・事業承継 74本(2021年〜継続)[コラム一覧]

|LinkedIn|X (@jfsc2020)|BATONZ

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の案件における法務・税務・会計判断を提供するものではありません。法務・税務・会計の個別判断は、弁護士・税理士・公認会計士等の専門家にご相談ください。M&Aのスキーム設計・タイミング・買い手探し等のアドバイザリーは、株式会社日本財務戦略センターにご相談ください。記載内容は公開時点の情報に基づき、法令改正や市場変動により最新の状況と異なる場合があります。

▼ ご検討前のご参考に
M&A セルフ診断ツール 5種 (完全無料・登録不要)
10分診断・自社把握度・企業価値試算・手数料比較・売却ロープレ
無料で診断する →

よくあるご質問(FAQ)

この章のポイント
日本財務戦略センターへのご相談に関する共通の10問と、本記事に関する0問の計10問。
共通Q1. 日本財務戦略センターはどのような会社ですか?
A. 株式会社日本財務戦略センター(JFSC)は、中小企業オーナーの M&A・事業承継を「自分事として最後まで完結する」ためのご相談先です。仲介の独断ではなく、売り手の判断材料を整える立場を貫いています。会社概要もご覧ください。
共通Q2. 相談したら、必ず M&A しなければいけませんか?
A. いいえ、ご相談のみで結構です。相談後に「今回は見送ります」と判断いただいても問題ありません。M&A 以外の選択肢(廃業・親族承継・事業再生)も含めてご一緒に整理します。まずは無料相談からお気軽にどうぞ。
共通Q3. 相談料・着手金は発生しますか?
A. 初回相談・簡易査定・進行中の段階まで、すべて無料です。日本財務戦略センターは完全成功報酬制を採用しており、M&A 成約時のみご報酬が発生します。着手金・中間金・月額顧問料は一切いただきません。なお、案件特性により外部専門家への依頼や登記等の実費(例:司法書士の登記費用、外部監査法人による資産査定、譲受企業側からの弁護士・公認会計士による DD 費用 等)が発生する場合は、必ず事前にご相談・ご同意のうえ進めますので、不意の費用負担は生じません。詳細は弊社の報酬体系をご確認ください。
共通Q4. 一般的な M&A 仲介会社と、どこが違いますか?利益相反はどう開示されますか?
A. M&A 仲介は売主・買主の双方から報酬を得る「両手仲介」が業界慣行で、構造的な利益相反のリスクがあります。そのうえで、業界には「誘い込む仲介」と「公開する仲介」の二類型があると当社は考えています。日本財務戦略センターは後者の立場で、契約締結時に重要事項説明書を交付し、両手仲介の構造を含めて文書でご説明したうえで、売り手の判断材料となる情報を整え、買い手の都合で交渉を急がせない姿勢を貫きます。これは経済産業省・中小企業庁中小 M&A ガイドライン第 3 版・2024 年 8 月改訂、手数料算定基準の開示・買い手信用調査等を留意事項として明示)に則った対応です。二類型化の根拠は弊社独自の業界 20 社研究レポート、構造論の詳細は仲介契約 vs FA 契約の構造分析もご参照ください。
共通Q5. どれくらいの規模から相談できますか?
A. 年商数千万円規模の小規模事業から、数億円規模まで対応します。業界の多くの仲介会社では最低手数料を 2,000 万円以上に設定している傾向で、各社の最低手数料は中小企業庁M&A 支援機関登録制度・登録情報で確認いただけます。日本財務戦略センターの最低手数料は 700 万円で、小規模案件もお引き受けしています。具体的な報酬構造は弊社の報酬体系をご確認ください。
共通Q6. 税金・法律のことを詳しく教えてもらえますか?
A. 税務・法務は税理士法・弁護士法により、具体的な提案は弁護士・税理士等の専門家のみが行えます。当社は業界慣行の一般論をご説明した上で、顧問の先生方にご確認いただく形でご案内します。必要に応じて専門家ネットワークのご紹介も無料で行っています。
共通Q7. 家族や従業員に知られたくないのですが、可能ですか?
A. ご相談段階から NDA(秘密保持契約)を締結し、徹底管理します。社名を公開せずに買い手候補へ打診する「ノンネーム打診」の進め方も可能です。守秘義務体制については情報管理ポリシーでご確認いただけます。
共通Q8. 成約までどれくらいの期間がかかりますか?
A. 標準的には 3〜6 ヶ月程度を目安としてお考えください。買い手候補と事前に綿密な調整を行い、売主オーナー様のペースで進行します。スピード優先で売主の利益を損なう進め方は致しませんが、売主オーナー様のご事情・ご要望に応じて、最短 60 日での成約実績もございます。
共通Q9. デューデリジェンス(DD)では、どのような立場をとりますか?
A. 日本財務戦略センターは、売主オーナー様の利益を最優先に検討する立場を貫きます。仲介業の構造的な利益相反論点については仲介契約 vs FA 契約の構造分析で詳述しており、DD 費用負担の判例実務は東京地裁 DD 費用判決の射程でご確認いただけます。必要に応じて第三者の公認会計士・弁護士・税理士等の専門家をご紹介し、買い手寄りに偏らない査定体制を整えます。中小企業庁中小 M&A ガイドラインの遵守事項に則り、適切な情報開示を行います。
共通Q10. 対応エリアは限られますか?
A. 全国対応可能です。首都圏はもちろん、各地方都市でもご相談実績があります。オンライン面談と現地訪問を組み合わせ、所在地を問わず売主様のペースで進行します。まずは所在地を問わない無料相談をご利用ください。

📅 本記事の情報基準日

本記事は 2026年7月2日 公開時点の情報に基づきます。税制・法令等は改正される場合があるため、最新の制度・税制は公的機関の公式情報をご確認ください。

関連の最新情報:中小企業庁国税庁金融庁e-Gov 法令検索

RELATED関連する記事