2026.04.25 法令・税務

【経営者保証ガイドライン改訂】解除3要件+特則4要件で何が変わったか|銀行と税理士しか知らない実務論点

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経営者保証ガイドライン2024改訂 — 解除3要件+特則4要件と売り手の自衛策

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M&A の業界記事は「経営者保証はM&A時に自動的に買い手に引き継がれる」または「自動で解除される」と説明します。しかし弊社の現場経験では、「M&A数年後に金融機関から残債通知が届いて初めて『解除されていなかった』と気づく」 相談が多発します。2024年8月30日 金融庁・中小企業庁 監督指針改正 で構造変化はあったものの、金融機関側がガイドラインに対応しきれているとは言えない 現実があります。本記事では 全銀協ガイドライン本文事業承継時の特則をベースに解除 3 要件+特則 4 要件を整理しつつ、日本財務戦略センター(JFSC) の独自論考として「業界団体の限界・法体系整備の不足」という業界構造論まで踏み込みます。なお最後の構造論は 弊社のポジショントークでもある ことを率直に開示します。

1. 「経営者保証はM&A時に自動的に解除される」は半分嘘

経営者保証とは、中小企業オーナーが会社の借入金に対して個人として連帯保証する制度です。M&A 時には、この保証が買い手に引き継がれるか・解除されるかが、売り手の引退後の生活設計を直接左右します。

業界の解説記事は「自動的に引き継がれる」または「自動で解除される」と説明しますが、どちらも半分嘘です。金融機関との個別交渉が必要 で、ガイドラインに沿った手続き(M&A 実行日から 10 営業日以内の金融機関相談、60 営業日以内の解除)を踏まなければなりません。

このプロセスを売り手と買い手が理解せずに M&A を進めると、数年後に金融機関から残債通知が届いて「あの保証、まだ残っていたのか」と発覚するケースが業界で多発しています。

まずは自社の財務・保証状況を把握する

経営者保証解除の交渉には、自社の財務健全性・資産分離の状況を客観的に把握しておくことが前提です。弊社の 自社把握度セルフチェック で、現状を整理いただけます。

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2. 通説論難 — 経営者保証 4 つの誤解

誤解 1:「経営者保証はM&A時に自動解除される」

自動解除されません。金融機関との個別交渉が必要です。M&A 支援機関協会(一般社団法人 M&A 支援機関協会)の 特定事業者の情報共有に関する規約 第三条第 1 項では、以下のタイムリミットを定めています。

タイミング譲受側に求められるアクション違反時
M&A 実行日から 10 営業日以内金融機関等に経営者保証解除の 相談を行う第二号該当 → 自動登録
M&A 実行日から 60 営業日以内経営者保証を 解除する第一号該当 → 自動登録
解除困難確定から 20 営業日以内譲受側が 借換・自らの負担で解除第三号該当 → 自動登録

違反すると譲受側事業者は M&A 支援機関協会 特定事業者リスト最低 10 年間自動登録 されます。

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誤解 2:「解除には3要件を満たせばよい」

全国銀行協会経営者保証に関するガイドライン」(2013年12月策定)が定める 解除 3 要件 は以下のとおりです。

  1. 資産分離要件:法人と経営者個人の資産・経理が明確に区分・分離されている
  2. 財務健全性要件:法人のみの資産・収益力で借入金の返済が可能と判断しうる
  3. 情報開示要件:金融機関に対し、適時適切に財務情報が開示されている

ただし M&A・事業承継時には 事業承継時に焦点を当てた特則(2019 年 12 月策定・2020 年 4 月適用)の 特則 4 要件 が追加適用されます。

  1. 二重徴収原則禁止:前経営者・後継者の双方から同時に保証を取ることは原則禁止
  2. 後継者への柔軟対応義務:後継者への保証は当然視せず、3 要件の充足状況を個別判断
  3. 前経営者保証の見直し義務:事業承継後も前経営者の保証が残存する場合、定期的に見直し、必要性がなくなったら速やかに解除
  4. 説明責任の強化:条件のどの部分を満たしていないか具体的に説明し、どの改善をすれば保証を外せるかを明示する義務

誤解 3:「2024年8月の改正は知らなくてOK」

2024 年 8 月 30 日、金融庁・中小企業庁 監督指針改正 で重大な変化がありました。

弊社・売り手とも認識アップデート必須の重要改正です。

誤解 4:「保証解除は買い手の責任」

買い手が金融機関と交渉するのが原則ですが、売り手も主体的に動く必要 があります。売り手の動き(顧問・取引金融機関へのプッシュ)次第で解除速度が大きく変わります。「待っていても解除されない」リスクを売り手側も理解しておくべきです。

引退後の人生設計を整理する — 経営者保証解除は出口戦略の核心

経営者保証解除は、単なる事務手続きではなく、引退後にどのような生活を望むかと直結する論点です。弊社の 事業承継 10 分診断 で、譲渡の目的・引退後の人生設計を整理いただけます。

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3. 弊社のスタンス — ガイドライン準拠と業界団体規約遵守

(1) 中小企業庁ガイドラインに対応

弊社は 中小M&Aガイドライン第3版 に対応した運用を行っています。

(2) 金融機関への事前確認+買い手への 10/60 営業日依頼

弊社の場合、(1) と同様、ガイドラインに準拠し、以下の運用を行います。

(3) M&A 支援機関協会 特定事業者リスト閲覧会員として規約準拠

弊社は 一般社団法人 M&A 支援機関協会(M&A 支援機関協会) 正会員かつ 特定事業者リスト閲覧会員 として、規約に準拠した運用を行います。買い手の保証解除遅延等が発生した場合、特定事業者リストへの登録対象となる旨を事前に伝達することで、構造的な牽制を行います。

(4) 2024 年 8 月改正監督指針対応済

2024 年 8 月 30 日の監督指針改正に対応し、弊社の運用に取り入れています。

4. JFSC 独自論考 — 業界団体の限界・法体系整備の不足という業界構造論

ここからは弊社の独自論考として、業界の構造的課題を率直にお伝えします。なお先に申し上げておきますが、本論考は弊社のポジショントークでもある ことを率直に開示します。完全に中立な論考ではない、と読者にお伝えした上で、それでも書く価値があると考える論点として整理します。

(1) 業界団体(M&A 支援機関協会等)の自主規制の限界

M&A 支援機関協会 特定事業者リスト規約は、業界団体としての自主規制の最善の取り組みです。しかし限界もあります。当局の指示に金融機関が従う ような法体系、または 契約不履行への刑事対応 などの法整備が進まない限り、業界団体で取り組んでも結局は「対応した仲介者だけの責任の話」で終わってしまいます(仲介者悪意なき前提でも)。

つまり、業界団体(M&A 支援機関協会)が悪質な譲受側を特定事業者リストに登録しても、その登録による実害(金融機関融資の拒否・取引停止等)が法的に強制力を持たないと、登録された側が「リスト入りしたところで実害なし」と判断して同じ行為を繰り返す可能性があります。

(2) 政府の弥縫的な対応への懸念

政府も M&A は進めていく方針ですが、対応は 弥縫的(びぼうてき:一時しのぎ的) な印象を受けます。これは政府批判ではなく、観察と懸念です。

本腰でやるのであれば、システマティックに構造を変えるべき です。具体的には、当局の指示に金融機関が従う仕組み、契約不履行への刑事対応、悪質譲受側への実効的な制裁等が必要です。しかし現状は、都道府県の事業承継支援センターの拡充などで お茶を濁している印象 を受けます。センター内部でも問題が発生していることを当局も知っているはずですが、目をつぶっているような印象も受けます。

(3) 大型・小型の住み分けと市場原理外の整理統合

政府の方針は、案件規模で住み分けを進めている印象です。

その上で、業界の整理統合 をしていくような印象も受けます。ただしこれは 市場原理ではない ので、効率的に統廃合できるのかは疑問が残ります。市場での競争・淘汰を経ずに行政主導で整理統合する場合、効率性・サービス品質・イノベーションの観点で、本当に最適化されるのか不透明です。

(4) ポジショントーク開示

本論考は 弊社のポジショントークでもあります。弊社(民間仲介)にとって、都道府県事業承継支援センターへの小型案件流入は、競合構造でもあります。だから「弥縫的」「市場原理外」と批評するのは、弊社のビジネスモデル維持の観点も含まれている ことを率直に開示します。完全に中立な論考ではない、と読者にお伝えした上で、それでも問題提起する価値があると考えています。

仲介者としてコントロールできるのは、ガイドライン準拠の徹底まで。法体系整備は当局の責任、これが解決しない限り、悪質当事者を構造的に排除する仕組みは完成しません。これが弊社の現場感覚です。

経営者保証でお悩みの売り手オーナー様へ

経営者保証解除は、引退後の生活設計を直接左右します。M&A 検討の早い段階でご相談いただくのが最も効果的です。弊社はガイドライン準拠+ M&A 支援機関協会 特定事業者リスト閲覧会員として、構造的な牽制を含めて伴走します。

お問い合わせフォームへ →

初回相談無料・秘密厳守・完全成功報酬制。中小企業庁 M&A 支援機関登録事業者M&A 支援機関協会正会員(特定事業者リスト閲覧資格保有)。具体的な金融機関交渉は顧問弁護士税理士にご相談ください。

5. 数年後に振り返って気づくこと

「経営者保証解除を後回しにした結果、引退後数年経って金融機関から残債通知が届いた」「ガイドラインの存在を知っていれば、もっと早く動けた」「業界団体規約・法体系整備の不足を理解していなかった」が、保証解除を軽視した売り手の典型的な後悔です。

解除 3 要件+特則 4 要件を理解し、M&A 実行日から 10/60 営業日のタイムリミットを売り手側からも積極的にプッシュすること。M&A 支援機関協会 特定事業者リスト閲覧会員の仲介者を選び、構造的な牽制を活用すること。これらが、引退後の個人責任を回避する核心です。

そして業界全体の構造改革については、業界団体の自主規制の限界を理解しつつ、法体系整備(金融機関への強制力・契約不履行刑事対応)が進むことを期待しています。本論考が弊社のポジショントークである点を率直に開示した上で、業界の不都合な真実を正面から論じる仲介者でありたいと考えています。

公開日: 2026年4月25日 / 最終更新日: 2026年8月29日
五十嵐 悠一

執筆者

五十嵐 悠一(いがらし ゆういち)

株式会社日本財務戦略センター 代表取締役

京都大学経済学部経営学科卒業。株式会社損害保険ジャパン本店営業部、東証上場M&A仲介会社を経て、2020年5月に日本財務戦略センターを設立。中小企業のM&A仲介・事業承継支援を専門とし、医療・介護・食品製造・流通卸・機械製造分野の成約実績を持つ。

資格:プロフェッショナルCFO(日本CFO協会)/M&Aエキスパート(金融業務2級 事業承継・M&Aコース)

公的登録:中小企業庁 M&A支援機関 登録事業者/一般社団法人 M&A支援機関協会 正会員

メディア登壇:株式会社サイゾー Business Journal ウェブセミナー講師「【売り手向け】M&Aを成功させるための具体的な行動・プロセス・知識」(2022年6月)[公式告知]

専門家コラム寄稿:BATONZ(国内最大級M&A プラットフォーム)に M&A・事業承継 74本(2021年〜継続)[コラム一覧]

|LinkedIn|X (@jfsc2020)|BATONZ

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の案件における法務・税務・会計判断を提供するものではありません。法務・税務・会計の個別判断は、弁護士・税理士・公認会計士等の専門家にご相談ください。M&Aのスキーム設計・タイミング・買い手探し等のアドバイザリーは、株式会社日本財務戦略センターにご相談ください。記載内容は公開時点の情報に基づき、法令改正や市場変動により最新の状況と異なる場合があります。

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よくあるご質問(FAQ)

この章のポイント
日本財務戦略センターへのご相談に関する共通の10問と、本記事に関する5問の計15問。
共通Q1. 日本財務戦略センターはどのような会社ですか?
A. 株式会社日本財務戦略センター(JFSC)は、中小企業オーナーの M&A・事業承継を「自分事として最後まで完結する」ためのご相談先です。仲介の独断ではなく、売り手の判断材料を整える立場を貫いています。会社概要もご覧ください。
共通Q2. 相談したら、必ず M&A しなければいけませんか?
A. いいえ、ご相談のみで結構です。相談後に「今回は見送ります」と判断いただいても問題ありません。M&A 以外の選択肢(廃業・親族承継・事業再生)も含めてご一緒に整理します。まずは無料相談からお気軽にどうぞ。
共通Q3. 相談料・着手金は発生しますか?
A. 初回相談・簡易査定・進行中の段階まで、すべて無料です。日本財務戦略センターは完全成功報酬制を採用しており、M&A 成約時のみご報酬が発生します。着手金・中間金・月額顧問料は一切いただきません。なお、案件特性により外部専門家への依頼や登記等の実費(例:司法書士の登記費用、外部監査法人による資産査定、譲受企業側からの弁護士・公認会計士による DD 費用 等)が発生する場合は、必ず事前にご相談・ご同意のうえ進めますので、不意の費用負担は生じません。詳細は弊社の報酬体系をご確認ください。
共通Q4. 一般的な M&A 仲介会社と、どこが違いますか?利益相反はどう開示されますか?
A. M&A 仲介は売主・買主の双方から報酬を得る「両手仲介」が業界慣行で、構造的な利益相反のリスクがあります。そのうえで、業界には「誘い込む仲介」と「公開する仲介」の二類型があると当社は考えています。日本財務戦略センターは後者の立場で、契約締結時に重要事項説明書を交付し、両手仲介の構造を含めて文書でご説明したうえで、売り手の判断材料となる情報を整え、買い手の都合で交渉を急がせない姿勢を貫きます。これは経済産業省・中小企業庁中小 M&A ガイドライン第 3 版・2024 年 8 月改訂、手数料算定基準の開示・買い手信用調査等を留意事項として明示)に則った対応です。二類型化の根拠は弊社独自の業界 20 社研究レポート、構造論の詳細は仲介契約 vs FA 契約の構造分析もご参照ください。
共通Q5. どれくらいの規模から相談できますか?
A. 年商数千万円規模の小規模事業から、数億円規模まで対応します。業界の多くの仲介会社では最低手数料を 2,000 万円以上に設定している傾向で、各社の最低手数料は中小企業庁M&A 支援機関登録制度・登録情報で確認いただけます。日本財務戦略センターの最低手数料は 700 万円で、小規模案件もお引き受けしています。具体的な報酬構造は弊社の報酬体系をご確認ください。
共通Q6. 税金・法律のことを詳しく教えてもらえますか?
A. 税務・法務は税理士法・弁護士法により、具体的な提案は弁護士・税理士等の専門家のみが行えます。当社は業界慣行の一般論をご説明した上で、顧問の先生方にご確認いただく形でご案内します。必要に応じて専門家ネットワークのご紹介も無料で行っています。
共通Q7. 家族や従業員に知られたくないのですが、可能ですか?
A. ご相談段階から NDA(秘密保持契約)を締結し、徹底管理します。社名を公開せずに買い手候補へ打診する「ノンネーム打診」の進め方も可能です。守秘義務体制については情報管理ポリシーでご確認いただけます。
共通Q8. 成約までどれくらいの期間がかかりますか?
A. 標準的には 3〜6 ヶ月程度を目安としてお考えください。買い手候補と事前に綿密な調整を行い、売主オーナー様のペースで進行します。スピード優先で売主の利益を損なう進め方は致しませんが、売主オーナー様のご事情・ご要望に応じて、最短 60 日での成約実績もございます。
共通Q9. デューデリジェンス(DD)では、どのような立場をとりますか?
A. 日本財務戦略センターは、売主オーナー様の利益を最優先に検討する立場を貫きます。仲介業の構造的な利益相反論点については仲介契約 vs FA 契約の構造分析で詳述しており、DD 費用負担の判例実務は東京地裁 DD 費用判決の射程でご確認いただけます。必要に応じて第三者の公認会計士・弁護士・税理士等の専門家をご紹介し、買い手寄りに偏らない査定体制を整えます。中小企業庁中小 M&A ガイドラインの遵守事項に則り、適切な情報開示を行います。
共通Q10. 対応エリアは限られますか?
A. 全国対応可能です。首都圏はもちろん、各地方都市でもご相談実績があります。オンライン面談と現地訪問を組み合わせ、所在地を問わず売主様のペースで進行します。まずは所在地を問わない無料相談をご利用ください。
本記事Q11. M&A実行時に経営者保証が自動で解除されない場合、具体的にどのような手続きを、いつまでに進める必要があるのでしょうか?
A. 経営者保証の解除には、M&A実行日から10営業日以内に金融機関へ相談を行い、60営業日以内の解除を目指す個別交渉が不可欠です。このプロセスを怠ると、数年後に残債通知が届き、保証が残存していたと判明するケースが多発しています。
本記事Q12. 経営者保証の解除には「3要件」だけでなく「特則4要件」も考慮する必要があるとありますが、これらはどのように関連し、特に事業承継M&Aで注意すべき点は何ですか?
A. 全国銀行協会ガイドラインの「解除3要件」に加え、M&A・事業承継時には「事業承継時に焦点を当てた特則」の「特則4要件」も適用されます。特に「二重徴収原則禁止」や「前経営者保証の見直し義務」は、売り手オーナー様の引退後の生活設計に直結するため、買い手との交渉において重要な論点となります。
本記事Q13. 2024年8月の監督指針改正により、金融機関の経営者保証解除への対応は具体的にどう変わったのでしょうか?
A. 2024年8月30日の金融庁・中小企業庁監督指針改正により、金融機関はM&A成立前後で経営者保証の解除・移行に関する相談を受けた場合、ガイドライン等に留意した「適切な対応の検討」が義務付けられました。これにより、金融機関側がより積極的に解除に向けた検討を行う姿勢が求められることになります。
本記事Q14. M&A実行後の経営者保証解除手続きにおいて、買い手側が期限内に対応しなかった場合、どのような不利益が生じるのでしょうか?
A. M&A支援機関協会(一般社団法人M&A支援機関協会)の規約では、譲受側がM&A実行日から10営業日以内の相談や60営業日以内の解除を行わない場合、特定事業者リストに最低10年間自動登録される可能性があります。これは買い手側の信用に大きく影響するため、M&A契約書(SPA)において解除義務を明確に定めることが重要です。
本記事Q15. 記事で述べられているように、経営者保証の解除は複雑で、業界団体の限界や法体系整備の不足といった課題もある中で、中小企業オーナーとしてどのように対応を進めるべきでしょうか?
A. 経営者保証の解除は、貴社の財務状況や金融機関との関係性、M&Aの具体的な条件によって対応が大きく異なります。ガイドラインの理解に加え、金融機関との交渉や買い手との契約条件調整には専門的な知見が不可欠です。具体的なケースについては、M&A支援機関や弁護士等の専門家にご相談いただくことを強くお勧めいたします。

📅 本記事の情報基準日

本記事は 2026年4月25日 公開時点の情報に基づきます。税制・法令等は改正される場合があるため、最新の制度・税制は公的機関の公式情報をご確認ください。

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