北海道エリア 建設業 M&A

北海道エリアで建設業の
M&A・事業承継を
ご検討のオーナー様へ

北海道エリアの建設業許可業者数は 19,586 社(令和 6 年度末)、建設投資額 3 兆 5,929 億円(うち公共 59.7%)、就業者数約 23 万人。札幌圏への集中と広大な国土の広域分散が並存、除雪インフラ維持・北海道新幹線札幌延伸工事(2030 年度予定)・千歳 Rapidus 関連工場建設需要と、全国屈指の特殊市場を形成しています。

北海道エリア 建設業 M&A

北海道エリア 建設業 マーケット概況

許可業者数

19,586 社(全国 2 位)

公共工事依存

建設投資の 59.7%

後継者不在率

65.7%(全国最高水準)

就業者数

約 23 万人

北海道エリア 建設業 M&A の広域論点

① 除雪インフラの崩壊リスク

札幌市推計で 2027 年に除雪従事者 2 割減・2037 年に 4 割減。除雪業務維持の社会的必要性から M&A ニーズが急増中。

② 千歳 Rapidus 半導体工場関連工事

2 兆円超の大型製造業投資に伴う用地造成・建設工事・周辺インフラ整備が活発化。関連工事実績のある業者が M&A プレミアム対象。

③ 北海道新幹線札幌延伸(2030 年度予定)

函館〜札幌間の大型土木需要が継続。ゼネコン下請けポジション固定化が中小企業価値を下げる側面も。

④ 公共工事依存構造と経審点数

道内建設投資の約 60% が公共工事、経審 P 点・完工高実績が事業価値に直結。受注格付けの承継可否が DD の中核。

⑤ 2024 年問題と人材統合 M&A

時間外規制で単独施工困難な中小業者が急増、技能者在籍を目的とした人材統合型 M&A が加速中。

北海道エリア の地域特化ページ

都道府県・政令指定都市別に、地域固有の業界団体・市場特性を踏まえた論点を解説しています。

都道府県

北海道

政令指定都市

札幌市
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うちは土木の許可を、三業種抱えて回してきた。
経管も専技も、わしと数人で揃えてきた番号や。
息子は都会に出て、もう戻らんと言うとる。

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公共工事を取るのは、経審のランクが命綱や。
わしが抜けたら、完工高も経験年数も崩れる。
入札から外されたら、職人の仕事をどう賄うのか。

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2024年の四月から、時間外は年720時間が上限になった。
でも工期は変わらん、60時間超えれば割増も五割。
このままでは、原価が利益を食い潰してしまう。

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鉄筋工も、型枠大工も、もう皆60代になった。
あと五年で、現場が回らんようになる。
段取りは、わしの頭の中にしか残っていない。

concern_5_courage

銀行の融資には、個人保証が付いている。
10年以上、一緒にやってきた職人がいる。
畳むだけが、終わり方ではないと知っておきたい。

一人で抱え込む必要はありません。
会社を守り、職人を守り、
許可と入札資格を守り、社長の次の人生を設計する。

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建設業許可・経審評点・入札参加資格、
職人の雇用継続と技術の存続、
そして経営者保証の解除まで。

行政庁・金融機関・元請への事前調整と
買い手との条件交渉を一体で設計し、
承継後の現場混乱を未然に防ぎます。

いま、建設業に
起きていること

DATA & CONTEXT

市場の規模感
建設業許可業者は全国 479,383業者(令和6年3月末、前年比+0.9%、国土交通省)。そのうち 知事許可業者が90%以上を占める中小・地域密着型の業界構造です。建設投資額は2025年度で 75兆5,700億円(前年比+3.2%、日建連)見込みと公共・民間ともに堅調で、地域インフラの維持を担っています。
経営者の高齢化
建設業の社長平均年齢は 60.5歳60代以上が50.6%を占めます(帝国データバンク 全国社長年齢分析調査2024)。さらに就業者479万人のうち 55歳以上が37%に達し(日建連)、経営者と現場担い手の引退時期が一斉に重なる「建設業版2025年問題」の渦中にあります。
後継者不在と倒産の急増
建設業の後継者不在率は 59.3%帝国データバンク2024)で、全業種平均52.1%を大きく上回ります。2024年の建設業倒産件数1,924件で過去10年最多(東京商工リサーチ)。そのうち 従業員5人未満が約75%を占め、小規模工務店・専門工事業者の事業継続が深刻な局面に入っています。
第三者承継は確立されつつある選択肢
事業承継・引継ぎ支援センター(公的機関)の建設業の成約件数は2023年度で 261件、構成比12.2%と業種別で上位(中小機構)。ゼネコン・準大手・地場大手による中小取り込みが加速しており、「会社は親族にしか渡せない」という時代は終わりつつあります。許可番号と経審評点を引き継いで地域インフラを担いたい買い手企業が、確実に育ってきました。

承継スキームの
2類型と特徴

SCHEME COMPARISON

建設業の承継で最大の論点は、建設業許可番号と経審評点・入札参加資格をどう引き継ぐかです。会社の法人形態とスキーム選択により、許可番号がそのまま継続できるか、行政庁の認可が必要かが分かれます。早い段階で経管・専技の体制を整えておくことが、選択肢の幅を広げます。

承継スキーム 許可・入札資格 特徴
株式譲渡
(最も一般的)
そのまま継続 法人格存続のため建設業許可・経審評点・入札参加資格をそのまま維持。経管・専任技術者が引き続き常勤すること、役員変更届の30日以内提出が条件。買い手の信用力で取引先・金融機関との関係も安定しやすい。
事業譲渡+承継認可
(2020年10月改正)
認可で引継ぎ可能 2020年10月の建設業法改正で承継認可制度(建設業法第17条の2)が新設。事前に行政庁の認可を受ければ、許可番号を引き継いで譲渡できる。認可期間は 1〜3か月を要し、経審の継続受審(1年7か月以内)も必要。
経管・専任技術者の要件
建設業許可の継続には、経営業務の管理責任者(経管)と専任技術者(専技)が承継後も常勤していることが必須です。社長が経管を兼ねている場合は、譲渡前に後任の経管候補(5年以上の経営経験者)を社内に確保しておく必要があります。買い手側に有資格者がいる場合は引継ぎがスムーズですが、いない場合は社内の役員・幹部を計画的に育成する設計が重要です。
経営者保証の解除
建設業の運転資金融資には、ほぼ全件で経営者個人の連帯保証が付いています。M&A時には、経営者保証ガイドライン2024年改訂版を根拠に金融機関へ解除を申し入れます。買い手の信用力・財務状況によっては解除が認められやすく、解除されない場合でも段階的な保証解除(一部解除・期限付き解除)の交渉余地があります。最終的な保証解除の可否は、金融機関の審査・税理士弁護士等の専門家にご相談ください。

行政手続きの実務
「許可番号と経審」を
どう扱うか

REGULATORY PRACTICE

建設業M&Aの最大の論点は、建設業許可・経営事項審査(経審)・入札参加資格の三点セットの取扱いです。株式譲渡なら原則そのまま継続しますが、変更届・継続受審・更新申請のスケジュール設計を誤ると、入札参加資格を失うリスクがあります。行政庁との事前調整を綿密に行うことが、承継成否を分けます。

①建設業許可の変更届
建設業法第11条・第17条)
所管:国土交通大臣/都道府県知事
株式譲渡では法人格が継続するため建設業許可番号はそのまま維持されますが、役員変更・経管変更・専技変更については30日以内の変更届出が必要です。届出を怠ると許可取消リスクがあります。

事業譲渡の場合は、2020年10月施行の 承継認可制度(建設業法第17条の2)により、事前に行政庁の認可を受けることで許可番号を引き継げます。認可期間の目安は 1〜3か月で、承継予定日の3〜6か月前から準備を開始するのが実務上の標準です。
②経営事項審査(経審)の継続
建設業法第27条の23)
公共工事入札の生命線
公共工事の入札に参加するには、経審の評点(P点)が命綱です。経審は 毎事業年度終了後に受審し、評点の有効期間は 審査基準日から1年7か月です。承継により完工高・経営状況・経営規模・技術力の評価が変動するため、承継後の経審受審スケジュールを誤ると 有効期間が切れて入札参加資格を失うリスクがあります。

当社では、承継スキーム策定段階から経審の受審時期と入札参加資格の更新時期を組み込み、空白期間を作らない設計を行います。
③競争入札参加資格の更新・承継
地方自治法施行令第167条の5)
所管:各発注機関(国・都道府県・市町村)
公共工事の入札参加資格は、発注機関ごと(国・都道府県・市町村)に申請が必要で、有効期間は 2年または3年です。株式譲渡では資格はそのまま継続しますが、商号変更・本店所在地変更・経審評点の変動があれば、各発注機関への 変更届・更新申請を漏れなく行う必要があります。

事業譲渡の場合は、原則として新規申請扱いとなる発注機関が多く、承継認可と並行して各発注機関への事前相談が必要です。
④社会保険の加入確認
(2022年以降、許可要件化)
未加入で許可取消リスク
建設業許可の更新・新規取得には、健康保険・厚生年金・雇用保険の加入が必須要件です(2022年10月以降)。未加入の場合は、許可申請の段階で加入指導の対象となり、改善されない場合は 許可取消・更新拒否のリスクがあります。

M&A時には、買い手による労務DDで未加入リスクが指摘されることが多く、譲渡対価の減額要因になり得ます。承継準備段階で加入状況を整理しておくことが重要です。
⑤建設業退職金共済(建退共)の引き継ぎ
職人の退職金原資の継続
建退共は、職人個人ごとに退職金が積み立てられる業界共済制度で、共済手帳・証紙で管理されます。株式譲渡では契約はそのまま継続しますが、事業譲渡の場合は新事業主への 名義変更手続きが必要です。

職人にとっては自身の退職金原資の継続を意味するため、承継前後の説明と手続きの確実な引継ぎが、職人の雇用継続の信頼にも直結します。
⑥職人・現場スタッフの労働契約承継
2024年問題(時間外労働上限規制)への対応も同時整理
株式譲渡では 労働契約は自動承継されますが、事業譲渡では一人ひとりから個別同意を得る必要があります。雇用条件(給与・勤務時間・勤続年数の通算・退職金引継・有給休暇引継)について、買い手と事前に擦り合わせ、可能な限り 現在と同等以上の条件で継続雇用される設計を最優先で交渉します。

2024年4月以降の 時間外労働上限規制(年720時間)への対応・割増賃金(60時間超50%)の精算・36協定の見直しも、買い手と一緒に設計します。
当社の役割
上記の手続きは、行政庁(国交省・都道府県)・各発注機関・年金事務所・労働基準監督署・建退共本部・金融機関等、複数の窓口に分かれます。当社は、これらの届出スケジュールを 承継契約・引継ぎ計画と一体で設計し、税理士弁護士行政書士・社会保険労務士等の専門家と連携してサポートします。社長は現場を続けながら、安心して引継ぎを進めることができます。

「廃業」と「承継」の
収支比較

CLOSURE vs SUCCESSION

引退を考え始めた社長から最初によく頂くご質問は「そもそもうちの会社に値段がつくのか」というものです。比較すべきは、第三者承継の対価ではなく、廃業した場合のコストです。建設業の廃業は「ゼロ」ではなく、施工中工事の瑕疵担保責任や重機・リース残債を考えると、通常はマイナスから始まる選択肢になります。

廃業シナリオ vs 第三者承継シナリオ(参考概算・案件ごとに変動)
廃業の場合(支出側)
承継の場合(受取側)
施工中工事の瑕疵担保責任
同左
住宅瑕疵担保責任10年・
引渡後の補修対応義務が残存
買い手会社が瑕疵担保責任を承継
株式譲渡の場合)
重機・車両処分費
同左
産業廃棄物処理費・解体費・
運搬費で数百万円規模が発生する場合あり
事業価値の一部として評価
承継対価に含まれる可能性
リース・割賦残債
同左
重機・車両・ICT機器のリース残債を
一括返済(解約金含む)
買い手がリース引継ぎを選択する
場合は解約金不要
職人・スタッフ退職金
同左
解雇予告手当(30日分)+
勤続年数に応じた退職金
雇用継続を交渉できる場合
退職金支出は発生しない(または承継)
建設業許可経審評点・入札資格
同左
価値ゼロ
(許可廃業届で消滅)
対価評価の中心要素となる
(許可業種数・経審P点・入札格付)
概算収支
同左
数百万円〜数千万円規模のマイナス
になる場合があります
プラスの対価を得られる
可能性があります

※上記は典型的な傾向の整理であり、個別事例の数値は許可業種数・経審評点・完工高・受注地域・職人構成・重機保有状況等により大きく変動します。参考レンジ:年商3億円・営業利益1,500万円・時価純資産5,000万円のケースで、「時価純資産+営業利益×3年」概算で約9,500万円のレンジ(推定)となる場合があります。当社では、初期相談時に 廃業シナリオと承継シナリオの収支比較を整理し、判断材料をご提供します。最終的な税務処理の確定は、顧問税理士公認会計士にご確認ください。

「価値がつかないのでは」という思い込み
多くの社長が「うちは小さい工務店だし、許可業種も少ないから値段はつかんだろう」とおっしゃいます。しかし、買い手にとっては、地域に根を下ろした建設業許可・経審評点・入札参加資格・熟練職人・元請との取引関係は、新規参入の初期投資(許可取得5年・経審評点積み上げ・職人採用・元請開拓で数千万円〜数億円規模)と比べて極めて魅力的な選択肢です。受注エリアに対して受け手が確実にいるか、まずは無料相談で確かめていただくことをお勧めします。

代表からのメッセージ

MESSAGE

代表取締役 五十嵐 悠一
代表取締役
五十嵐 悠一
京都大学経済学部経営学科 卒業
日本CFO協会認定 プロフェッショナルCFO / M&Aエキスパート
損害保険ジャパン本店営業部(企業リスク・法務)
→ 東証上場M&A仲介会社で多数の成約を経験
→ 2020年5月 日本財務戦略センター創業
判断は、急がせた瞬間に歪む。

建設業の承継は、重機や完工高の数字を超えて、許可番号と職人、そしてご自身の人生を引き渡す行為です。

建設業許可の承継認可、経審評点の維持、入札参加資格の引継、長年支えてくれた職人の雇用継続、元請・下請への説明――。
仲介者には、建設業法労働基準法経営者保証ガイドラインを踏まえた行政手続きの設計と、買い手・売り手・職人・元請の各当事者間の調整が同時に求められます。

中小企業庁 M&A支援機関登録 事業者/M&A支援機関協会 正会員として、業界ガイドラインに則り、オーナー社長の利益を第一に考え、税理士弁護士行政書士・社会保険労務士等の専門家と連携して進めます。

まずはご相談だけでも。
代表の想いを詳しく読む →

成約事例

CASE STUDIES

CASE A
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土木工事業・新潟県
60代後半、年商4億400万円。
経審のランクを落とさずに、誰かに渡せないか。」
株式譲渡:地場準大手グループ入り許可・経審・入札資格の継続
「現場も職人も、入札枠も、そのまま残せた。」
CASE B
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建設コンサルタント・広島県
60代、売上6.4億円。
「技術者の高齢化で、後を任せられる相手が見つからない。」
株式譲渡:上場グループ入り + 全技術者の雇用継続
「技術者の処遇も、官公庁との関係も、
そのまま残せた。」
CASE C
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内装リフォーム業京都府
60代、売上6億円。
「職人の高齢化と、施工管理の後継が同時に来た。」
株式譲渡:同業グループ入り + 屋号・施工体制の継続
「屋号も、職人も、地域に残せた。」
以下の業種・形態のご相談もお気軽にお待ちしております

土木工事/建築工事/大工工事/とび・土工/
鉄筋工事/型枠工事/鉄骨工事/
電気工事/管工事/内装仕上工事/塗装工事/
防水工事/造園工事/解体工事/
建設コンサルタント/設計事務所/リフォーム

関連業種のM&A特化ページ

リフォーム・塗装業物流・運送業自動車整備工場

※各事例の譲渡対価は概算値です。弊社の成約実績および業界の
平均的な成約条件を参考にしており、実際の対価は
BS/PL(貸借対照表・損益計算書)、
許可業種・経審評点・完工高・
受注地域・職人構成など、
個別要因により変動します。

もっと事例を見る →

渡し方を設計する、
4つの柱

FOUR PILLARS

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許可・経審DDの
専門対応

建設業法・経営事項審査・入札参加資格の枠組みのもと、許可業種・経審評点・経管専技要件・入札格付といった建設業固有の論点を踏まえた、現実的な承継スキームを設計します。

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職人の雇用継続
条件の交渉

熟練鉄筋工・型枠大工・現場監督等の雇用継続を譲渡条件として明文化。給与・勤続年数通算・退職金引継・建退共承継まで、買い手と事前に擦り合わせて契約に組み込みます。

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経営者保証の
解除支援

経営者保証ガイドライン2024年改訂版を根拠に、承継時の個人保証解除を金融機関と交渉。完全解除・部分解除・期限付き解除の選択肢を、買い手の信用力と合わせて設計します。

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完全成功報酬
着手金ゼロ

成約時以外、ご負担はいただきません。最低手数料700万円で、譲渡対価1,000〜3,000万円帯の小規模工務店・専門工事業者の案件もご相談いただけます。ご判断の撤回は最後まで自由です。

ここまでお読みいただいた方へ
判断が固まっていない段階でも、ご相談だけでも構いません。
「自分の会社ならいくら?」「うちの段階で何ができる?」が気になる方は、お気軽にどうぞ。
無料相談・お問い合わせ →
まず企業価値をセルフ試算する →

直近の業界動向

RECENT TRENDS

2024年問題(時間外労働上限規制)
2024年4月から建設業にも 時間外労働上限規制(年720時間、特別条項月100時間未満)が適用され、違反には罰金・懲役の罰則があります。月60時間超の割増賃金率も 50%に引き上げられ、人件費負担が増加しています。工期の見直し・週休2日制の定着・施工体制の効率化が、業界全体で同時進行しています。
i-Construction 2.0(ICT建設の本格化)
国土交通省i-Construction 2.0を打ち出し、2040年度までに省人化率3割・生産性1.5倍を目標としています。ICT施工・BIM/CIM・自動運転建機・ドローン測量等の導入が公共工事から本格化しており、ICT対応の遅れは入札評価・受注機会の差につながりつつあります。承継時には買い手のICT投資余力が、中長期の競争力を左右します。
大手・準大手による中小取り込みの加速
ゼネコン・準大手・地場大手による中小建設会社・専門工事業者の取り込みが拡大しています。背景には、職人不足・ICT投資負担・2024年問題対応コストの増大があり、グループ化による経営合理化のメリットが顕在化。受け手の選択肢は、地場準大手、上場ゼネコングループ、PEファンド系の建設プラットフォーマーと多様化しています。最新の動向については、日本建設業連合会・全国建設業協会、および当社にご確認ください。

隣接エリア × 建設業 M&A

広域営業をされている場合、隣接エリア専門ページもご参照ください。

東北エリア(6 県+仙台市)

全国版 建設業 M&A ページへ戻る →

お問い合わせ

北海道エリア 建設業 M&A のご相談

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監修・執筆

五十嵐 悠一株式会社日本財務戦略センター 代表取締役)
損害保険ジャパン本店営業部を経て、東証上場 M&A 仲介会社で多数の成約に従事。2020 年 5 月に株式会社日本財務戦略センターを創業。日本 CFO 協会認定プロフェッショナル CFO。
→ 代表挨拶・経歴詳細

登録・所属

中小企業庁 M&A 支援機関登録事業者/一般社団法人 M&A 支援機関協会 正会員中小 M&A ガイドライン第 3 版 遵守

公開・更新

公開日:2026 年 4 月 24 日 / 最終更新:2026 年 4 月 24 日

免責事項

本ページは 北海道エリア 全域の広域動向を整理したものです。個別案件の判断は各地域固有の事情を踏まえ、顧問税理士公認会計士弁護士、または弊社までご相談ください。

建設業M&Aの注意点

建設業のM&A・事業承継には、許認可承継専門資格者の確保・運営基準充足・契約上の地位移転など、業種固有の注意点があります。実務上もっとも問題になりやすいポイントを整理しました。

  1. 1

    経営業務の管理責任者の資格要件と常勤性の絶対的必須性

    建設業許可取得・維持の最重要要件です。令和2年10月改正後も、常勤役員として建設業経営に関する5年以上の経験を有する者が必須です。M&A後、当該人材が退職・転職した場合、許可そのものが失効する重大リスクがあります。クロージング前に該当人材の継続就業契約を確実に締結し、退職時の後継者育成計画も契約に盛り込む必須です。

  2. 2

    専任技術者の営業所ごと配置と最低資格要件

    各営業所に『建築士資格』または『建設関連実務経験者』として認定される専任技術者を常勤専従で1人以上配置することが法定要件です。M&A交渉時にすべての営業所の技術者情報を確認し、資格要件未充足営業所がないか確認する必須です。当該営業所があると、建設業許可変更申請が却下される可能性があります。

  3. 3

    事業承継申請の2ヶ月前~25日前という申請期限の厳密な遵守

    建設業の事業承継(承継人への地位移転)申請は、計画日の2ヶ月~25日前に提出する必須があります。期限を外すと承継が遅延し、営業停止期間が生じます。クロージング日程決定時に直ちに申請準備を開始し、都道府県建設業課に事前相談して受付期限を確認する必須です。

  4. 4

    経営業務管理責任者の変更時は変更通知(令和2年改正後の緩和内容も併用)

    経営業務の管理責任者が変更する場合、変更通知を提出する必須があります。令和2年10月改正により、常勤役員の経験要件が緩和され、『5年以上の経営補佐者』で代替可能な場合もあります。ただし、緩和要件の適用可否は都道府県で判断が異なるため、事前確認が必須です。

  5. 5

    営業所名義・代理人変更に伴う宅地建物取引業法との接合部の確認

    建設業が宅地建物取引業も兼業している場合、建設業許可変更に伴い宅建業免許の変更手続きも並行して実施する必須があります。営業所名義変更の申請タイミングが異なると、一時的に名義齟齬が生じ、両許可の信頼性に影響します。同時に進行する必須です。

  6. 6

    営業保証金(納付証)と経営事項審査(経審)の継続条件

    建設業許可取得後、営業保証金を供託し、その納付証を許可当局に届け出る必須があります。M&A後、新運営者が供託を引き継がず、または納付証を失効させた場合、許可が失効します。また、500万円超の公共工事受注には経営事項審査(経審)が必須で、M&A後の経営体質変化により経審評点が低下するリスクもあります。

  7. 7

    下請負契約・労災保険・勤務地の継続確認と法定福利厚生の整備

    M&A後、既存の下請業者との契約関係、労災保険の保険関係、職人の勤務地が変更されないか確認する必須です。新運営者が既存契約を引き継がない場合、職人の失業手当や保険加入の空白期間が生じるリスクがあります。建設業特有の法定福利厚生(労災保険・雇用保険・健康保険)の継続をM&A契約で明確化する必須です。

※上記は建設業M&Aで実務上問題になりやすい論点を整理したものです。個別案件では他にも検討すべき事項がございます。一次相談は無料でお受けしておりますのでお気軽にご相談ください。