葵祭と事業承継

Pocket

公開日:2023年5月11日 /最終更新日:2023年5月11日

葵祭

コロナウィルスが5類指定となり、各地で公的行事が再開されている中、京都三大祭のひとつである葵祭が今月行われます。
葵祭は、約1400年前に始まったとされる古い歴史を持つ祭りで、私も学生時代、参加したことがあるのでとても懐かしいです。
5月15日には、平安時代の装束をまとった斎王代や勅使などが京都御所から上賀茂神社まで巡行する「路頭の儀」が行われます。
この行列は、京都の文化や伝統を継承してきた象徴とも言えます。

葵祭の起源は、6世紀に国内が風雨に見舞われたとき、賀茂神の祟りであると占われたことにあります。
天皇は賀茂神の祭りを盛大に行うよう命じ、その結果風雨はおさまり、五穀は豊かに実りました。
それ以来、賀茂神は国家の安泰や国民の安寧、農業やさまざまな生業を守る神として崇められるようになりました
1

葵祭は平安時代には国家的な行事として重要視されました。
当時「祭」といえば賀茂神社のことを指し、源氏物語や枕草子などにもその風情が描かれています。
斎王代は未婚の皇女や王女が務めることが多く、物語では光源氏も勅使を勤めたことがあります
2

葵祭はその後も度々中断されながらも復興されてきました。
江戸時代には内裏宸殿や牛車などすべてに葵の葉を飾るようになり、「葵祭」と呼ばれるようになりました
3
明治時代には岩倉具視によって再興され、現在では5月15日に固定されています
4

葵祭は古くから続く京都の伝統的な祭りですが、その魅力は今も色あせません。
平安時代の装束や牛車が都大路を行く姿は、見物人たちを魅了します。
特に斎王代は葵祭のヒロインであり、十二単姿で腰輿に乗る姿は圧巻です。
毎年斎王代が誰に決まったかはメディアでも大きく取り上げられます
5

日本の中小企業の現状

一方、企業も文化や伝統を継承していくことが重要です。
しかし、後継者がいないと承継できないのも事実です。
日本では、高齢化や少子化により、後継者不足が深刻な問題となっています。
経済産業省によると、2025年までに事業承継が必要な中小企業は約240万社に上りますが、そのうち約半数が後継者が見つからないという状況です。

そこで、事業承継の方法のひとつとして注目されているのがM&A(合併・買収)です。
M&Aとは、企業同士が資本や事業を統合することで、相互に強みを生かしたり、新たな価値を創出したりすることを目的とした取引です。
M&Aによる事業承継では、後継者不足に悩む企業が他の企業に自社の事業や資産を譲渡することで、事業の存続や発展を図ることができます。

企業文化の承継と注意点

しかし、M&Aによる事業承継には注意点もあります。
特に重要なのが企業文化の継承です。
企業文化とは、企業の理念や価値観、行動様式などを表すもので、企業のアイデンティティや競争力にも関わります。
M&Aでは、異なる企業文化を持つ企業同士が統合されることになるため、文化の衝突や摩擦が起こりやすくなります。
これは、従業員のモチベーションやパフォーマンスに影響し、結果的にM&Aの失敗につながる可能性があります。

そこで、M&Aによる事業承継を成功させるためには、企業文化の継承に力を入れる必要があります。
具体的には、以下のような取り組みが有効です。

  • 事前に両社の企業文化を分析し、類似点や相違点を把握する。
  • 両社のトップリーダーが統合後の共通のビジョンや目標を明確にする。
  • 両社の従業員に対してコミュニケーションを密に行い、不安や疑問を解消する。
  • 両社の優れた文化や慣習を尊重し、新たな文化や価値観を創造する。

葵祭と事業承継の共通点とは?

葵祭と事業承継は一見関係ないように見えますが、実は共通点があります。
それは、古くから受け継がれてきた文化や伝統を大切にしながらも、時代や環境に合わせて変化や進化を求められるということです。
葵祭はその点で見事な成功例と言えるでしょう。平安時代の装束や牛車が都大路を行く姿は、今も多くの人々を魅了します。
しかし、葵祭は単に過去の形式を守っているだけではありません。
中断や復興を繰り返しながら、時代の変化に対応してきました。
例えば、江戸時代には葵の葉を飾るようになり、「葵祭」と呼ばれるようになりました。
また、明治時代には岩倉具視によって再興され、現在では5月15日に固定されています。
このように、葵祭は伝統を守りつつも革新を重ねてきたのです。

事業承継も同様に、過去の実績や功績だけでなく、未来への展望や可能性も考える必要があります。
特にM&Aによる事業承継では、企業文化の継承が重要です。
企業文化とは、企業の理念や価値観、行動様式などを表すもので、企業のアイデンティティや競争力にも関わります。
M&Aでは、異なる企業文化を持つ企業同士が統合されることになるため、文化の衝突や摩擦が起こりやすくなります。
これは、従業員のモチベーションやパフォーマンスに影響し、結果的にM&Aの失敗につながる可能性があります。
そこで、M&Aによる事業承継を成功させるためには、両社の優れた文化や慣習を尊重し、新たな文化や価値観を創造することが必要です。

葵祭から学べる教訓は多いかもしれません。
なお5月に行われる有名なお祭りは浅草の三社祭と福岡の博多どんたくがありますね。
これらも文化を受け継いできた例だと思います。
企業文化継承のために弊社ではM&A仲介支援サービスを提供しているのでお気軽にお声がけください!

 

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

過去ブログ抜粋

  1. 帝国データバンク:「新型コロナウィルス関連倒産」動向調査

  2. ゼロゼロ融資の終焉とその後

  3. デューデリジェンス(DD/買収監査)について

  4. 総選挙後の岸田内閣の経済政策と中小企業に対する影響について(コロナ対策を中心に)

  5. 企業再生スキームとM&A

  6. 地域経済活性化支援機構(REVIC)とは